2015.09.25
昨日は、2回目のSさんの取付工事でした。
人工大理石と言うのは、継ぎ目を消して一体に見せることができることも大きな特徴。
今回のSさんのキッチンの形はまさにその加工が必要な独創的なデザインなので、自分たちだけでの施工は難しい。ということで、松井さん登場。「はじめまして。」
「昔はねコーリアンの工場に勤めていたのだけれど、今はこうして現場を回っているのさ。どんな施工もやっちゃうよ。」と鼻歌まじりに作業を進めてくださいます。
その間も、「おっ、重いでしょ。手伝うよ!」と私たちをサポートしてくださったりと、こう、ドシンと構えている姿を見て私も見習わなくてはいけないなあ、と勉強になったのでした。
その作業は、溶けた樹脂と硬化剤をよく混ぜて隙間に充填して、固まったら余分な樹脂を削り落として研磨して仕上げていくのですが、今回のカウンターはすべて磨き仕上げになっているので、少し粗目のヤスリから徐々に番手を上げて、最後はコンパウンドをつけてポリッシュ。
消えた継ぎ目を見て、すごいねえ、と私たち。ありがとうございました。
残すは、ピカピカの扉たちの取付と真っ黒でピカピカしたテレビボードカウンターの納品だけ。もうすぐ終わりです。
2015.09.22
シルバーウィーク、残り1日ですね。
お留守番ばかりじゃかわいそうなので、今日はこども達とハイキングへ。
チイがバテてしまうのでは?と心配していたのですが、「おかあさん、はやく~。」と言われてしまうほど終始元気に歩いていました。
「こども達のために」と思ってお出かけしたのに、自分が1番リフレッシュできた気がします。
2015.09.22
いよいよ来月から製作が始まるMさんのキッチンの最終確認として、Mさんのご新居を設計されているHOUSE 0さんにお邪魔してきました。
今回はアイランドキッチンなので、工事の終盤に設置するということで、各業者さんとの複雑な絡みはないので、打ち合わせは順調に終わりましたが、問題はカウンター。
今回は、表面にナラの節アリ材を使った表情豊かなキッチンになる予定なのですが、カウンターにはコーリアンを使って、シンクも同じく人工大理石のシンク。
Mさんのリビングは2階。
「搬入をどうしようかと悩んでいまして・・。」
「そうですね、人工大理石だものね。重いよね・・。」とHOUSE 0の代表の大浦さん。
「重いですね・・。」
「そうですか・・。」
帰ってからメーカーの加工場に相談すると、80kgを越える重さになりそう。
今まさに加工しているこのSさんのカウンターよりも重いのか・・。
どうしよう。
悩ましい。
2015.09.21
シルバーウィークということで道路が混み始めてきましたが、このところ取付工事が続きで、みんな製作のほうもなかなか手を付けられなかったりして、てんてこ舞いな毎日。
どうにか平日2日間くらいはお休みを出せそうだけれどかなりタイトな毎日です。
今日は、鶴川のSさんのリフォームの現場に。壁付けのコンロがあるキッチンとシンクがあるアイランドキッチン、そしてダイニングのカウンターと、ボリュームが大きかったので、みんなで現場に。お掛けで今日の分は順調に終わりましたが、まだ原木さんにお願いしている塗装が仕上がってこないので、扉や引き出しの前板は今日はお預け。
あと2日掛けて仕上げる予定。
だんだん頭がグルグルしてきました。
みんな、頑張りましょう。
2015.09.19
多摩のIさんのところまで食器棚を設置してきました。
今回初めて使ったのが、このカウンターに使った石のような柄のメラミン。
メラミン化粧板も最近は魅力的な柄のものがあって、天然素材の表情の良さも素晴らしいですが、こういった化粧板にしか出せない表情が良く出ていました。波目のような柄と黒い色が私もIさんも思っていたよりも上品で、(うまく写真で表現できていませんが・・。)その色に合わせて、照明のリングもブラック、コンセントもブラックにして、とても静かな印象の食器棚に仕上がりました。
引き出しも真ん中の大きなステンレスの底板張りのものだけソフトクローズのレールを使い、他の引き出しはプッシュオープン(押すとポンッ!と出てくる引き出しです。)なのでハンドルをつけないため、とてもすっきりとした印象に、また吊戸棚の扉も大きな横長の扉が上に開く形で1枚の板の存在感が良く出て、こちらもとてもすっきりとした印象になりましたね。
2015.09.18
エバーさんから預かった天板に足をつけて大きなダイニングテーブルに加工させて頂きました。
この涼しい曇り空の中汗かきながら、どうにか広い庭から搬入完了。
重いのですよ、無垢材って。この厚みでこの幅になると、それはもう。
この大きな一枚板、重量だけじゃない重みがあります。片耳を落とす前は幅が1メートルは越えていました。直径1メートル以上の木って言うとどれほどの高さに育ったのだろう。
それをパッと割って「一枚板のテーブルです。」っていうのは簡単だけれど、ここまで育つのはきっとこのひとにとって大変だったはず。
その覚悟をもって作らないとね、その覚悟を持って使わないとね。
だってこのひとこの前まで生きていたんだから。
2015.09.15
二俣川のCさんのキッチン設置が今日で完了。
無垢材の良いところはその豊かな表情。でも反面、必ず季節によって動きます。動かなければ木じゃないものね。
特にキッチンのような水場で、今回のCさんの用のオイル塗装仕上げならその動きが顕著な場合も。
それでもみなさんは、オイル塗装で、無垢材を使った仕上がりが大好きです、とおっしゃってくださる方が多くいらっしゃいます。
それほどの覚悟をもってキッチンを使ってくださるのだから、うれしいことです。
で、さっそく来週は昨年設置したDさんのキッチンんバックパネルのメンテナンスに。
この1年でパネルが数ミリ延びちゃったのです。おそらくもう戻らなそうなので削ることに。
見込みが甘かったかな。
2015.09.15
少し懐かしい印象のブックシェルフタイプのスピーカーを作らせて頂いた記事と、
節のあるオーク材を荒々しいままで、またアイアンの表情もビートを残した荒々しい表情で仕上げたKさんのキッチンの記事と、
アメリカンチェリーの優しい色でキッチンとダイニングを整えたKさんの記事を掲載しました。
もしよろしかったらご覧になってくださいね。
2015.09.13
今日は倉見神社の神幸祭です。
工房の前が神酒所になっているので、今日はうちの駐車場も担ぎ手さん達の休憩所になります。
立派な倉見神社の御輿は浜降祭参加神輿の中でも最重量の御輿といわれているそうで神輿を下ろしてひと休みする担ぎ手さん達の肩のコブを見るとどれほどの重さか分かる気がします。
今年も私達と工房は神主さんの御祓いを受けることができました。
これからも私たちみんなが安全に家具を作っていくことができますように。
2015.09.11
昨日カナイ君とノガミ君が伺って残った細かい作業を終わらせて無事Tさんのキッチン設置工事は完了。あとは本日設備屋さんやガス屋さんが各種の配管接続工事を行なってくださってすべて完了の予定。
今回はTさんのお話しは急きょ動き出すことになったお仕事でして、リフォームが終わる日程までにはキッチンの設置がどうしても間に合わないというかなり無理のあるスケジュール。
そこで、リフォームが終わって、実際に暮らし始める8月末から、キッチンができあがるこの時期までは、不便ですが、カセットコンロと洗面室の水道を使って料理をして頂くことに。
昭和40年~50年に登場したシステムキッチン。
「システムキッチン」と言うと、調理に必要な機能が全てひと揃えになっていて、キッチン、と言うスペースにドシンと構えていて、ここに居ればどんな作業も簡単にできちゃう!っていうイメージがありますが、そもそも、お料理って、水が使えて、火が起こせれば、お料理はできちゃう。
昔は水場と火元は離れていたものですので、あっちで桶に水を張って、こっちのかまどで火を焚いてってやっていたのです。
「キッチンがない新居」なんて聞くと、ちょっと慌てちゃうかもしれませんが、実際はそんなことはないと思えるのです。
Tさんのこの間の暮らしの様子を聞くと、「だんだんとこのカセットコンロの暮らしも慣れてきちゃって、意外に何でもできるんだなあって思っていました。」とのこと。
私たちはキッチンに対して、本当はとてもシンプルなものなのに、大きな名前を付けてしまっているだけのかもしれない・・、なんてふと思ったりしました。
2015.09.09
朝から、可愛らしい気象予報士さんたちがどのチャンネルでも、「このあと、ボウフウ、ボウウが・・。」っていうものだから、どうしよう、どうしようってビクビクしておりましたが、無事に良い具合まで作業が完了。
だって、Tさんのご新居は古い集合住宅を改装するということで、昔ながらの奇数階しか止まらないエレベーターと庫内が小さなカゴでしたので、長さ2600mmの天板は6階までカナイ君とノガミ君と3人でえっちらおっちらと荷揚げしなければいけなかったのです。
風が強いと怖いなあってずっと思っていたのだけれど、今日の作業が終わるころにはお日様だって出ちゃったぜ。
おかげで、明日はもっと作業が残ると思っていたのに、早く終えることができそうでひと安心。
明日はカナイ君とノガミ君に任せて、私はエバーさんの現場を見に行きます。長さ4500mmの天板をどう製作、どう搬入するのか頭を悩ませてきます。
2015.09.07
シンプルなデザインの中にNさんの魅力がぎっしきりと詰まったキッチンの製作例と、
鉄と木を使って上品なテーブルを、ということで悩みながらうまれた美しいテーブルを作らせて頂いたMさんの製作例と、
インテリアコーディネートのお仕事をされているIさんのアトリエのようなキッチンの製作例を掲載させて頂きました。
また思い出深いエピソードをぐるぐると頭を巡らせて思い出しながら書いてみました。
よろしければご覧になってくださいね。
2015.09.06
納品のあとは、今朝焼いてくださったと言うイチジクのタルトを頂きました。
これはとても美味しい!
すらっとした美人さんが焼いてくれるお菓子だもの、よりおいしさが増すのでございます。
2015.09.06
追加で頼まれていたリビングのローテーブルの加工とキャビネットの加工。ローテーブルは、しっかりとした作りのとても良いものでしたが、Yさんのご家族で購入されたもので、ご家族が出られたあとでのこの部屋ではちょっと大きいということで、お預かりして簡単に持ち運べるように、さらには木で出来ていた脚をアイアンに変えてみました。
これで、Yさんのお部屋はひとまず完成。
続いてご依頼頂いている額縁はもうしばらくお待ちくださいませ。
2015.09.02
以前にキッチンを作らせて頂いたSさんのおうちのすぐ近くの山の上。
トラックもギリギリな山道を登ると、Oさんの家。
ここを間もなく解体して、そこに私たちのキッチンが入る予定。
Oさんは、同じくキッチンを作らせて頂いたNさんから私たちのことを聞いたのだそうです。うれしいことです、Nさんありがとうございます。
強烈な雨が一時上がって、空気が温まって、山が湯気をふいている。
山がほほぅって言っている。
気持の良い眺め。
2015.09.01
マーケットでお会いしてから時間を掛けて、2つの家具を作らせて頂いたSさんの製作例と、
シナを使ったとても透明感のある家具を作らせて頂いたSさんの製作例と、
とてもにぎやかで情熱的なKさんの魅力満載の製作例の3つの記事を掲載致しました。
もしよろしければご覧になってくださいね。
2015.08.31
この夏にコバヤシ君がとてもきれいに作ってくれた木のお皿「senbon」。
これはタモとセンの木のものですが、同じデザインでも使う木によって印象が変わりますね。
(センの表情には独特の縮みが表れてるのだそうです。)
これからのイベント時に皆さんに手にとって見てもらえる機会ができたらいいなと思っています。
イマイアキコ
2015.08.29
今から3年半前にキッチンを作らせて頂いたYさん。その時から相談されていた洗面室の家具がようやく実現。
もともとカウンターだけだった場所を生かして使いやすい収納に、ということで、最少の加工で最大の魅力になるように努めました。
ですので、カウンターの構造部分も配管部分もいじらないで、変則的に加工したキャビネットをススゥーッと下に滑り込ませて完成。
まるで最初から在ったみたいだ!
2015.08.27
窓を開けるとこの木々が護る公園が望める場所に新居を建てるMさんがうらやましい。
そのような魅力的な場所にキッチンを作らせて頂けるのですから、ありがたいことです。
2015.08.27
現在製作を進めているFさんの食器棚。
最近はこのクルミの表情を好まれる方が多いのですが、良い材が少なくなってきているのが現状。
大切に良いものを作ってゆかなければいけません。
2015.08.26
クルミと黒を基調にした私たちにしては珍しくグラマラスなキッチンを作らせて頂いたMさんの製作例と、
アキコのお母さんのご友人であるIさんからご依頼頂いたとても優しい表情の食器棚やカウンター下収納の製作例と、
以前にネコトンネルのあるLDKにキッチンを作らせて頂いたNさんからあらためてご相談頂いた階段状のシェルフの製作例の3例を掲載させて頂きました。
もし、よろしければご覧になってくださいね。
2015.08.24
今日は夏休みを利用して、ハルカ念願の料理教室へ、フリーハンドイマイでキッチンを作らせていただいた辻堂のkissacoさんです。
とても人気のクラスで、「夏休みが始まってから予約を…」なんてウカウカしているともう満席ばかり…危うく娘に怒られるところでした(汗)。
メニューは生地から作るラップサンド・コーンスープ・ポテトとレンコンチップス・オレンジカップゼリー。
Kissacoさんのクラスは、その月毎に季節を感じられるメニューで、どこの家庭でもすぐに作れるようにあまり特別な材料・道具を使わない気がします。
西原さんの人柄からか「友人のお家に遊びに行ったような」リラックスした雰囲気で、キッズクラスと言っても、大人が一緒に聞いていても頷けるくらいきちんと教えてくれます。
どの子も「再現しよう」と集中して取り組む姿が微笑ましかったです。
「楽しかったし、美味しかった。」
クラス終了後、駅までの道中、習ったことを私に伝えてくれたハルカ。
とても良い経験になったようです。
そんなステキな場所になっている料理教室に、うちで作らせていただいたキッチン使われているなんて、あらためてとても嬉しく思いました。
興味がある方は是非参加してみてくださいね。
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3さいからはじめる料理教室「KISSAKO」
blog:http://ameblo.jp/kissakocooking/
facebook:https://www.facebook.com/kissakocooking
湘南・辻堂の料理教室。
キッズクラス・ママクラス・親子クラス・保存食の会をご用意しています。
2015.08.20
今年はお盆休みを2回に分けて取らせて頂きまして、昨日と今日とで道志にキャンプに出掛けておりました。
お昼になればお腹が空くし、夕ご飯の支度がしづらくならないように日が沈む前に野菜を切ったりお肉を焼いたり、ご飯を食べて寝る支度をしたら翌日の日の出にきちんと起きられるように家にいる時よりも早く寝るし、こういう場所では時計を見つめるよりも、たしかに時間を感じることができるでしょう。
ご飯を美味しく食べることも、おしっこやうんちがきちんと出ることも、すべてひとつにつながっているんですよ。
私たちが生きていくために、行動を分かりやすいように細かく分けることも大切ですが、すべての流れがひとつにつながって自分たちが生きているんだってことを、なんとなく感じてもらえるとうれしいなあ。
2015.08.18
以前にテーブルやアイランドカウンターなどを作らせて頂いたMさんのご友人のUさん。Uさんは、そのMさんからお話を聞いて私たちにこのサイドボードのご依頼をくださったのですが、最初はやはり費用が高くなってしまうことからいろいろと悩んでいらっしゃったのですが、いざお願いしようと決めまして、私がお伺いしましたら、いろいろなイメージが膨らんで気持の良い家具が生まれました。
主に使うのはUさんのお母様。
パソコンはキーボードを引き出して使ったり、そのキーボードのテーブルはフタを外すと物がしまえちゃう。プリンタもしまっておいて引き出して使えたり、コンポのスピーカーに合わせたスペースや普段読む雑誌を置いておけるマガジンラックなど。
こういうアイデアや使い心地のストーリーは実際にお話ししないと生まれてこないもの。お母様、そしてUさんとお話しすることで、家具の形は豊かに膨らみ、この家のこの場所のための家具になったのでした。
今日は、その納品にアキコと二人で。ムラカミ君がここを巣立ってせわしなくなってしまった工場ですので、先日椅子を納品した時と同じく、「お届けする手伝いなら私もできるから!」ということで二人で出掛けたのでした。
我が家のちびっ子たちと一緒の賑やかさの中ではなかなか二人になる時間も少ないので、こういう時間も大切なのですね。
「恋は、遠い日の花火ではない」って、むかし長塚京三さんが出ていたお酒のCMに使われていた懐かしい言葉が浮かびました。
でもね、話すことは、やはり子供の話と、スタッフの話と、家具の話ですね。
みんなで力を合わせて頑張ります。
Uさんありがとうございました。
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