役を終えて

2015.04.28

本日、娘の小学校のPTAの総会があって、会長の役目をようやくきちんと終えることができました。
この2年の務めで今まで知らなかったいろいろなことを知ることができたし、いろいろな人とも出会うことができました。周りからはこういう活動は日々の生活の負担になる、というようなネガティブなイメージがあるようですが、何気なしに引き受けてしまったこの役は、思い返すと私にとってとても興味深い日々でした。もちろん、引き受けた当時は下心があって、工房がある寒川ではなく、自宅がある海老名でこの会社のことを知ってもらえたら良いな、なんて思っていたのですが、それ以上に同じ保護者のみんなから、近所の自治会のおじいさん、おばあさんから、そして学校の先生から元気をたくさんもらいました。
私が会長になる前に、前会長がこう言っていました。子供のことを思って活動することも大切だけれど、自分のために楽しんでやることが大切と。
その時はフーンと思って聞いていたのですが、この時期になってようやく分かった気がします。

先日Yさんの製作例に中でも書いたのですが、自分が楽しくするっていうことで思い出したエピソードがあるのです。
学校でも舞い上がりながら同じお話をさせて頂きましたので、またここで書かせていただきますね。
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昔、「トムソーヤーの冒険」というテレビアニメがやっていたのですが、そこでトムがこういうシーンがあったのです。
トムがポリーおばさんに頼まれてペンキ塗りをすることになったのですが、もちろん退屈なペンキ塗りにトムは嫌々作業を進めていたのですが、友人が通りかかった時に、トムはずる賢く思いついたのでした。
いかにも楽しそうにペンキを塗ってみせてみようと。
すると、友人たちはどうしてそんなに楽しいのだろう、自分もやってみたいってそう思ってくるのです。しかし、トムはそれでも作業をやめない。
「こんなに楽しいことを君たちに教えてあげるわけにはいかないよ。」
すると友人たちはそのトムの様子を見て、どうしてもペンキ塗りがしたくなって、「じゃあ、ほら、トム。これをあげるからさ。代わりにペンキ塗りをさせておくれよ。」とトムは渋々友人に刷毛を渡すふりをして、まんまと楽してしまう。
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結果的にトムのズル賢さが目立つお話で、子供の当時は「トムずるいなあ。」と思っていたのですがし、今こうして思い出すのは、楽しそうにペンキ塗りをしているトムを羨ましそうに見つめる友人たちの姿でして、自分が楽しそうにしている姿を見せるとみんなが興味を持ってくれるんだ、ってなんだか今更思い返したことがありました。
みんなが自然と、こういう活動をすることのほうが楽しいんだって、参加することにポジティブになってもらえたらいいなって思っているのです。
だって、役員さんたちの多くが実際にやってみると大変だけど楽しかったって言ってくださいましたから。

周りから見れば大変そうに見える作業でも、携わっている本人が大変で辛いって思うようならそれは負担にしかならないけれど、楽しいって思えればそれはやり甲斐になるのです。
楽しいってことがもっと分かってもらえるように活動していくことが私たちの今後の課題かも知れません。
今後はOBとして、みんなを支援してゆけたら良いなと思っております。
まずはみなさん、お疲れ様でした。
そして、新役員の皆さん、楽しく頑張ってくださいね。

今日はちょっとご馳走です。
アキコが準備をしながらこう言っています。「家族みんなで囲む食卓がそれだけでごちそうになるね。」

お久しぶりです、Nさん。

2015.04.27

15年近く前からお付き合いさせて頂いているNさん。
年月が経てば暮らし方も変わってきます。大きくなった息子さんの変則的な部屋をうまく活用したいということで、整理タンスとロフトに上がる階段をくっつけた収納。
「これから新たに少しずつ手を加えてゆければいいな。」というNさん。
家具と同様に気がふんだんに使われた建築のほうもそろそろ修繕の手を加えていかなければいけないところだそうで、どのような方にお願いすればよいのか分からなくて、とおっしゃっていたので、ちょっとしたアドバイスも。

お手伝いできることがあればまたいつでも声を掛けてくださいね。

今日のマーケットを終えて

2015.04.26

メールやfacebookなどでいつも皆さんからお便りを頂いていても、やはり実際にいろんな人と会ってお話を聞くことは、とても良い勉強になりました。
木の食器たちやiPhoneスタンドを見て、「魅力的な形ですね。」「木のお皿なんて温かみがある。」という声もあれば、「iPhoneじゃ音楽聴かないし。」「この値段なら、似た形がもっと手頃に手に入る」という声もあり、「わぁ。」って喜ぶ顔をしてくれる人もいれば、「ムッ。」と押し黙ったまま一通り見て過ぎてしまう人もいる。
私たちの知らないことや知らない人がたくさんいて、もっともっといろんなことができるんじゃないかって大いに勉強になりました。
日々の仕事もとても大切ですが、それ以上に何か自分たちのまだ知らない部分を探していくことを、もっと頑張っていかなくては、そう思えたのです。
そして、こんなこともありました。
「実はこの作品、昨年も購入させていただきました。facebookで「いいね」していつも見ていますよ。」
「これいいですよね。我が家で活躍していますよ。今回は何か新商品はあるのですか?」
きっとマーケットに参加していなければお会いすることができなかった方々とお話することができるのは、何よりも自分たちへのご褒美だと思っています。
皆様ありがとうございました。
次回は、5月2日(土)はさむかわ中央公園で「青空木工教室」、5月24日(日)はパシフィコ横浜で「ハンドメイドマルシェ」に参加します。
これからもよろしくお願いいたします。

家具屋が作った雑貨小物たち

2015.04.25

明日は相模大野クラフトアート市です。
私たちは「家具屋が作った木製雑貨」をコンセプトに手作り市に参加しています。
作品を手にとって、どうしてこの形かできあがったのか直接お話ができる機会です。

小物を変えると暮らしの変化を感じますよね。
そんな日常の中のちょっとした自分へのご褒美、「心の贅沢」をフリーハンドイマイから感じていただけるとうれしいです。

皆様お待ちしています。

イマイアキコ

二宮と茅ヶ崎と

2015.04.25

2015042500620150425007私がOさんのところに出掛けている間に、カナイ君とノガミ君が以前に家具を作らせて頂いた二宮のKさんのところにデスクをお持ちして、午後からは同じく以前にリビングボードを作らせて頂いたMさんのところにダイニングチェアとダイニングテーブルをお持ちしたのでした。
Kさんのテーブルは今回ノガミ君が製作を担当し、うちに入って日が浅いながらもみんなのアドバイスを受けながら試行錯誤しながら、きれいに作ってくれました。
Mさんのテーブルと椅子は、コバヤシ君が担当。彼はこの4月でようやく1年になったわけですが、飲み込みが早くとてもきれいに作業を進める。
野上君もじきにフリーハンドイマイの流れの中にスムーズに入ってくれる印象。
実はこの二人、昨年の木材加工コースの中でトップだったという二人。縁あって二人とも私たちのところで働いでくれることになったのはとてもうれしいことです。

私たちの家具作りは分業ではなく、一人が1台を最初から最後まで作る体制で進めております。もちろん、入社間もなくは勝手が分からないところでしょうから、サポートを受けながら自分のペースをつかんでいくのですが、そのペースをつかむために受けた技術やサポートをどう自分の中に取り入れるか、柔軟な考え方でみんなからもらった意見を自分のものにして、作業の先を読むことができるようになればどんどん仕事が分かってきます。
二人にはそれが分かり始めているようで、今からが一番楽しい時期なのではないかと思います。

Kさん、Mさん、本日はお邪魔致しました。またあらためてご挨拶にお伺いしたいと思います。

Oさんお早うございます。

2015.04.25

2015042500120150425002世田谷線はどこかのんびりしています。良い日和ということも手伝って、みんなどこかゆったり物静かに歩いております。松陰神社のそばに車を止めて、ポツポツと歩くと、かつてはお店だったような名残の家がちらほらあるのですがどこももうお店を閉めてしまっていて少し淋しくはあるのですが、その建物の佇まいがどこか風情があるのです。どのような通りを抜けるとOさんのお宅。
先日テレビボードと本棚を納品させて頂いたのですが、「棚板を追加したいのです。」とご連絡を頂き、それなら一度ご挨拶を兼ねてお伺いします。ということでお邪魔してきました。
「ここに越してくるにあたって、1/3ほど本を処分したのですが、まだ持ち込みきれないほどあるのです。」
なるほど、そういえば当初予定していたナショナルジオグラフィックをずらっと並べる予定のその本が1冊も見当たりませんものね。また何かありましたいつでもご相談くださいね。
引き出しの取り外し方やオイル塗装の家具のメンテナンス方法を実際に行ないながら説明して、戻ってまいりました。
Oさん、ありがとうございました。休日の朝からお邪魔致しました。

さて、帰って明日の準備をしなくては。

天井に届け、本棚

2015.04.24

5月に入ったら製作を始めるOさんの現場にお邪魔してきました。キッチンとバックカウンターもいつものように作り込んだ形なので難しい部分があるのですが、今回はこの壁一面に作る本棚で頭を悩ませております。
1階の床から2階の天井まで届くその形。そして、その本にどうやってアクセスするのって部分でウーン、とうなりながら現調。
大きな宿題です。

新しい製作例を掲載しました。

2015.04.24

ナラ柾目のシンプルなダイニングテーブル友人のような感覚で、キッチンを作らせて頂いたYさんのキッチンの記事と、

タモ板目のテレビが隠せるテレビボードそのYさんの希望でテレビが隠せて、さらにお子さんたちとの部屋の間仕切りになるテレビボードの記事と、

タモ柾目のリビングボードとデスク自宅で英語教室を開いていてその空間を使いやすく家具で構成させて頂いたKさんの記事の3件を掲載しました。
よろしければご覧になってください。

Kさんの現場もひと段落

2015.04.24

なかなかタイトなKさんの現場もこれで完了。
今年度からカナイ君がみんなを取りまとめてくれていて、この現場も彼の采配で無事に完了。
頼もしいプレイヤーになってくれました。

こんにちはFさん、そしてこんにちは熊崎さん。

2015.04.22

Fさんがお引越しされてようやくひと心地ついたということで、ご挨拶にお伺いしてきました。
「じゃあ、イマイさん。簡単ですがランチをご用意しますので召し上がっていってください。」
ということで、お昼時にお邪魔させて頂いたのです。

Fさんは建築設計のお仕事をされていて以前からとても良くして頂いている方であり何となく気心の知れたあいだ柄ですので、遠慮なく手作り料理をごちそうになってきたのです。
Fさんのキッチンは、いつも私たちが考えている形よりもシンプル。でもね、「ちょうど良いです。」っておっしゃってくださいました。
「今まで皆さんの形を考えている立場から、こうして実際に自分で考えて使う立場になると、その難しさや楽しさが分かりました。」
と言いながら、テキパキとテーブルの準備を進める手際よさ。まるで良い音楽を聴いているように心地良いです。

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「さあ、食べましょう。」
ということで、トマトとタコのペンネやポテトとナッツを使ったサラダと、そして、ベリーの入った自家製パンを頂きました。
その自家製パンは、青葉台のKona Salonの熊崎先生から教えて頂いたのだそうです。熊崎さんと言えば、最初のスタジオ作りでのいろいろなことが思い出されます。
「イマイさん、実は先日教室に行った時にこの日のことをお話ししたら、ぜひお邪魔させて頂きたいって、熊崎先生が来て下さることになったのですよ。」
「おぉ。」
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ということで、熊崎さんの教室が終わった15時にFさんの玄関から呼び鈴が鳴りました。
熊崎さんです。お久しぶりです!
新しいスタジオがオープンした時にお会いして以来でしたので、3年ぶりですね。初めてお会いしてからもう9年が経ちます。だからとても懐かしい。
「イマイさん、あの時はまだ独身だったんですから。」とFさんにお話しする熊崎さん。
「いあ、結婚しておりました。」
熊崎さんらしい空気を思い出しました。うれしいなあ。
Fさんのお仕事、熊崎さんのお仕事、そして私のお仕事、お互い楽しんでどうやってここまで来たのか、どうやってここから行くのか、そんなお話をしていたら、あっという間に良い時間。
また、お会いできる時を楽しみにしております。
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プチ祝い

2015.04.22

senkakuにはサラダを、oshikiにはパンを。」

昨日は小学校で会議がありました。
うちの学校は4月に引継ぎがあるのでいろいろ忙しく、その分スタッフのみんなにとってはいつも以上に忙しくなってしまったのですが、みんなのおかげでようやくきちんと役を終えることができそうです。
その会議は昨日で全て終了。月末に新しい役員さんを迎える総会があってそれですべて終わります。
会議の後は、自宅でHさんのソファのプランを考えたり、チアキの宿題を教えながら彼女とちょっとケンカしてしまって、チアキはふて寝してしまったり、その空気が分かったのがあとから帰ってきたハルカは何やら自室にこもって一人で宿題やらなにやらしていたり、アキコが夕方仕事から戻ってきてようやくみんなが口を開きだしたり、としているうちに、私の2年の務めがもう終わるということで娘たちの大好物のミートボールを家族みんなで作ってプチ祝い。

そう、今週末の26日の日曜日に開かれる「相模大野アートクラフト市」にも、このキッチン周りの食器たちを持っていきます。お時間のできる方はぜひ見にいらして下さいね。今回私たちは、駅を降りて真正面の駅ビル会場に居りますので。

KISSAKOさんのところへ

2015.04.20

辻堂のKISSAKOさんのところへ再び出掛けてきました。
先日、引き出しのメンテナンスに伺った時に、壊れてしまったタオル掛けを新しくしたい、ということでご相談頂いていたのです。西原さんとお話ししているといつも元気を頂くことができます。
「イマイさん!そういえば先日うさぎパンさんとお友達になりました!」
「おぉ。」
うさぎパンさんである高塚さんは、鵠沼でご自宅でインド料理を取り入れた天然酵母のパンを作っている作家さんで、私たちの展示会クレミルにもいつもパンを提供してくださるすてきな人。
(ちなみに明後日の水曜日の朝8時頃から、ご自宅前でうさぎパンが開店の予定です。行ってみたい人は、場所をお伝えしますので、フリーハンドイマイまでメールくださいね。)
その高塚さんが西原さんのパンの教室にいらして下さったのだそうです。
高塚さんのところに顔を出しに行くといつもKISSAKOさんのお話をしていたからなあ。
6年前にキッチンを作らせて頂いた高塚さん、4年前にキッチンを作らせて頂いた西原さん、時間を掛けてゆっくりとこうやって人と人は少しずつ強くつながっていくのだなあとしみじみ思います。

明後日もとても好きな人にお会いすることができるのです。
とてもとても楽しみです。

北へ東へ

2015.04.19

所沢の東、志木市のFさんのところまで打ち合わせに行くことになっておりましたので、なかなか子供達を遊びに連れて行けないなあと思い立ちまして、家族みんなで出かけることに。圏央道がつながったこともあって埼玉県までがとても近くになって、少し早めにFさんの家の近くまで到着できたので、それなら、ということでアキコと子供達を航空記念公園で降ろして、Fさんのところに。
実際にお部屋を見せて頂くと、2階への搬入は、外から吊り上げないといけないことが分かったり、ゴミ箱や冷蔵庫の関係が分かったり、(食器棚を作らせて頂くのです。)Fさんのゴミのまとめ方が分かったり、その暮らしている場所に入り込まないと見えてこないものがたくさんあります。お話を聞きながら、使いやすい形に修正して、一つの形がまとまりました。
もうお昼になってしまいました。
降り始めた雨の中、女子3名をピックアップして続いての目的地は、よみうりランドのそば。ただいまL型のキッチンをご依頼頂いている平成建設の大山さんから、今週末と来週末に開かれている川崎の現場見学会の案内を頂いていたので、立ち寄らせて頂いたのです。
アポイントメントなく、急に訪ねたにも関わらず、他にも見学されているお客様もいらっしゃるにも関わらず、丁寧にご説明してくださいました。
そして、「今井さんのキッチン、よく拝見させて頂いております。ぜひ今度ショールームにも伺わせてくださいね。」とうれしいお申し出。ありがとうございます。
今回のおうちも風がとても心地よく抜けそうな場所でした。そして、空気が対流する仕掛けや、トイレと洗濯機のレイアウトの面白さなど、また今度ゆっくりとお話を聞いて見たいところがたくさんでした。
お邪魔致しました。

内田さん

2015.04.18

1年ちょっと前にキッチンを作らせて頂いた内田さんが久しぶりにここにいらして下さいました。うれしいお知らせも持って。
それは、モダンリビングの最新号に内田さんの作品が掲載されたということ。
もちろん私たちのキッチンも掲載されておりました。うれしいなあ。

あらためて見ると、やはり内田さんの設計、気持ちよさそう。
気持ちよさそうと感じるのは、きっと風がスゥッと通りぬける印象が写真でも伝わってくるからかな。
私たちを訪ねてくださる内田さんや、先日キッチンを作らせて頂いた菊田さんや、いつもお世話になっているicaaさんや平成建設さんたちが共通して持っている空気があるように感じます。それがこの風がスゥッと通り抜ける印象が感じられることなのではないかと思っています。風が抜けるって、外とつながっている家って、気持ちが広々します。
そういう家にキッチンを作らせて頂けることは、本当にありがたいことです。

そして、今度は内田さんのご友人のキッチンのご提案をさせて頂けるということで、ご友人夫婦のZさんと一緒に来て下さったのです。
なかなか興味深い形になりそうな反面、どうやってきれいに作ろうか納めかたをうまく考えなくては。
良いキッチンになるように頑張りますので、Zさん、内田さんよろしくお願い致します。

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内田雄介設計室
http://www.u-architect.jp/

経年変化

2015.04.16

本日、目黒のTさんがオーディオボードの製作途中の様子を見に来て下さいました。
さて、どんな色にしようかな。と言う部分は実物を見てから決めましょう、ということにしていたのです。
一目見て頂いて、「おぉ、格好良い。」とうれしそうにうなずいてくださいました。
続いて入ってきたご友人のTさん(お二人ともTさん)も「おぉ、すごい。」とうれしそう。
そのあとにオーディオにまつわるいろいろなお話を聞かせて頂いたり、私たちのスピーカーを聞いてくださったりして、最後に「イマイさん、工房も見せて頂いても良いでしょうか。私そういうところ見るのが楽しみで。」
と言うことで、ご案内。
ここでこんなふうに家具を作っているのです、とご説明している間もTさんうれしそうに手押し鉋の写真を撮ったりして。
そして、不意に目に留まった作業台。
「おぉ、これは良いですね!」と。
「?」
それは24mmのラワンベニヤ。スタッフ一人一人のワークデスクとしてそのベニヤを敷いて使っているのですが、その印象がとても良いのだそうです。
「いやあ、こういうのって味があるじゃないですか。出そうと思って出せるものではないですから。」
ではではということで、プレス用に長年使ってきたの傷んだ合板やルーター加工の際に敷いている厚いベニヤを見て頂くと、お二人とも声を揃えて「おぉ、格好良い。」と。
ルーターの跡がついて半円になったり、放射状のミゾがついたりした板を見て、「そのまま飾りたいくらいです。」と。
私たちには、ただの作業用の板にしか思えなくても、見方を変えるとそこにできた跡やキズがその時間を表していてそこに深い味わいを感じてもらえるのでしょう。
「もし、この合板で良ければ差し上げますよ。だいぶ傷んで使いづらくなってしまいましたので。」
「本当ですか、それはうれしいです。」
と、お二人とも目をキラキラさせていらっしゃいました。
そのように本日はとてもうれしく、とても興味深い時間だったのです。

写真は、Tさんが写真を加工して、イメージに近い色を施してくださったもの。
この印象に近づくように仕上げます。今しばらくお待ちくださいませ。

Nさんのタモとステンレスのキッチンとダイニングテーブルとスツール

2015.04.15

2015041500220150415003先日キッチンの取付を完了した永山のNさんのところに、追加でご依頼頂いていたダイニングの丸テーブルとキッチンスツールの納品に行ってきました。
「イマイさん、キッチンとても使いやすくてありがとうございます。朝から晩までここに居るくらいです!」
ととてもうれしそうにお話ししてくださいました。
「でも、3人のお嬢さんもみなさんともきっとお母さんとキッチンで料理のお手伝いしたいんじゃないですか。」
「そう、娘たちも入ってくるんですけれどね、まずは、1ヶ月だけはここを私に独占させてね!って言っているんです。それくらいうれしい。」
私もそれくらいうれしい!

今回のNさんのキッチンは、どちらかと言うと作り込んでいないでとてもシンプルな形のキッチンだと思っていました。
でもこうしてお話を聞いてみると、Nさんの思い入れがたくさん詰まっていて、それが私たちにとってもいつもとても良いお土産なのです。
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例えば、この引き出し。今まで私が考えていた引き出しって、そのしまうもののサイズに合わせた適切な高さで作るほうが良いと思っていました。でも、Nさんの引き出しはとても深い。
「でも、これがいいんですよ。私のような大雑把な性格だと。」
物をしまう引き出し、というよりは、いくつかの複数の作業をするための道具がその状態でしまってあるのです。たとえば、カップに入れた10本くらいのスプーンがそのまましまわれている。曲げわっぱに入ったお弁当用の紙の仕切りがここに置かれていたり、カトラリーと調理道具が、ケースに分けられてこのひとつのスペースに混在していたり。何というか引き出しと言うよりは、ある作業をこなすワークテーブルがそのまましまわれているという感じ。だから、この引き出しを開けると、いくつかの決まった作業がすぐに行える、アプリケーションのようです。

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こちらは、バー付の洗剤ポケットです。いつもよりも幅を広くしたのは、水栓のレバーから滴り落ちる水滴がカウンターに落ちないで、そのままシンクに流れるようにしたためです。また、ポケットの底面もいつもよりも傾斜をつけて水勾配を取っているのです。

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引き出し式の食器洗浄機は使いにくいと感じていたNさんは、国産で唯一(かな?)フロントオープンタイプのハーマンの食器洗浄機を選びました。海外製のほど大きくないですが、出し入れはしやすく、またシンク下に食器洗浄機の配管が露出しないのもすっきりとできるので良いところです。

「もう、木の天板が使い込んで少しくたびれる感じや、このステンレスの汚れだって愛しちゃうくらい。それくらい気に入りました。」ってそれほど喜んで頂けるとは、たいへん大変うれしく思います。
お話しに出たバーベキュー楽しみにしております!

YさんのベンチのようなAV機器収納

2015.04.13

201504120022015041200320150412004先日、ベンチのようなAV機器収納を設置させて頂いたYさんのところまで、あらためて家具の使い方のご説明を兼ねてご挨拶に。
とても丁寧に使ってくださっている様子がよく分かりました。「でも、子供たちはこの上からよく飛び降りるんです。(笑)」とYさん。そうですよね、ちょうど良い高さだし。
今回長さ3500mmを越える天板とその収納を浮かせるように支えなくてはいけないと言うことで、苦労したのが収納の下の補強をどう見せたらきれいか、と言う部分。
脚が目立たないように、浮いているように見えて、それでもきちんと荷重を受けてくれる形。
それを意識しながらきれいにまとめたのです。
自分で言うのもなんですが、きれいです。

ちなみにデザインは、Studio Cittaさん。今回良いご縁があってお声掛け頂いたのでした。ありがとうございました。

Sさん、こんばんは。

2015.04.12

日が暮れてからは、Sさんのお宅にブラックウォールナットのローテーブルを納品。
さっそく奥様が天板を撫でながら「気持ちよいかたちと手ざわり!」と大きく喜んでくださいました。
これはうれしいお言葉。
ありがとうございました。

Kさん、こんにちは。

2015.04.11

2015041100220150411003先日朝早くからお邪魔させて頂いて、食器棚とリビングの壁面収納を設置させて頂いたKさんのところにご挨拶に伺ってきました。
やはり家具はその活躍している姿を見ることが一番良いですね。Kさんの好む色や形が2台の家具たちとこうして整うことで、「そうか、こういう空気になるんだ。」って感じることができるのです。
こうして皆さんからいろいろなことを教えて頂くことで、私たちの形が生まれるきっかけになっているのです。
ありがとうございます。

Aさん、おひさしぶりです。

2015.04.10

201504100042013年の秋にテレビボードなどのご相談を頂いていて、それから急に忙しくなってしまい、Aさんも私もなかなか時間が合わず、それから1年半も経ってしまいました。
このところ少し時間の余裕ができてきたので、とてもお久しぶりにAさんにご連絡。もう他の家具をご用意されていたのならそれで良いさ、と思っておりましたが、相変わらずAさんも忙しくしていて、あの時のまま止まったまま。
Aさんとは、もう8年も前からのお付き合い。あの時はお仏壇を置く台を作らせて頂き、それから、食器棚とテーブルを作らせて頂き、お客様と言うよりは、ご近所のきれいなお姉さんと言う感じでお付き合いさせて頂いておりまして、今回の家具もどこかのんびりと進めさせて頂いているのでした。
今日のお話しでひとつの形が見えてきました。繊細な脚のついたテレビ台。それとちょっと変わったキッチンワゴン。
夏頃には形になりそうです。

タモのアイランドキッチン

2015.04.10

20150410001ナチュラルウッドさんからのご依頼で、団地をリノベーションして、できあがる温かなこの場所にキッチンを作らせて頂きました。お施主様のMさんの要望もあって、タモの接ぎ板のカウンタートップにしたり、真鍮のハンドルや陶器の流しなど、手のあとが感じられるキッチンになる予定です。
設計、監理を担当された伊藤さんは、以前私たちにキッチンを頼んでくださったということもありまして、いつもとてもお仕事のしやすい環境を作ってくださいます。ありがとうございます。
また、Mさんのこの場所が完成したらお邪魔させてください。
よろしくお願いします。

相模大野アートクラフト市春の市に参加します

2015.04.09

新生活が始まってしばらくするとGWがやってきますね。

そのGWにフリーハンドイマイは会社の外に出店しますよ。

はじめは、4月26日(日曜日)「相模大野アートクラフト市春の市」に出店します。

昨年「秋の市」は落選してしまったので、今回1年ぶりに出店できるのが本当に嬉しいです。

詳細はこちら

http://sagamiono-artfesta.com/

そして、5月2日(土曜日)に寒川中央公園で「さむかわikiikiフェスタ」に参加し、青空木工教室を開きますよ。こちらの詳細はまた後日お知らせしますね。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

 

Hさんのタモとステンレスの食器棚

2015.04.04

本日、私は高井戸のYさんのところまで打ち合わせに、カナイ君とコバヤシ君は茅ヶ崎のIさんのところにキッチン扉を仕込みに、Hさんのキッチンには、ムラカミ君とノガミ君にスケッチ通りの(笑)食器棚を届けてもらいました。

Hさん、今日はお会いできませんでしたが、25日にあらためてお伺いしますね。
お会いできるのを楽しみにしております。

Nさんのタモの丸テーブル

2015.04.03

20150403002「3本脚のシンプルなテーブルにしてください。」と、先日キッチンを作らせて頂いたNさんからのあらためてのご依頼。脚の組み方をどうしようか思案しながらこの形に納まりました。
テーブルの下にちょこんと置かれているスツールも同じくご依頼頂いたもの。
Nさん、もうしばらくお待ちくださいませ。
まもなく塗装を始めます。