クルミの変形オーダーキッチン

2019.12.24

こういう変形家具を父はクセモノと呼んでいて、昔はそれこそこういう家具ばかり作っていましたね。
昔、まだ父が現役で頑張っている頃は美容院やカーディーラーのショールームの什器等の仕事が多く、こういった変形した家具の仕事がたくさんありました。
当時はパソコンもないし、小さな工房には大型の機械もないから、今回のKさんのような家具の場合はベニヤに原寸を描いてその寸法をいちいち確認しながら作業したものです。
今でこそ、CADで打ち出した図面は原寸と同じく使えるので、それを型板にすることができるようになりましたが、昔は曲面を出す場合なんて細長いベニヤで定規を作って、その先にハンドトリマーを取り付けて、そこから定規で半径をベニヤに墨出しして、支点となる位置にビスをねじ込んで、トリマーと一緒に自分もグルグル回って粉だらけになりながら1000Rやら2000Rの大きな円を切り出しておりました。
本当にもう手作りでしたね。
その曲面に切り出した板に細い柱となる芯材を立ててその上から曲げベニヤを貼って、そうして曲がった帆立や扉を作ったりしたものです。
おもしろくはありましたが、良い形を作っているのかどうかの自信は持ててませんでしたね。
住宅の仕事を主にするようになりましてからは、そういったクセモノに挑むよりは、しっかり素直な形で長く使える良いものを、と考えると、おのずと形はシンプルになっていったのですが、たまにはこういう変わった形をうまく納めるために頭を悩ませながら作るのも楽しいものです。
先日、制作を担当するカイ君と一緒に現場に行って現場でどう納まるのかをベニヤを持って型取りをしてきて、その方に合わせて木取りを確認しながら制作に取り掛かっています。
ここにステンレスのカウンターがつくのですが、うまく合うことを祈りつつ年を越すのです。

ウォールナットを使ったテーラーの什器3日目

2019.12.23

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金曜日、土曜日、そして今日と3日間掛けて行なった大きな什器の設置工事が完了しました。
今回勉強になったのは、テーラーというお仕事とその布地の見せ方。用途やデザインに合わせた生地を選ぶにあたって、その布をうまく見せる必要があって。それを設計の和知さんと相談しながら考えていったのですが、いろいろなお店でいろいろな見せ方がある。
布をぶら下げて見せるところ、布にたるみを持たせてボリュームやいろんな角度の表情で見せるところ、きちんと畳まれた状態のままコンパクトに見せているところ。
生地を見せる工夫に、フワッと取り外しやすくする工夫。
今回はお客様と和知さんとでイメージを積み重ねていって、私はあくまでもバックヤードから声掛けする形でデザインは進んでいったのでした。
最終的に黒い紙管とウォールナット削り出しの紙管受けを作って、それだけでも存在感がきれいに出る形になりました。
引き出しのハンドルはいつものようにKUMA鍛鉄工房さんの角槌目ハンドルで、より良い印象にまとまりました。

あとはトイレの洗面台の制作に年明けからこれから取り掛かります。

ウォールナットを使ったテーラーの什器

2019.12.20

さあ、今日はいよいよ平成さんの現場です。
朝4時30分に起きて支度をしたら工房へ向かいます。
今まで平成さんのお仕事は主に新築住宅や住宅やマンションのリノベーションに関わらせて頂いていたので、今回のような新築マンションは初めてです。
ということで大変久しぶりに朝礼に参加しなくては。
ヘルメットかぶって、ラジオ体操して、職長さんが作業内容を発表して、最後に「今日も一日安全作業で頑張ろう。」「オォ」というやつです。
父の時代のころには、まだインターネットで家具を知ってもらえる時代ではなかったので、よく集合住宅の現場に出入りしていました。
あの頃のマンションの現場ってなんかピリピリしていて苦手でしたね。
それに携帯電話も普及してないから、みんな大声で怒鳴るように仲間の名前を呼びあっていて、監督さんはトランシーバーだったっけ。
なかなか家具を作っているんだっている実感はなくて、ひたすら各住戸にシンプルな戸棚をつけていくだけの作業に先が見えないような気持ちを抱いていたっけ。
その頃に現場に比べると平成さんの集合住宅の現場はとても気持ちが良い、とあらためて気づかされました。
私たちのような一家具屋は現場には数日間しか出入りしないのですが、そのためにきちんと段取りしてくれて家具の保管場所を設けてくれたり、納まりと丁寧に記してくれたり、当たり前なのかもしれませんが、とても仕事がしやすい環境を作ってくれると言うのはとてもうれしい。
今でこそ業務内容が改善されている企業は多いと思いますが、それでもつっけんどんな現場も時折あったりします。
でも現場がきれいで、監督さんが気持ちが良い人だと現場全体が気持ち良い。
良いものを作ろうっていう空気になっている。
それが良いのです。
今日と明日と月曜日とで、大きな什器を2台設置する予定です。マンションの1階がお店になっていて、そこのショーケースとなるような家具を作らせて頂いているのです。
これが終われば、年内はあと1件設置工事があるだけかな。
頑張ります。

木工教室とは

2019.12.20

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今回のクレミルでは、木の板に焼ペンで絵を描き、突板のサンプル材を葉っぱの形に切り抜いて貼り、クリスマスカードを作るというワークショップもしていました。急にイマイダイスケが2日目に思いついたので、一部の方々にしか声をかけられなかったのですが、みなさん「こういうの楽しい!」とご家族ですてきなカードを作られていました。こういうワークショップもよいですね。

オーダー家具屋(最近はキッチン屋さんとも呼ばれますが。)の私達が木工教室をする理由は、はじめは、家具・キッチンづくりでどうしても出てしまう端材がもったいないな、何かに生かせないかな、ということだったのですが、
最近は、ここで私達が作ってますよということを伝えたい。また、「ものづくりは楽しいよ。でも理想の形にしようとすると時間も技術も必要。だからプロの人がいるんだよ。お仕事として成り立っているんだよ。」と確認できる場所になればよいなと思っているからです。
最近では、DIYの考えが広まったきて、ホームセンターで木工のレッスンを受けられる場所があったり、イベントなどでワークショップを開催する場所には必ず木工があったりします。木工が身近にあることはとてもよいなと思っています。
ところが先日、お客様から「イマイさんのところは皆さん1日かけてしっかりしたものを作られているので、本気じゃないと参加しづらいですよね。」というご意見をいただきました。
そうか、わかりやすいようにと思って皆様の制作したものを掲載していましたが、「これは気軽には参加しづらいな。」という印象を与えて、ハードルを上げてしまっていたのですね・・・。
私達としては、1年使ってきた皆さんの周りの木のものをまた来年も心地よく使えるように整えよう、というくらいの気軽な気持ちで参加してもらいたいのです。
「まな板が黒くなってきちゃったから、ちょっと削ってもらいたくて。」
「木のお皿がざらざらしてきちゃったから、磨いてオイル塗りたくて。」
「iPhoneスタンドのサイズが変わっちゃったから、大きくできるのかしら?」など、気軽に相談しに来てもらいたいです。
「家では普段やりづらいけど、ここに持ってくればちょっと気になっていることが直って、また暮らしで活用できるものになる。」というそういう時間にもしたいのです。
でも言われないと分からないし、伝わりませんよね。
次回からは毎回きちんと伝えていくことにしますので、まな板もって来てくださいね。(笑)
ということで、みなさん構えずにお気軽に遊びに来てください。

シナの食器棚

2019.12.19

実は最初に相談に来てくれたのがいつだったかはもう忘れてしまいました。
突然なった携帯電話を見ると、きちんと名前が表示されていて、出てみると何となく聞き覚えのある声のような‥。
「実は数年前に一度相談に伺ったNといいますが・・。」
何となく覚えのあるお名前で、たしかのその時お話を進めていた食器棚はどうなったんだっけ・・。
というのが、再びNさんと相談を再開するきっかけでした。
それから、いろいろと打ち合わせを重ねて、できあがったのがこのシンプルな食器棚。
できあがりはシンプルに見えても、ここに至るまでに食器のサイズ、吊戸棚の扉の開き方、吊戸棚の高さとリビングから見えるバランス、天板の素材、いろいろな部分で検討・確認を繰り返してこの形になりました。
ウェブサイトの制作例に並んでしまうと、どこか似たような形に思えても、その人にとってはその人だけの形です。
そういう写真では表現できない空気というか愛情のような塊をどうにか写真でここで表現できないだろうか。
心躍るような気持ちがそこにあるのですから。

クレミル2019 シュトーレンの食べ比べ

2019.12.18

今回のクレミルでは、(お写真右側から時計回りに)鵠沼うさぎパンさんのもの、大阪パンデビーミングさんのもの、鎌倉マザーズカフェさんのものと3種類のシュトーレンが揃いましたので、シュトーレンの食べ比べをしていただこうとご希望の方に試食をお出しすることにしたのです。
パンを買いに来た方にとってはシュトーレンは高価に感じてしまいますよね。
でも、このシュトーレン、使うドライフルーツやナッツなど持ってみると分かるのですが、ズッシリいろいろな味がいろいろな手間をかけて作られていて、食べてみるとその素晴らしさが分かるので、好きな方は迷わず購入されますが、そうでない方はやはりお値段を見てそのまま素通りされてしまうので、そこをどうにかしたいなという思いからでした。
お出ししてみると、「シュトーレンって初めて食べました。こういう味だったのですね。美味しい。しかもそれぞれ本当に味が違う。」という反応が多かったのです。
そして、私が勝手に「大人の食べ物」と思っていたのですが、小学生くらいのお子さんもぱくぱく食べている。(うちの娘2人はナッツアレルギーがあり食べられないのもあって、「子供は食べないもの。」というイメージでした。)家族みんなでおいしく楽しめるのだなということが分かると、「どれが好きだった?どれにしようか?」と楽しそうに迷いながら選んでくださるのでした。
皆様味の好みと気に入るポイントはさまざまでした。おもしろいです。
どうしてそんなに高くなってしまうのか、どんな味がするものなのか、食べたことなければおいしいかどうか、自分で手にしたいと思えるかどうか分からないものです。
あぁ、そういえば私たちの作る家具も一緒だ。
試食は大事、表現は大事なのだなと感じた出来事でした。

クレミル2019 ノットハルチイカフェでした

2019.12.18

「今年はハルチィカフェじゃないの?」と気づかれた方はクレミル通ですね。(笑)
そうなのです。毎年進んでイベントクレミルの時にお手伝いをしてくれている家具屋姫のハルチィ。今年は不参加でした。
中学3年生のハルは2日間イベントに費やすのは心配なので、土曜日は勉強して日曜日に参加するというので、チィはお姉ちゃんと一緒に行動するという予定だったのです。
土曜日の夜帰宅すると「頭が痛い。」とチィ。熱はない。
うーん、インフルエンザのワクチン受けたけど、金曜日チィのクラスのお休み5人いたって言ってたからな。怪しいかも。
「残念だけど、学校行けなくなったら困るし、明日もお留守番してて。ハルは一緒に家に居てチィを看ててくれるかな。」
ということで、ノットハルチィカフェだったのです。
ハルはチィの好物のチャーハンを作ってあげたようで、「ソーセージ使っていいですか?」「チンご飯足りないのでパックご飯使っていいですか?」とLINEで連絡を取りながら私の代わりをしてくれていました。(私の機嫌を損ねると面倒なことを知っているので連絡が細かい、さすが長女。)
もう母にお留守番をお願いしたりしなくても過ごせるのだなと、娘たちの成長を感じたのでした。
写真は10年前のもの。クレミルで小さいお子様連れのご家族を見ていたら娘たちの小さい時を思い出してみたくなりました。
懐かしいなぁ。かわいいなぁ。

クレミル2019 木工教室でIさんが作られたもの

2019.12.18

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そうクレミルのワークショップでお世話になっているjardimのイシイさんです。
年末年始に出展されるそうでそれに合わせての什器と工具の先を立てるスタンドを作りたいというご要望でした。
実はこれで3回目かな、この木工教室に挑んでくださるのは。(笑)
やっぱりね、作ることが好きな人は金属を使っても木を使ってもおんなじ。楽しそうに作業してくださいました。
貴金属加工で慣れてらっしゃるからかヤスリのかけ方が他の方と違って、1方向に面を合わせたら力強く「しゃっ。」と一度だけかけたら、その具合を見て、というその動作は、かわいいけどやっぱり職人さんなのだなと見ていました。
お疲れさまでした。出展、頑張ってくださいね!

クレミル2019 木工教室でNさんが作られたもの

2019.12.17

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今回が3回目となるNさん。もうベテランさんですね!1回目のご参加の終わりから、「わぁ、楽しい!次に作りたいものがもう決まっているんですが!」ともう木工教室で作りたいものヴィジョンはできていたようで(笑)、うれしいですね、そこまで考えてくださっていたことが。
最初が園の制服を掛けるハンガーラック、前回はランドセルや教科書を置く棚、そして今回はリビングの梁に合わせてお嬢さんたちのお勉強コーナー。
もう、木工教室というよりは立派な家具ですね。
それから、ヨガのインストラクターをされているというNさん。説明を受けて一つ一つの作業に入る前にそれに適した姿勢をとる姿が(うーん何というか、腰の位置を合わせるというのでしょうか。)恰好よくて美しい。
材料は訳ありで工房に残っていた材なので樹種はそれぞれなのですが、Nさんのようにスラっとして格好の良い形ができあがりました。
お疲れさまでした。
次回はご家族で遊びにいらしてくださいね。

クレミル2019 木工教室でTさんが作られたもの

2019.12.17

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Tさんが作られたものは、娘さんとおとうさんでジュエリーボックスのような小物入れ、お母さんはペントレイを作られました。
「事前に作るものが決められないので、当日端材を見させて頂いて作りたいものを決めたいと思います。」と言いながらも、当日はしっかりとスケッチを持ってきてくださっていて、はたして、1日間で作れるのか、と思っておりましたが、こうして立派な形ができあがりました。
しかも一番早く完成されて。
親子で息を合わせて作業された結果なのでしょう。
お嬢さんも終始とてもにこやかで楽しんでくれたようで、疲れなかったかな。
みなさん、お疲れさまでした。
また遊びにいらしてくださいね。

クレミル2019 木工教室でHさんが作られたもの

2019.12.17

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Hさんが木工教室に参加されるのは2回目です。本当はお子様と一緒に参加される予定でしたが、お子さんが風邪をひいてしまって急きょおとうさん一人で参加。
ペン立てということでしたが大きいです。ペン以上のものが入りますね。
聞くと、2人のお子さんたちのために前回それぞれの整理ボックスを作ったのに、自分の部屋では勉強しないでわざわざリビングで勉強しているから、それならペンや定規なんかの必要なものを全部ここに入れてこれを持ってリビングに来てほしい、という親心なのだそうです。
子供はお母さんのそばにいたいわけですよ。
カットしたアガチス材をビスで止めて、木栓して、鋸で切り落としての作業をとても手際よくされていて、さすが以前も参加してくださっただけのことはありますね。
お疲れさまでした。
次の機会には、お子様と奥様とご一緒に遊びに来てくださいね。

カタログ棚

2019.12.17

毎年クレミルが終わると、仕事納めに向けてバタバタになるのです。
昨日のKさんの家具設置に続いて、今日は14年前に作らせて頂いた棚と同じようなレイアウトでご新居に合わせた棚を依頼された八王子のUさんのところにそのカタログ棚の取付に伺ったのでした。
ちょっと大掛かりな家具ですが、前回も浅香は初めて夕方には設置が終わったことを考えると、比較的順調に進むと考えていたのですが、定期的に製作を担当した渡辺君から連絡が入るのですが、どうにも想定通りの時間で終わりそうにないとのこと。
結果として、みんなから翌日作業の報告を聞いたのですが、前回と比較すると、戸建てではなくマンションということで荷下ろし場所に決まりがあったり、共用廊下に荷物を置ける余裕が無かったりして、搬入が思っていたよりも時間が掛かってしまったこと、それ以前に当日の朝圏央道で大型トラックが故障をして渋滞していたことを踏まえて早めに出発したにもかかわらず、予定通りに到着できなかったこと、カタログ棚として活用する部屋に家具をくみ上げていくと複数人での作業が難しいスペースになっていったこと、そういう諸々のことが重なって、順調に進んでいたはずなのに気が付くと日付が変わるくらいになってしまったのでした。
Uさんもその日のうちに設置してもらえると大変助かるので、遅くなっても構いません、ということで夜にはなるべくそろりそろりと作業を進めてどうにか完了したのでした。
状況を見誤って、Uさんにもスタッフのみんなにも迷惑をかけてしまってすみません・・。
最初から2日間に分けて、という判断ができればよかったのですが、なかなか読み切れなくて。
Uさんには大変喜んで頂けたのですが、取付作業時間が住居の状況でこれほど変わってくるのは今後検討していかなければいけない課題だなあ。

【仕上げについて】
今回は表面材は細かいエンボスの入ったアイカのカラーフィットメラミンを使ったメラスクープ扉という材を使って仕上げています。
木口が似た色で塗装されているのですが、以前このタイプの扉を使った時にエッジがかなり痛い印象があったのですが、今回サンプルを見てみると思っていたよりもあたりが柔らかくなっていて、しかも塗膜もきれいに仕上がっていたので、私たちが塗装して仕上げるよりもコストを抑えることができる、ということでこの材を採用しました。
ただ、真っ白の部屋になってしまうとちょっと物足りないという印象がありましたので、作業デスクの天板だけタモの幅接ぎ材を使っています。
良いポイントになったのではないかと思います。
また、この写真では分からないのですが、扉の開き方もちょっとした工夫があります。
そのため、メラスクープにするとポストフォームにするかと、呪文を唱えるかのように「メラスクープ‥ポストフォーム‥」と悩んだのでありました。

クレミル2019 木工教室でHさんが作られたもの

2019.12.17

Hさんが作られたものは、色々な樹種の端材を選んでお子様が遊ぶブロックを作られました。
Hさんも2回目の参加となりました。昨年妊娠中のご参加だったということで、お子様も2回目の参加でしたね。ご家族でありがとうございます!
てっきりパパが作業をするのかと思いきや、奥様が制作を、ご主人がお子様と過ごされていました。
でもお2人ともそれぞれ慣れていらっしゃって、特別なことをしている感はなく、それぞれで同じ役割を果たせる感覚がすてきだなと思いました。
出来上がったブロックも手作り感あふれるそれぞれ異なるオリジナルの形になりましたね。
お疲れさまでした。
またご家族で遊びにいらしてくださいね。

今日のオーダーキッチンのデザイン

2019.12.17

まだお話が始まったばかりで、どんなキッチンにあるのか、そもそも私たちの任せて頂けるのかもこれからなのですが、まずはイメージを描いてお伝えしました。
絵を描く時ってどんな風にこの扉を開けるだろう、ここに立ってどんなふうに引き出しを開けるだろう、皆さんからいただいたイメージを自分に置き換えながら、書いては消してを繰り返しています。
すてきな形になりそうです。

クレミル2019 木工教室でYさんご家族が作られたもの

2019.12.17

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実は3年前の木工教室で木のキッチンを作られたSさんのお友達だということで、作業の途中でSさんも遊びにいらしてくださって、そのことが分かって。
こういう広がりはうれしいです。
そのSさんの木のキッチンを見て作りたくなって、自分の家にあったデザインとサイズを考えに考え抜いて参加してくださいました。
ご夫婦お2人とも親しみやすくとてもライトな感じ(と言ったらよいのでしょうか)で受け答えをしてくださるのですが、ご用意された図面や作業に入り集中している時の的は得ている感じとのギャップがなんだかお2人とも似ていらしてすてきでした。
そして、できあがってお子様が座られた姿のフィット感。それがYさん家族の印象をすべて現しているようでした。
お疲れさまでした。また遊びにいらしてくださいね。

タモのリビングボードとキッチンカウンター

2019.12.16

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古くからお付き合いさせて頂いている寒川のKさんの息子さんが家を建てるというお話が出たのがいつだったかな。
私が家を建てようと思うよりも前だったかな。
いろんな条件や、楽しくも悩ましいところがあったりしてゆっくりと進んでおりましたが、ようやく仕上げがここまで進みました。
設計は福原さんで、施工は加賀妻さん。
ご縁があって良いかたちへと進んでいるのです。
私たちは今回はリビングの大きな家具とキッチンを囲うように作ったカウンターを納めさせて頂きました。
気持ちの良い空間なのです。
今日は鎌倉で来年から始まる魅力的な打ち合わせの帰りに現場によって写真を撮ってきたのですが、ちょうど福原さんにも会えて。
「こんにちは、福原さん。」「おぅ、イマイ君。」としか話せなかったけれど、気持ちが近いことがうれしい。

福原さんもそうだし、昨日クレミルに家族みんなで来てくれた小野さんもそうだけど、あの時通っていた夜間学校という二年間の短く感じた時間はとても密な時間で、あれから20年以上経った今でも、「やぁ。」とか「おぅ。」とか言ってもらえるくらい気持ちが近い距離にいてくれるってやっぱりよいものです。

クレミル2019 12月15日(日)

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今日も一日にぎやかで温かでした。
みなさん、楽しめましたか。
そう、それは良かったです。

クレミル2019 12月14日(土)

2019.12.15

今年の冬のクレミルは2日間を使って開かれました。
いくつかのワークショップとカフェとクラフト市を開いて今年も静かに豊かな時間をみんなで過ごすことができました。
その1日目です。

オークとホワイトウレタン塗装仕上げのカップボード

2019.12.12

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その頃私は久しぶりに松戸のTさんのところに。
前回この家具の相談を戴いていた時に、ここもいつか手を加えてみようかなあとお話に出ていた部分をいよいよ着手する時が来たのです。
そして前回作らせて頂いた家具たちの様子を拝見してきました。
良い色になってきました。
写真の奥に写っているヒュルスタ(でした、勘違いしてお話していてすみません。)のキャビネットの印象に合わせて作ったこの家具たち。あわせて、もともと造り付けられていた食器棚の印象もその家具に合わせましょうということで、引き出しの前板をオークに変えたのです。
その使っている様子をようやく拝見させて頂くことができました。

今回の相談頂いている部分ができあがるとこの空間全体がしっかりまとまりそうです。
ちょっと難しい部分もありますが、きれいな形に納められるように考えてみますね、Tさん。
楽しみにしていてください。

 

 

【近日開催予定のイベントのおしらせ】

クレミル2019
日時: 12月14日(土)、15日(日)10:00~17:00
場所:フリーハンドイマイ工房にて
詳細:https://www.freehandimai.com/?p=20028

ステンレスとクルミのアイランドカウンター

2019.12.12

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カイ君が製作を担当したOさんのアイランドカウンターの納品でした。
ご新居の工事がなかなかタイトに進んでいる中でどうにか設置完了。
これから追加で頂いているデスクは年明けの納品になるかな。
Oさん自身でクルミの部分はオイルを塗って、シナの部分はペンキを塗って仕上げる予定。
ひとつずつ自分たちで必要なものを揃えていく感覚って、とても大事でとても心躍ることですよね。

 

 

【近日開催予定のイベントのおしらせ】

クレミル2019
日時: 12月14日(土)、15日(日)10:00~17:00
場所:フリーハンドイマイ工房にて
詳細:https://www.freehandimai.com/?p=20028

カフェ

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クレミル期間中は、2階の展示室でお茶をお出ししています。
紅茶やブレンドコーヒー、カプチーノをご用意しておりますので、鵠沼のうさぎパンさんや寒川のシュシュさんのパンを召し上がりながらゆっくりしていってくださいね。
また、1日15食限定となってしまいますが、由比ガ浜のマザーズカフェさんのボルシチもお出しする予定です。
そして、シュトーレンは鵠沼のうさぎパンさん、由比ガ浜のマザーズカフェさん、そして大阪のパンデビーミングさん(鵠沼のアンドマンドさんの妹さん)の3種類のシュトーレンも販売しております。

また、木工教室の予約は終了しましたが、ブラスオーナメントの予約は引き続き承っております。
当日予約なく参加して頂けるビーズアクセサリーとプラバン工作とオリジナルノート作りは何時でもご参加いただけますので、ぜひ皆さん遊びにいらしてくださいね。

それと、作家さんの温かな作品も少しずつ集まってきました。
もうすぐです。
お楽しみに。

 

 

【近日開催予定のイベントのおしらせ】

クレミル2019
日時: 12月14日(土)、15日(日)10:00~17:00
場所:フリーハンドイマイ工房にて
詳細:https://www.freehandimai.com/?p=20028

オークとステンレスとマットホワイトウレタン塗装のL型オーダーキッチン

2019.12.08

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少し暖かくなりました。
今日は内田さんの設計したOさんのご新居の完成見学会だったのですよ。
多摩川沿いの静かで少し古い住宅街の中を歩くだけもで気持ち良い。
なんでしょうね、私はやっぱり少し古くて質素な家が好きで、少し赤くくたびれた鉄製の門の向こうが草むらになって、その奥で猫のお尻なんかが見えたりしたらもうその土地は大好きです。
朝歩いていると卵焼きの焼ける香りがしてくる通りも好き。
Oさんにところへと向かう道のりはそういう匂いがそこかしこに感じられたのでした。
「こんにちは、内田さん。」
強度見学されるお客様の切れ目でしたように、「ゆっくり見ていってくださいね。」と言ってくださった間もなくお客様がいらっしゃったようで、私一人でのんびりといたるところに現れる内田さんの思いを拝見させて頂きました。
ありがとうございました。
次回はOさんがいらっしゃる時にまたあらためてお伺いいたします。
ありがとうございました。

 

 

【近日開催予定のイベントのおしらせ】

クレミル2019
日時: 12月14日(土)、15日(日)10:00~17:00
場所:フリーハンドイマイ工房にて
詳細:https://www.freehandimai.com/?p=20028

クリスマスブラスオーナメント作りのワークショップ

2019.12.06

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ジュエリー作家さんから直接教えてもらいながら、実際に使っている道具を使わせてもらってアクセサリーやオーナメントを作ることができる機会ってなかなかないと思うのです。
jardimさんいつも楽しそうにすてきなことを考えてくれるのですよね。
「イマイさん、今までジュエリー続きだったから、今年はね、身に付けるものではなくて飾れるものが良いかなって。」とうれしそうにお話してくださる顔がチャーミング。
チャーム、リング、ペンダントヘッドと、毎年このワークショップを楽しみにしているお客様も増えてきました。
今年の残席が徐々に少なくなってまいりました。
ご興味ある方はお早めにご連絡頂ければ幸いです。

jardim
http://jardimjewelry.com/

【ブラスオーナメント制作】

彫金の道具を使って、真鍮の板や線からオーナメントを作ります。
金属を叩いたり、テクスチャーを付けたり、曲げたり磨いたり。
ハンドメイドのオーナメントでこれから訪れるクリスマスの空気に彩りを添えましょう。
ツリーにはもちろん、シンプルな形なので他のシーズンも飾っていただけると思います。
Boxが付きますのでギフトにもおすすめです。
金属加工が初めての方にもご参加いただけるように、
そして何よりみなさまに楽しんでいただけるように!という思いで毎年ワークショップを作っています。
みなさまのご参加お待ちしております!

日時:12月14日(土)
時間:全4回(各回定員4名)
○10:00
○11:30
○13:30
○15:00(残り1名)

費用:3,600円(税込)
所要時間: 約1時間

★ご予約制です
★中学生以上対象

お申し込みは以下のメールからお願い致します。
info@freehandimai.com
メールには、「お名前」「メールアドレス」「お電話番号」「参加人数」「参加希望時間」をお書き頂いてお送りください。
ご参加お待ちしております。

ナラのダイニングテーブルの納品

2019.12.05

少し前に浦和のSさんに食器棚とカウンター下収納を納品させて頂いてから2か月半ほどが経ちました。
あの家具を制作している途中でお話が出たダイニングテーブル。どういう形があの空間にベストなのか、結局家具が納まってお部屋全体の印象を見てから決めましょうということで、あれこれあれこれSさんいろいろ悩みながら辿り着いたのは、私たちの展示室で普段打ち合わせに使っているどっしりとしたシンプルなテーブル。
飾り気は無くて、厚い天板と太い脚があるそれだけのテーブル。
この潔い形と、使い込まれている印象(本当はこの打ち合わせで使っているテーブルそのままが欲しいんですよ。って言ってましたね。)にほれ込んでくださったのでした。
さすがにもうだいぶ使い続けているこのままをお渡しするわけにもいかず、お渡ししてしまったら打ち合わせできなくなってしまう、ということで、印象を合わせてナラ柾目材を使って作らせて頂いたのでした。
良い感じです。

Sさん、またお邪魔しますのでお部屋の雰囲気拝見させてくださいね。
楽しみにしております。

 

 

【近日開催予定のイベントのおしらせ】

クレミル2019
日時: 12月14日(土)、15日(日)10:00~17:00
場所:フリーハンドイマイ工房にて
詳細:https://www.freehandimai.com/?p=20028