2025.03.31
「イマイ様
お世話になっております。
先日は、食器棚をご納品いただきありがとうございました。
その後、2回目の塗装も終え、現在は快適に使用しております。
食器棚の使い勝手はとてもよく、QOLが向上いたしました。
また、樹の色も、徐々に馴染んでよい感じに落ち着いてきた気がします。
塗装を終えた状態での写真をご参考まで送付させていただきます。
この度は、仕様や費用面も含めて様々な要望に丁寧にご対応いただき誠にありがとうございました。
イマイさんにお願いしてよかったと大変感謝しております。
また、何かお願いしたいものがある際は相談させていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
Kさん、うれしいご報告ありがとうございました。
2025.03.27
天板にセラミックを採用した独特のデザインのTさんのダイニングテーブルの記事と、
メリハリのある色使いで空間をきれいに分ける食器棚を作らせて頂いたYさんの記事と、
物静かな装いのキッチンと背面収納ですが、実は大胆な使い方がされているKさんのキッチンの3つの記事を掲載しました。
「クリスタルメープル」国分寺 T様
「うれしいけれどこそばゆい」練馬 Y様
「結婚記念日に」横浜 K様
もし、お時間ございましたらお読みいただければうれしいです。
2025.03.25
温かい日が増えて、葉が落ちて殺風景だった我が家の小さい庭も彩りが出てきました。
出猩々もみじの葉が開いてきました。小さいのにちゃんともみじの葉の形をしていて、パチパチと拍手をしているようでかわいくて好きです。毎年「こんなやり方で大丈夫かな。」と思いながら剪定しているので、無事に葉が出てきてくれると安心します。
昨年くらいから毎年咲き始めたつわぶき。黄色いお花がかわいくて好きです。昔は川辺だったという土地ですから少し掘ると石がゴロゴロ出てくるのですが、そんなところに自生するのですからたくましい植物ですね。実家のお庭にも咲いているようで、母と話が盛り上がりました。同じ植物の話ができるのは楽しいですね。
昨年の今頃、景色工房サフランさんに植えてもらったソロの木。実はドキドキしていたのです。森から我が家へ連れて来られて環境が合わなくて枯れてしまったらどうしようと。無事に葉の芽が出てきて、ギザギザの枝を見上げることができてうれしいです。また木陰ができるのが楽しみです。
昨年は我が家に来たメダカちゃん達にかわいそうなことをしてしまったので反省しているのですが、それをSNS上で知ったお客様のWさんがわざわざ届けてくださったメダカちゃん達は元気に過ごしています。「ほったらかしで元気な子たちなんで、きっと大丈夫ですよ!」とおすすめされた通り、無事に我が家でも冬を越せたようです。ありがとうございました。水草を剪定して、お水を少し変えました。この先メダカの家族が増えたらうれしいですが、元気でいてくれるだけで十分です。
先日、自宅の見学に来ていただいたお客様から、「土の庭、草むしりとかが大変じゃないですか?」というお話になりました。確かに、マンションに住んでいた時には無かったことで、しなきゃいけないことは増えましたが、私の場合は、子供たちの手が離れるタイミングでしたし、一日に全部やろうと思うと大変なので、「1時間だけ。」とか「この場所だけ。」とか30分から1時間くらいずつやるスタイルが合っているようです。あと、しゃがんだまま歩く運動をする時間だとも思ってやっています。草むしりだけに時間を費やしたのかと思うと損した気持ちがするのですが、それだけじゃなかったと考え方によってはプラスにもなりますし、何よりも、すっきりきれいになったお庭を見渡すときは気持ちがいいですよね。そういう視点でも我が家のことを見に来ていただけてうれしかったです。
我が家はお花が少ないので、今年度は子供たちの好きなお花を植えたりしてみようかなと思っています。
2025.03.23
さて、先日の鉄染めキッチンがいよいよ納品です。
キッチンの搬入をしている途中で、Sさんご家族でお子さんも一緒に現場にいらっしゃいました。ご主人自ら先頭に立って作業を進めているのですが、やはりリノベーションは細かい作業が多いそうで、来週のお引っ越しまでに工事が終わらないかもしれず、残りの工事は住みながら進めるということで取り急ぎキッチンの設置をさせて頂きました。
明日には設備屋さんやガス屋さんがつなぎ工事をしてくれる予定で、そうすればひとまず暮らしの基盤は整います。
キッチン自体もまだ未完成の状態で、このあとに私たちのほうで作り込んだ無塗装部分を同じように鉄染めする予定でしたが、「このままの印象もとても良いです。このままクリアで仕上げようかな。」と楽しそうにお二人顔を合わせておりました。
残りの作業、楽しんで頑張ってください。
2025.03.20
キッチンの打ち合わせを行なうということで、本日Sさんの現場まで出かけてきました。
朝からなかなか止まない雨が降り続いて、さらには小田急線も東海道線も遅延しているということで、少し早めに出発しましたら、なんだかとても早く着いてしまいまして、ぶらりと小田原の街を歩いたのでした。
前に駅前に来たのはいつかしら。だいぶきれいに印象が変わっていて、海外からの来られたのだろう人たちと学生さんと若い人たちでにぎわう活気あふれる駅前になっていたのですね。小田原城址公園の懐かしいこども遊園地を過ぎてもまだ時間が余ってしまって、住宅街をウロウロとしていたら、すてきな庭園が現れました。「旧松本剛吉別邸」と書かれたその大きなお屋敷が見学できるようでしたが、間もなく集合時間を迎えそうなので、後ろ髪を引かれる思い(後ろ髪はすでに淋しいのですが)で今日は通り過ぎて現場に。
初めて入らせて頂く瀬戸建設さんの現場ということで、監督のTさんとご挨拶すると、すでにガス屋さん、電気屋さん、設備屋さん、間もなく大工さんも到着。
そして、時間になるとSさんご夫妻と設計の後藤組設計室の後藤さんもいらっしゃった。
あら、てっきりキッチンの納まりを確認するだけの打ち合わせだと思っておりました。
するとT監督。
「えー、今日はSさんの上棟式を簡易的ではありますが執り行わせて頂きます。ここにお集まりいただいた各職の皆様の協力を得ながらよい家作りを進めてまいります。どうぞよろしくお願い致します。」
と、私も式に参加させて頂くことに。Sさんのごあいさつの後には私もお神酒を頂戴しまして、打ち合わせもこれからなのにたいへんありがたい。おめでたい。
それぞれの職人さんも顔なじみの皆さんのようで打ち合わせの感じも和気あいあいとした様子で、心地よい現場になりそうな予感です。
2025.03.20
先月から少しずつ取付作業を進めていたIさんの家具たちが先日の月曜日から今日でようやくひと通りの設置を終えることができました。
シキナミさんからお声掛け頂いた時に、大小含めて10台近くの家具やカウンターがあって、これほどの量を短期間で制作することに大きな不安があったのです。そのため、余裕を持たせてもらって昨年末から少しずつ作り始めてきた家具たちですが、今回ワタナベ君が頭に立ってみんなの協力を得ながら順調に進めることができたのでした。
私自身段取りで混乱しそうな部分があったりしたのですが、うまく彼がまとめてくれてすべて良い形になりました。ひとまず安心です。
6月にお引き渡しになるとのことで、もう少ししたら全体の様子が見えてきますのでその時が楽しみです。
2025.03.18
食器棚と合わせて隣の物入も使いやすく改装したYさんの記事を掲載しました。
「三姉妹かしら」練馬Y様
お時間ございましたらお読みいただけますとうれしいです。
2025.03.15
私にとって懐かしい町だった目黒にご新居を構えたNさんのキッチンのお話と、秦野でシフォンケーキのお店を併設した新居にキッチンを作らせて頂いたTさんの2つの制作例を掲載いたしました。
ご覧頂けましたらうれしいです。
「私たちの町」目黒N様
「シフォンの丘」秦野T様
2025.03.17
住宅街の旗竿地の我が家。
外観の全体像を見られる日が来るとは思っていませんでした。暮らし始めて6年目で初めてのことです。
旗竿地の竿部分、道路側のお家が売りに出されていて、取り壊されたからなのでした。
(その写真はまたお家が見えない状態になった時にお伝えしますね。)
玄関側の植栽、アオダモと出猩々もみじに葉がない時というタイミングの悪さで余計に丸見えなのでした。
家主のHさんとは一度も会うことはできませんでした。
この土地を購入した時から、不在で一度もお会いできたことはなく、ご近所の方のお話では、高齢の女性一人暮らしで、施設に入られて不在なのだということでした。
竿地部分に沿ってお庭になっていたので、
南天、薔薇、沈丁花、ブルーベリーなどどの季節も楽しめるような植栽で、お家に入るまでの間楽しませていただきました。ありがとうございました。
そして、この土地は売りに出されて間もなくしてから投資会社さんが買い取られたようで、ここに3階建高さ10メートルの単身者用の賃貸住宅を建てるのだそうです。わお…。
ちなみにここの土地、約100㎡は私たちが購入した当時より倍以上の金額になっていて驚きました‥。
そして、この先オーナーさんを見つけるにあたり、境界がはっきりしている物件でないといけないそうで、
境界の真ん中にあったブロックを取り除かせてもらい、相手の敷地内に敷き直すいうことになりました。
お家を取り壊した後、ブロック塀・柵の撤去、
その後、測量をやり直し、造成して建物を建てていくそうです。工期の予定は11月まで。
お隣の敷地との境界がない状態がこんなにそわそわと不確かな落ち着きのない感覚がするとは思っていませんでした。
でも煉瓦の草目地のダイカンドラと西洋芝が頑張ってくれています。
今まで、道路から玄関が見えなかったので、パジャマのまま鳥ちゃんに餌をあげに外に出ていたりしたので、丸見えなのはやり辛くなりました‥。
玄関を出るたびに急に道路まで開けている光景に慣れなくて胃がきゅ~となります。少しの間と思って慣れるしかないのですが。
防火壁として、お隣さんとの間と窓の横南側に作られたか壁の効果が絶大で、この壁がなければもっと外からの視線が気になっていたと思います。自分たちでは気づけないところでしたので、設計士の福原さんには本当に感謝しています。
メリット的なこともありました。今まで玄関側にある照度センサーで付いていた外灯の点灯時間が短くなりました。近くに建物がないと明るいのですね。電気代節約につながっていることでしょう。
造成されたら、お家を建てる間は足場が組まれると思うので、期間限定の丸見えな我が家暮らしを楽しめたらと思います。
2025.03.14
そして、こちらは昨日設置工事が無事に完了したTさんのセパレートキッチン。
ご実家のリノベーションということで、だいぶ前からお話を頂いていたのですが、私たちが忙しくなってしまっていることと、建築設計のお仕事をされているTさんご自身も仕事が慌ただしく、かつ自分たちである程度リノベーションを進めたいというだったのですが、なかなかまとまった時間が取りにくかったこともあって、ゆったりと工事は進んでいたのでした。
まずは、私の弟が塗装業を営んでおりますので、内部の塗り壁を再塗装し、そのあとにkotiの伊藤さんに今まで使っていたキッチンの撤去を行なってもらっていました。
そうして、私たちのキッチンができ上ったタイミングで、Tさんがオスモカラーを使って、この独特の色に塗装をされて、そうしていよいよ一昨日と昨日の2日間んで設置工事となったのでした。
3メートル近いシーザーストーンはなかなかの重量でさらにはちょっと変形しているものですから割れちゃいそうでおっかない。
1日目にノガミ君とワタナベ君が天板を載せる手前のところまで作業をしておいて、2日目にみんなでうまく運んで無事に載せることができました。
あとは明日伊藤さんのほうで給排水がガスをつないでもらって完了の予定です。
2025.03.14
ただいま制作している3500ミリあるSさんの壁付けキッチンは、レッドオークをおそらく鉄染めしたものだと思われます。
というのは、今回は設計士さんの指定で、いつも節のあるオークの突板を使う時にお世話になっている坂商会さんのオリジナルの突板を採用しているためです。今はもうすっかり抜けましたが、届いた時は酢の匂いがふわっと広がったので、おそらく鉄染めされているのだろうと思われます。
独特の表情と、手掛けの独特のデザインでとても引き締まった印象のキッチンに仕上がりました。
Sさんのご主人がリノベーションの陣頭指揮を執られて現場で作業されていて、手掛け部分や細かい部分はご自身であとから塗装して頂いて完成となります。
いよいよ来週設置工事に入ります。
2025.03.09
今月は設置工事の合間に家具の制作を行なうというような慌ただしさで、みんなうまく時間を見つけて制作を進めてくれていて、しっかりとした休息も取れないような状況で連日遅くまでの作業にもなっています。
そのようなわけで、この日曜日の取付は私とアキコの二人で。
Kさんとはお話を進めるうちにすてきな形になっていきました。
クルミの少しくすんだ表情を気に入ってくださったので、表面材はクルミで仕上げているのですが、天板にはもう少し固めの材を使いたいというお話が出て、タモを使うことに。極端な色の差はないのですが、使い込むことでじわじわとお互いの表情の良さが出てくると思います。それがまた楽しみです。
今回はKさんご自身で塗装を行なうということで、食器棚が取り付け終わる頃を見計らって、アキコが塗装方法をお伝えし、ご主人と奥様で手際よく作業を始めていったのでした。
途中ちょっと買い物があったので外に出たのですが、戻ったころには1回目の塗装はほぼ終わっている状態。よい感じです。
このあと2回目の蜜蝋を塗って完成。
こういうのって良いです。家具がもっと好きになる。
2025.03.09
いよいよ納品が立て続けに重なる3月が始まりました。
まずは技拓さんからご依頼頂いていたコの字のキッチン。
L字型キッチンやコの字型キッチンで一番悩むのはコーナーの納め方。コーナーの収納をどのように使いやすくできるかをかんげるのも悩ましいのですが、キャビネット同士がぶつかるコーナーの入隅の見せ方がいつも悩ましい。今回のこのOさんのキッチンはシンクと食洗機の周りに寸法の余裕がなかったので、いつもなら入隅のあたりは、引き出し同士が干渉したり、食洗機を空けてもぶつからないようにと40ミリくらいの逃げ寸法を取ることが多いのですが、今回はほかの側板と同じ厚みの21ミリで見せています。引き出しにハンドルをつけないデザインにしたので可能になった納まりです。
やはり見付が細くほかと揃うというのは美しいです。キッチンや家具っておおよそ同じような条件で構成されていくので、どのような形も大きく見ると大差がないように思えるのですが、こういう細部の納まりで見え方がきちんと美しくなっていってその形らしさが現れるように思えます。
もちろん、40ミリの時もきれいに見えるように心掛けますので、40ミリには40ミリの21ミリには21ミリのあるべき見え方があるのだと思うのです。
きれいに納まりました。ここから技拓さんが器具付けをしてくださって完了となる予定です。できあがりが楽しみです。
2025.03.07
先日、ダイスケさんにお家を整える作業をお願いしました。二か所、ドアの丁番の調整と、玄関の洞床の障子の調整です。
お家を建てている時のキッチンを取り付けた後の写真です。懐かしいです。
まずは、玄関からリビングに入る間のドアの調整です。壁が動いたのか、建具が動いたのか、ドアの木が痩せたのか、ラッチボルトがカチッと閉まらなくなってしまいました。
ドアと建具の間の埃は後できれいに拭き取りました。お見苦しくて失礼しました。
使っている丁番は、堀商店さんのオリーブナックル。
私「今乾燥しているからで、梅雨の時期になって木が膨らむなら別に気にしないけど。」
ダイスケさん「やだ。ドアが閉まらないの、気持ち悪い。」ということで調整することになりました。
(ちなみに、私、血液型A型、ダイスケさんO型です。)
ダイスケさん「1㎜くらいの板挟めば閉まるのではないかな。」ということで、丁番にサイズに作った部材を足して付けました。
丁番の金具を合わせてネジで止めるまでの間、ハルにドアを持ち上げていてもらいました。
(私は写真撮りたかったので…。一つ返事で応じる長女。しかも私より力強く安定している。ありがとう。)
調整後、無事ドアが閉まるようになりました。
続けて、洞床の障子の枠の調整です。障子の枠がいつの間にか外れていたのですが、木が膨らんで入らなくなってしまっていたので、削って調整しました。
障子の枠がずれていることに気づくことができたのはダイスケさんだけでした。
眼鏡をかけないと鉋の刃の調整ができないお年頃のダイスケさん。(1枚目の写真)
お客様のお宅ではちゃんとシートを敷いて作業しますのでご安心を。
建具の材料がヒノキだったようで鉋屑からいい香りがしていたので、器に入れてしばらく玄関に置いておきました。
玄関の洞床の障子を枠を付けたのは約1年前。やはり木という素材は1年季節を通しても動きますから、おおらかにその様子を受け止められるか、家族に調整できる人がいないと難しいのかなとも思います。
ちょっとした不具合は必ず出るものです。
その時に、ドアを外すことなく、丁番のネジの閉まり具合などで調整できる丁番などは本当に便利だと思います。ただ、用いた丁番のデザインから生まれるインテリアの雰囲気もあります。我が家のドアにはそういう丁番は合わなかったと思います。
どちらを選べばよいか悩ましいですが、私たちはお家の形を考えてくださった福原さんが進めてくださるものにしました。
暮らし始めて6年目の我が家。暮らしを整えた時のお話でした。
2025.03.04
昨日はひな祭りでしたね。早いものでハル20歳、チイ16歳です。
小さい頃はみんな集まって食卓を囲めていましたが、成長と共に子供の方が不在になりがちなのは、どこのお宅も同じなのではないでしょうか。(ハルは、ダンスサークルの大会に参加していて、翌日にお昼ごはんとして食べることでしょう。チイは塾で遅い帰宅でした。)
食卓につけるのが家族バラバラのタイミングになろうとも、習わしですから、お祝いの食事はちゃんと作りたいなと思っています。(年に1回このタイミングでしかお金かけてわざわざ用意しないのもありますし…。)
子供たちが小さいころに、ちらし寿司とお吸い物に何かプラスして~とリクエストを募ったら、「ナゲット。」という返事だったのでそれから恒例メニューになりました。今回、ラップでくるんで冷凍庫で固めた後包丁で切ってナゲットの平らな形を出すのが時間がなくて面倒だったので、そのままスプーンですくって揚げていたら俵型になってしまいました…。それはそうですよね。味はおいしかったです。
ちらし寿司の具を用意しておいて、チイに寿司桶の盛り付けをお願いしました。
昆布じめしていた鯛の切り身で真ん中にお花を作ってくれて、すてきな雰囲気にしてくれました。
(1枚目の写真です。)
飾る場所は吹き抜けの2階の収納の上です。
両親がプレゼントしてくれた立派なお雛様なのです。ありがとうございます。
灯りを付けましょ~ということで。雰囲気がありすぎてお顔が見えなくなってしまいますね。
お雛様は毎年節分が終わるとすぐ出していたのですが、今年は2月18日の雨水の日に出しました。
もうお年頃ですから、「この日に飾ると良縁に恵まれる」というところに重きを置きたいと思いまして。
こちらがハルのお雛様。髪を下ろしているいるのです。
こちらがチイのお雛様。髪を結ってある方です。どちらも美しくて見惚れてしまいます。
会社のショールームにも毎年、ダイスケさんの祖母、陶芸が趣味だったリツコおばあちゃんの手づくりお雛様を飾っております。手の平に載せて包むとなんだか心が落ち着くのです。
今年も家族みんな健やかにこの日を迎えられてよかったです。
そんな我が家の、家具屋姫のひな祭りでした。
2025.03.01
前回、2月中旬に設置工事に入らせてもらったIさんの現場に再び。1階の床が全面タイル張りなのでタイルが施工される前に取り付けられるものをつけておこうということで。
今回の取付はシンプルな納まりのものが多かったので心配は少ないのですが、気になっているのは、次回3月半ばに取付する予定のタイルの壁面に取り付ける家具たち。タイルの穴開けってなかなかおっかなくて、タイル用のキリを使ってもすぐに切れなくなっちゃうし下手すると割れや欠けが出ちゃう。特に磁器のタイルになるので、今までも割った経験のある私から見るとおっかないわけです。
それで、タイル絡みのところだけでも先行してタイル施工前に取り付けられるかなあ、なんて思っておりまして、ワタナベ君がタイル屋さんに相談していたのですが、タイル屋さんとても良いお人柄で、「できるけれども小さな入隅が手でカットすることになるから少しラフになるかもしれないよ。」とおっしゃって、そうだよね‥、私たちが後から付ければタイルはきれいに張れるものねえ、と思い悩んで、やはりタイルが張られてから取り付けすることに気持ちを決めました。いずれにしてもタイル後じゃないと施工できない家具もあるわけなので、気持ちを決めてすべてタイル後に割らないようにやろうではないかと。
でもすぐに切れなくなっちゃうタイルキリのことを思うとやっぱり不安で、タイル屋さんにお勧めを聞いてみることに。
そうしたら、タイル屋さん、手を止めて道具を見せてくださいました。
「キリはね、やっぱりすぐ切れなくなってしまうんですよ。だから、ホールソーがいいんです。」
「ホールソーですか!そんなに小さなホールソーがあるのですか・・。」
「はい、こういう形のものです。これをね、振動掛けないで回すんですよ。ホームセンターでも手に入りますよ。」
「なるほど。力で切削するというんもではなく、研磨して削り取っていくのですね。」
ということで、不安がひとつ消えてほっとひと安心。今度試してみましょう。
2025.03.01
先日、Sさんのタモのコの字型キッチンの設置が終わったばかりですが、3月は納品が続くのです。
こちらは技拓さんからご依頼を頂いていたOさんのナラのコの字型キッチン。ナラはランダム張りの突板を使用し、天板には、シーザーストーンの「4004 RAW CONCRETE MATT」を採用。コンクリートの斑紋が表現された天板で、皆様に好まれるカラーでもあります。
「不思議な順番」のJさんや「素直な家」のIさんのキッチンカウンタトップにも採用したカラーです。
そのシーザーストーンが先日無事に届きまして、ヒロセ君がすべて組み上げて本日家具チェック。上品な仕上がりになりました。いよいよ来週取付です。
2025.02.28
我が家の包丁は結婚当初に買った万能包丁3本セットを研ぎながらずっと使ってきました。
お魚をちゃんとさばけるようになりたいなと思いながら、万能包丁を研ぎながら使ってきました。
お魚用の包丁を使えばもうちょっとやりやすくなるのではないか?と思い、購入することを決めたのですが、お魚用の包丁と調べただけでもたくさん出てきて、どこの何がいいのかは全く分からず困っていたのです。
(実家で父が使っていた刺身包丁と出刃包丁は大きくて立派な包丁なので、我が家の包丁入れには入りそうにはありませんでした…。)
お料理研究家のヒラノさんのお家に伺う機会があり、キッチンを拝見させていただけたので、お魚をさばくのに使いやすいお勧めの包丁を教えていただきました。
我が家の包丁入れにも入る大きさの物でしたので、購入しました。
松井刃物さんの包丁。モリブデンステンレス製で少し重めでかっこいいです。
いつもは刃先を下に向けて立てて収納していますが、これはしばらく箱に入れて収納していこうかと思います。新しいもののえこひいきです。
早速、鯵を捌いてみましたが、よく切れる分、刃先や向きの運びが影響するのですね、難しい…。練習します。そして、盛り付け方も…。鯵一匹一人分だとお腹いっぱいになりますね。量の配分も、勉強します…。
NHK「教えてウエカツさん」のコーナーが好きでよく観ているのですが、
「捌くのがうまくいかなくて骨に身が残ってしまっても、あら汁にすればもったいなくありませんから。」とおっしゃっていた通り、そのおいしさに残念な気持ちが薄らぎました。
これからはこの方法で、目標はイサキくらいまでのサイズのお魚料理にチャレンジしていきたいと思います。
キッチンに新しいアイテムが増えるとうれしいですし、楽しいですね。
2025.02.23
このところかなり慌ただしくしていて、作業をスムーズに進めるために土日でも誰かしら工房で作業をしている状況だったのですが、ようやく3月末までの予定が見えてき始めたところでこの連休は静かな工房。
本日、都内からKさんがキッチンの相談にいらしてくださいまして、「ステンレスカウンターの天板が熱でボワンってならないように。」というお話が出ました。
私たちが使っているステンレス板は通常は1.2ミリのものを使用することが多いです。コストや面取りのバランスなどを考えてこの厚みになったのですが、それでも以前はボワンってなることがありました。ステンレス板自体に厚いものを置くことは全然問題ないですが、その下につける下地合板を接着する接着剤が耐熱用のものを使っていても熱で軟化することがあったからです。
そこで、それからは接着剤を変えてシリコン系の接着剤を使用しています。ただ、それでも特定のキッチン機器を組み込んだ時に熱の影響を受けたことがあったので、部分的にセメダインのスーパーXを併用したりしています。
これでけっこう天板はしっかりするのですが、シンク自体は1.0ミリで作ることが多いので、ここに熱湯を流すとボワンって言うことがあります。でも、排水管が耐熱ものでも熱湯でストレスを受けるので、できれば、パスタをお湯を捨てたりと熱湯を流す時はお水を流しながら湯切りしてもらえると安心です。
Kさんとの打ち合わせでそういうお話が出たのでちょっと思ったことを書いてみました。
そんな日曜日。写真は、ちょうど昨日横浜のSさんのステンレス天板と下地合板をプレスに入れてシリコンで接着していたのでその様子です。
2025.02.19
関西で設計のお仕事をされているSさんの学生時代の先輩が、今回Sさんのご自宅を手掛けることになったという経緯から、「都内で施工してくださる施工会社さんご存じないでしょうか。」と、キッチンだけではなく会社さん探しのご相談も受けることで始まったことご依頼。
ちょうどその時に内田雄介さん設計のH様邸のキッチンを手掛けていたのですが、その工務店さんの仕上がりがきれいだったことと、HさんとSさんのお住まいが比較的近いこともあって、お話をしてみたのです。そうしたら、とんとんとお話が進みまして、その施工会社さんである諫早建設さんがSさんのご新居を手掛けてくださることになったのでした。
そして、昨日と今日でおおよその取付が完了したのがこのタモのコの字型キッチンです。今回はリボスのタヤというシリーズでタモにしっかりとした色を入れています。環孔材なら色も入れやすいだろうと安易に思っていたのですが、突板と無垢では色の染み込み具合が大きく違って、なかなか着色の仕上げに難儀した部分がありましたが、こうしてきれいに納まりました。あとは、細かい作業を終えればすべて完了する予定です。
来月にはお引き渡しになるということで、全体の様子がもうすぐで見られます。
2025.02.19
ちょっと変わった機能金物を組み込んだ食器棚を作らせて頂いたHさんの記事と、
「矛盾した心地良さ」藤沢 H様
ナラのランダム張り突板とグレイジュの化粧板を使ってとても良い表情に仕上がったOさんの食器棚の記事と、
「小さな積み重ねがその人の形になっていく」世田谷 O様
4年ぶりに再会できたKさんのキッチンとそして新たに作らせて頂いたダイニングテーブルの記事の
「懐かしく思い出深く」草加 K様
3つのオーダー家具とオーダーキッチンの制作例をを掲載しました。
お時間ございましたらご覧頂けるとうれしいです。
2025.02.17
先日、設置工事が完了したNさんのキッチン。今日はいよいよそのお引き渡しの日でした。
包丁差しの取付位置をお持ちの一番長い包丁に合わせて取り付けましょう、ということで、無事にお引き渡しが終わったこのタイミングでお邪魔させて頂きました。
私もアキコも完成した姿をきちんと見るのは今日が初めてでしたが、うれしさよりも引き戸の反りが出ていないかどうかが私にとっては一番の心配でした。引き戸を取り付けたのは完成見学会が行われる数日前でしたので2週間ほどこのままになっていたはずですし、今の時期はけっこう乾燥していますからね。
すでに「幅の広いサイドパネルは少し縮んでいました。」って先日引き戸を取り付けてきた後にノガミ君から聞いていたので、取り付けるまで約1か月間ショールームで養生させていた引き戸でもちょっと心配だったのです。
「こんにちは、Nさん。」
「あっ、イマイさん!このたびはありがとうございます!どうぞ入ってください。」とNさんが招いてくださったリビングには試運転ということでペレットストーブがホクホクと焚かれていました。おぉ、これはより乾燥してしまうのでは・・。
と心配したのですが、引き戸は問題なくきれいに納まっておりました。ほっとひと安心したのでございます。
しかし、この環境になじむまで1年間くらいは様子を見てみないといけませんね、とNさんにお伝えしながら、包丁差しを取り付けて、浄水器をつないで無事にすべてが完了。
次はお引っ越し後にお邪魔させて頂きますね。
ありがとうございました、Nさん。
2025.02.16
先日、岡山県からの来客があったのです。私にとって、とっても特別な存在、kitobitoさんです。
kitobitoさんとは、お問い合わせをいただいたお客様の中で私たちでは遠方過ぎて対応が難しい方をご紹介させていただいたり(自分たちが勝手にしていたことなのですけど)、また、kitobitoさんが関東方面からお問い合わせがあり、自分たちの所では対応が難しい場合に私たちを紹介してくださったりする関係でした。
今までお会いしたことは一度もなくて、Website を拝見してご夫婦で運営されているので、勝手に親近感を持ってファンになり、SNS上でもフォローをさせていただいたりしていたのです。
今回奥様が東京まで来る用事があったとのことで、私たちの工房をに寄る時間作ってくださり、お会いすることが実現したのでした。前日にお電話をいただいた時には、自分たちが会いに行くことはあっても会いに来てくれることなんてないだろうと思っていたので、「はい?」と突然のこと過ぎて失礼な対応になてしまっていたかもしれません。すみませんでした。
ショールームと工房をご覧いただいて、制作中のキッチンや家具を見ながら、色々なお話をすることができました。ダイスケさんは現場から帰ってきてその後塗装屋さんへ行かなきゃいけなっかたので、ご挨拶を交わすだけでしたが、工房や現場での具体的な作業の様子はヒロセ君がお話してくれました。
私たちの会社の様子で大丈夫なのだろうか、と心配になったのですが、後日「ありがたい時間でした。」とメールをいただいたので安心しております。
同業者の人がわざわざ会いに来てくれるのってうれしいのです。数年前にsync-furnitureさんが来てくださったときも、同じようにキッチンや家具を作ることを生業として頑張っている人たちがいるのだ、と元気をいただきました。ありがとうございます。
米戸さんから、お土産にきびだんごと調味料をいただいたのですが、これからもお互いに頑張っていきましょうね、とエールをいただいたと思っています。
桃太郎のサルやキジや犬も、別にきびだんごが食べたいだけで桃太郎について行ったわけではないですよね。桃太郎が鬼退治に行くという目的について行ったと思います。
スタッフみんなで分けていただきました。ごちそうさまでした。
これからもお客様の望むキッチンや家具を形にして届けていくという目的に向かって進み続けていけそうです。すてきな機会を本当にありがとうございました。
次回は私たちが機会を見て伺います!その時はよろしくお願いいたします。
2025.02.16
今年のヴァレンタインデーのメニューは、ハル作成のクッキーシューと3種のチョコ、チイと私で焼いたシンプルチョコレートケーキでした。
ハル「私サークルの合宿行っちゃうからヴァレンタインデーいないんだよね。何がいい?」
ダイスケさん「何でもいいよ。」
私「シュークリーム!」
ということで、聞かれていないのに答えた私の案が採用されました。
チョコは、ラム酒とソルト入り・いちご・マーマレードジャムが入ったホワイトチョコの3種類でどれもおいしかったです。
アルバイトとダンスサークルの練習時間の合間を縫って、動画を見ながらさっと作れるハルの身軽さと技術が羨ましいですね。タイミングが合わなかったので作っている時の写真が撮れなかったのが残念ですが。
そして、初めてチイと焼いたチョコレートケーキ。
ご存じの通り、我が家は長女ハルがお菓子作りが得意でよく作っているの環境なので、次女チイはやり辛いだろうなとは日頃から思っていたのです。機会をみて聞いても「私はいい。」という感じでしたし、ダイスケさんに言わせると、私とハルがキッチンでやんややんやとしている中には入りづらいよ、と言われる環境なのでした。ごめんね…。
チイひとりで家にいる時には台所を使っているようでした。
今回ハルが合宿に出かけて留守でしたので、やってみようと思えたようでした。
その日、材料とレシピ本をテーブルの上に出しておいたのです。
チイ「お母さんケーキ焼くの?」
私「うん。一緒に焼く?」
チイ「ううん。」 一回目断られる。
各材料を計量して、卵とバターを室温に出して置いていると、
チイ「これから焼くの?」
私「うん、やる?」
チイ「…。(うなずく)」 二回目で同意。
うーん…、私はチイの性格やこのペースをわかっているのでよいのですが、高校生活では最初の声掛けで答えられないと色々なチャンスを逃す気がするので心配になりますが、これも彼女の性格なので仕方がないですよね。
今までも興味はあったようなので、参加しづらい環境にしてしまっていて申し訳なかったのですが、今回一緒に作れてよかったです。何より私が楽しかった。チイもできるじゃんと確認できましたし。
これからも機会を見ながら一緒に台所の立つ機会が増えたらいいなと思います。
そんな我が家のヴァレンタインデーだったのでした。