明けましておめでとうございます。
2020.01.03
2020.01.03
2019.12.30
8年9か月フリーハンドイマイで働いてくれたカナイ君。最後の約3年間は主任も務めてくれましたが、12月で退職することになりました。
5年前に現社長に替わり、前の体制に古い部分があったので会社のことをいろいろ見直し変えていきました。
社労士さんに相談し探りながら変えていった部分があったので、以前から働くスタッフのカナイ君が働き続けてくれていることが、「悪くはなっていないんだ。」という安心感につながっていました。
私がこのお仕事を手伝い始めた時に一番若手のスタッフだったカナイ君。
最初はね、あまり表情が変わらないから怖い人なのかなと思っていたのだけど、優しい人でした。
色々わからないことがあり、社長も会社を留守にしていて困った時に頼りになるのがカナイ君でした。作業をしている時、音も大きい危険な木工機械を使っている時はただでさえ声を掛けづらいです。集中している時に声を掛けられて中断されるのは嫌ですものね。でも通信販売で注文を受けた木製雑貨の納期など、どうしてもみんなの作業中に確認しなくちゃいけないこともあります。
スタッフによっては「それ今じゃなくちゃだめですか?」と言われてしまう事もあったのですが、カナイ君は、「はい。」と言って手を止めてくれるので聞きやすくてとてもありがたかったです。
また、年に2回ほどスタッフと社長と私で個別に面談をする機会を作るのですが、「仕事が常にある状態はすごいと思います。」と会社側の良い評価を伝えてくれて、労われているようでうれしかったです。
新潟から出てきて2つ目の職場で、いろいろ大変な時もあったと思うのだけど、人生で1番働き盛りの頃をフリーハンドイマイで勤めてくれたことをとてもありがたく思っています。
次はここより実家に近い場所の家具屋さんで働いていくということで、「フリーハンドイマイで働いた経験があってよかった。」と思ってもらえる時があったらうれしいですね。もうお互い若くはないから(笑)、体に気をつけて頑張っていってください。
今まで本当にありがとうございました。お疲れさまでした。
2019.12.29
昨日でしたが、仕事納めの日はせっかく揃っているので、みんなで一緒に時間を過ごしたいのです。
外に食べに行ったりしていましたが大掃除でみんな木の粉だらけだし、お弁当を注文したりしていましたが大掃除で窓を開けっぱなしで体も冷えているので、温かいものを食べられたらなということで、今年はカレーを作り、倉見の斉藤精肉店さんの揚げたてのおいしいロースかつを乗せて、カツカレーにして食べました。
みんなに喜んでもらえたようでよかったのです。
2019.12.29
今年最後の現場。
Kさんのお引渡しでした。
「いいね、扉の目地とフローリングの目地の流れがね。やっぱり家具が入ると引き締まるよね。」と福原さん。
こうして、寒川と海老名で福原さんの手がけた家を見ることができるようになりました。
家の心地よさや家具を触った時の心地よさをなるべくその場の空気が感じられるようにこの1年も届けてきたつもりですが、やはりその場の空気には叶いません。
肌で感じる張りつめた空気や、ふんわりした温かさや、スゥっと頭に抜けていく爽やかさはそこに居ないと分かりません。
来年もいろいろな出会いがあると思います。
それを豊かな形で表現し、家具を使う人、そこに住む人が心地よく暮らしてゆけるように、そしてそれをきちんと表現できるように頑張ります。
来年は6日から私たちの仕事が始まります。
どうぞよろしくお願い致します。
2019.12.27
私達は12月29日(日)~1月5日(日)の間、年末年始のお休みをいただきます。
家具についてのご相談・お問い合わせ、キッチンカタログの請求(12月27日午前中までのご依頼に関しては年内に対応させていただきます。)、木製雑貨のご注文(12月26日(木)午前中までのご注文に関しては年内に対応させていただきます。)についてのメール・お電話等のお返事に関しましても、全て1月6日(月)から順次対応とさせていただきますので、どうぞご了承ください。
また、木製雑貨等のご注文の作品の発送の準備・手配は1月7日(火)から順次対応とさせていただきます。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
2019.12.27
先日、ステンレスとクルミのキッチンカウンターを納品したOさんのところに再び。
追加で頼まれていたデスクの納品です。
これで今年の納品は終わり。
明日は工房では大掃除があって、私はちょっと抜け出して打ち合わせに出かけた後に、先日タモで大きな家具を作らせて頂いたKさんのご新居の引き渡しがあるので立ち会ってくる予定。
最後まで慌ただしいのは自分の性分なのでしょう。
今年は、本当にいろいろなことがあって、いろいろな経験ができた1年でした。
そして、いつものように私たちを好きでいてくれる人たちがそばに居てくれて、それをたしかに感じながらきちんと前に進んでこられたような気がします。
毎年、喜びと一緒におそれや不安もごちゃごちゃになった気持ちを常に感じながら、何か正しいのかよく分からなくなることがあるけれど、家具作りが自分の灯なのかというとそうでもなくて、その自分で選んだ道のひとつであって、その道程でポゥッと光るいろいろな人との出会いが前に進む道を明るくしてくれていて、家具を作ることはコミュニケーションのひとつでそれを通じて皆さんと深く対話できることで私の今がある。
来年も道々で出会う灯りは温かく前を照らしてくれます。
2019.12.27
船橋のYさんのところにナラ節アリ突板を使ったキッチンバックカウンターを納品してきました。
今回は、その形に引き出し部分だけKUMAさんの角槌目ハンドルをつけましょうということで、雰囲気の出たかたちに仕上がりました。
その雰囲気を出すためにYさんから頂いていたもう一つのリクエストが、着色です。
今回はクリアオイルだけでなく、少しブラウンカラーを混ぜたオイルで塗装をしています。
Yさんがこちらに打ち合わせにいらしてくださった時に、「あっ、あの扉の色が好みです。」と指さした先には、日焼けして少し黄み掛かってきた節アリの扉がありました。
なるほど・・、表現しにくい色ですね・・。
通常のオイルフィニッシュ用の塗料だけでは、色味が出にくかったので少しだけステインを混ぜたりしながら、調色しています。
本来はね、木が日に当たって使い込むうちに現れてくる色が良いのですが、色の好みには皆様さまざま。
結果として、少しイエローが入ってブラウンで落ち着かせてよい印象にまとまりました。
Yさんにも気に入ってもらえましてひと安心。
2019.12.27
というほど大げさなことではないのですが、来年一ヶ月間ほどキッチンを置かせて頂ける場所ができまして、せっかく見てもらうのですから、今できる私たちの思う形を作ってみたいと思っております。
南アフリカ原産のオリーブグリーンは細い緑のグラデーションがとても美しく、仕上げをどのくらいの光沢で仕上げようかと悩んでおります。
そこにホワイトオークとかなぐやさんの真鍮取ってを組み合わせていこうと思っています。
その後はこの展示室で今置かれているキッチンと入れ替えるつもり。
約九年ですね。
今ここにあるキッチンが活躍してくれた年月は。あのキッチンを見てくださって、いろいろな皆さんが自分たちのキッチンの形を思い描いてくださって、ここで開かれる教室では心地よく活躍してくれたのです。
ありがとうという気持ちと一緒に、この私たちの気持ちがしみ込んだキッチンはどなたかに使って頂こうと考えております。
3月半ば以降でもし使ってみたいと思われるかたがいらっしゃいましたら、ぜひ気軽にお声掛けくださいね。
2019.12.24
こういう変形家具を父はクセモノと呼んでいて、昔はそれこそこういう家具ばかり作っていましたね。
昔、まだ父が現役で頑張っている頃は美容院やカーディーラーのショールームの什器等の仕事が多く、こういった変形した家具の仕事がたくさんありました。
当時はパソコンもないし、小さな工房には大型の機械もないから、今回のKさんのような家具の場合はベニヤに原寸を描いてその寸法をいちいち確認しながら作業したものです。
今でこそ、CADで打ち出した図面は原寸と同じく使えるので、それを型板にすることができるようになりましたが、昔は曲面を出す場合なんて細長いベニヤで定規を作って、その先にハンドトリマーを取り付けて、そこから定規で半径をベニヤに墨出しして、支点となる位置にビスをねじ込んで、トリマーと一緒に自分もグルグル回って粉だらけになりながら1000Rやら2000Rの大きな円を切り出しておりました。
本当にもう手作りでしたね。
その曲面に切り出した板に細い柱となる芯材を立ててその上から曲げベニヤを貼って、そうして曲がった帆立や扉を作ったりしたものです。
おもしろくはありましたが、良い形を作っているのかどうかの自信は持ててませんでしたね。
住宅の仕事を主にするようになりましてからは、そういったクセモノに挑むよりは、しっかり素直な形で長く使える良いものを、と考えると、おのずと形はシンプルになっていったのですが、たまにはこういう変わった形をうまく納めるために頭を悩ませながら作るのも楽しいものです。
先日、制作を担当するカイ君と一緒に現場に行って現場でどう納まるのかをベニヤを持って型取りをしてきて、その方に合わせて木取りを確認しながら制作に取り掛かっています。
ここにステンレスのカウンターがつくのですが、うまく合うことを祈りつつ年を越すのです。
2019.12.23
金曜日、土曜日、そして今日と3日間掛けて行なった大きな什器の設置工事が完了しました。
今回勉強になったのは、テーラーというお仕事とその布地の見せ方。用途やデザインに合わせた生地を選ぶにあたって、その布をうまく見せる必要があって。それを設計の和知さんと相談しながら考えていったのですが、いろいろなお店でいろいろな見せ方がある。
布をぶら下げて見せるところ、布にたるみを持たせてボリュームやいろんな角度の表情で見せるところ、きちんと畳まれた状態のままコンパクトに見せているところ。
生地を見せる工夫に、フワッと取り外しやすくする工夫。
今回はお客様と和知さんとでイメージを積み重ねていって、私はあくまでもバックヤードから声掛けする形でデザインは進んでいったのでした。
最終的に黒い紙管とウォールナット削り出しの紙管受けを作って、それだけでも存在感がきれいに出る形になりました。
引き出しのハンドルはいつものようにKUMA鍛鉄工房さんの角槌目ハンドルで、より良い印象にまとまりました。
あとはトイレの洗面台の制作に年明けからこれから取り掛かります。
2019.12.20
さあ、今日はいよいよ平成さんの現場です。
朝4時30分に起きて支度をしたら工房へ向かいます。
今まで平成さんのお仕事は主に新築住宅や住宅やマンションのリノベーションに関わらせて頂いていたので、今回のような新築マンションは初めてです。
ということで大変久しぶりに朝礼に参加しなくては。
ヘルメットかぶって、ラジオ体操して、職長さんが作業内容を発表して、最後に「今日も一日安全作業で頑張ろう。」「オォ」というやつです。
父の時代のころには、まだインターネットで家具を知ってもらえる時代ではなかったので、よく集合住宅の現場に出入りしていました。
あの頃のマンションの現場ってなんかピリピリしていて苦手でしたね。
それに携帯電話も普及してないから、みんな大声で怒鳴るように仲間の名前を呼びあっていて、監督さんはトランシーバーだったっけ。
なかなか家具を作っているんだっている実感はなくて、ひたすら各住戸にシンプルな戸棚をつけていくだけの作業に先が見えないような気持ちを抱いていたっけ。
その頃に現場に比べると平成さんの集合住宅の現場はとても気持ちが良い、とあらためて気づかされました。
私たちのような一家具屋は現場には数日間しか出入りしないのですが、そのためにきちんと段取りしてくれて家具の保管場所を設けてくれたり、納まりと丁寧に記してくれたり、当たり前なのかもしれませんが、とても仕事がしやすい環境を作ってくれると言うのはとてもうれしい。
今でこそ業務内容が改善されている企業は多いと思いますが、それでもつっけんどんな現場も時折あったりします。
でも現場がきれいで、監督さんが気持ちが良い人だと現場全体が気持ち良い。
良いものを作ろうっていう空気になっている。
それが良いのです。
今日と明日と月曜日とで、大きな什器を2台設置する予定です。マンションの1階がお店になっていて、そこのショーケースとなるような家具を作らせて頂いているのです。
これが終われば、年内はあと1件設置工事があるだけかな。
頑張ります。
2019.12.20
今回のクレミルでは、木の板に焼ペンで絵を描き、突板のサンプル材を葉っぱの形に切り抜いて貼り、クリスマスカードを作るというワークショップもしていました。急にイマイダイスケが2日目に思いついたので、一部の方々にしか声をかけられなかったのですが、みなさん「こういうの楽しい!」とご家族ですてきなカードを作られていました。こういうワークショップもよいですね。
オーダー家具屋(最近はキッチン屋さんとも呼ばれますが。)の私達が木工教室をする理由は、はじめは、家具・キッチンづくりでどうしても出てしまう端材がもったいないな、何かに生かせないかな、ということだったのですが、
最近は、ここで私達が作ってますよということを伝えたい。また、「ものづくりは楽しいよ。でも理想の形にしようとすると時間も技術も必要。だからプロの人がいるんだよ。お仕事として成り立っているんだよ。」と確認できる場所になればよいなと思っているからです。
最近では、DIYの考えが広まったきて、ホームセンターで木工のレッスンを受けられる場所があったり、イベントなどでワークショップを開催する場所には必ず木工があったりします。木工が身近にあることはとてもよいなと思っています。
ところが先日、お客様から「イマイさんのところは皆さん1日かけてしっかりしたものを作られているので、本気じゃないと参加しづらいですよね。」というご意見をいただきました。
そうか、わかりやすいようにと思って皆様の制作したものを掲載していましたが、「これは気軽には参加しづらいな。」という印象を与えて、ハードルを上げてしまっていたのですね・・・。
私達としては、1年使ってきた皆さんの周りの木のものをまた来年も心地よく使えるように整えよう、というくらいの気軽な気持ちで参加してもらいたいのです。
「まな板が黒くなってきちゃったから、ちょっと削ってもらいたくて。」
「木のお皿がざらざらしてきちゃったから、磨いてオイル塗りたくて。」
「iPhoneスタンドのサイズが変わっちゃったから、大きくできるのかしら?」など、気軽に相談しに来てもらいたいです。
「家では普段やりづらいけど、ここに持ってくればちょっと気になっていることが直って、また暮らしで活用できるものになる。」というそういう時間にもしたいのです。
でも言われないと分からないし、伝わりませんよね。
次回からは毎回きちんと伝えていくことにしますので、まな板もって来てくださいね。(笑)
ということで、みなさん構えずにお気軽に遊びに来てください。
2019.12.19
実は最初に相談に来てくれたのがいつだったかはもう忘れてしまいました。
突然なった携帯電話を見ると、きちんと名前が表示されていて、出てみると何となく聞き覚えのある声のような‥。
「実は数年前に一度相談に伺ったNといいますが・・。」
何となく覚えのあるお名前で、たしかのその時お話を進めていた食器棚はどうなったんだっけ・・。
というのが、再びNさんと相談を再開するきっかけでした。
それから、いろいろと打ち合わせを重ねて、できあがったのがこのシンプルな食器棚。
できあがりはシンプルに見えても、ここに至るまでに食器のサイズ、吊戸棚の扉の開き方、吊戸棚の高さとリビングから見えるバランス、天板の素材、いろいろな部分で検討・確認を繰り返してこの形になりました。
ウェブサイトの制作例に並んでしまうと、どこか似たような形に思えても、その人にとってはその人だけの形です。
そういう写真では表現できない空気というか愛情のような塊をどうにか写真でここで表現できないだろうか。
心躍るような気持ちがそこにあるのですから。
2019.12.18
今回のクレミルでは、(お写真右側から時計回りに)鵠沼うさぎパンさんのもの、大阪パンデビーミングさんのもの、鎌倉マザーズカフェさんのものと3種類のシュトーレンが揃いましたので、シュトーレンの食べ比べをしていただこうとご希望の方に試食をお出しすることにしたのです。
パンを買いに来た方にとってはシュトーレンは高価に感じてしまいますよね。
でも、このシュトーレン、使うドライフルーツやナッツなど持ってみると分かるのですが、ズッシリいろいろな味がいろいろな手間をかけて作られていて、食べてみるとその素晴らしさが分かるので、好きな方は迷わず購入されますが、そうでない方はやはりお値段を見てそのまま素通りされてしまうので、そこをどうにかしたいなという思いからでした。
お出ししてみると、「シュトーレンって初めて食べました。こういう味だったのですね。美味しい。しかもそれぞれ本当に味が違う。」という反応が多かったのです。
そして、私が勝手に「大人の食べ物」と思っていたのですが、小学生くらいのお子さんもぱくぱく食べている。(うちの娘2人はナッツアレルギーがあり食べられないのもあって、「子供は食べないもの。」というイメージでした。)家族みんなでおいしく楽しめるのだなということが分かると、「どれが好きだった?どれにしようか?」と楽しそうに迷いながら選んでくださるのでした。
皆様味の好みと気に入るポイントはさまざまでした。おもしろいです。
どうしてそんなに高くなってしまうのか、どんな味がするものなのか、食べたことなければおいしいかどうか、自分で手にしたいと思えるかどうか分からないものです。
あぁ、そういえば私たちの作る家具も一緒だ。
試食は大事、表現は大事なのだなと感じた出来事でした。
2019.12.18
「今年はハルチィカフェじゃないの?」と気づかれた方はクレミル通ですね。(笑)
そうなのです。毎年進んでイベントクレミルの時にお手伝いをしてくれている家具屋姫のハルチィ。今年は不参加でした。
中学3年生のハルは2日間イベントに費やすのは心配なので、土曜日は勉強して日曜日に参加するというので、チィはお姉ちゃんと一緒に行動するという予定だったのです。
土曜日の夜帰宅すると「頭が痛い。」とチィ。熱はない。
うーん、インフルエンザのワクチン受けたけど、金曜日チィのクラスのお休み5人いたって言ってたからな。怪しいかも。
「残念だけど、学校行けなくなったら困るし、明日もお留守番してて。ハルは一緒に家に居てチィを看ててくれるかな。」
ということで、ノットハルチィカフェだったのです。
ハルはチィの好物のチャーハンを作ってあげたようで、「ソーセージ使っていいですか?」「チンご飯足りないのでパックご飯使っていいですか?」とLINEで連絡を取りながら私の代わりをしてくれていました。(私の機嫌を損ねると面倒なことを知っているので連絡が細かい、さすが長女。)
もう母にお留守番をお願いしたりしなくても過ごせるのだなと、娘たちの成長を感じたのでした。
写真は10年前のもの。クレミルで小さいお子様連れのご家族を見ていたら娘たちの小さい時を思い出してみたくなりました。
懐かしいなぁ。かわいいなぁ。
2019.12.18
そうクレミルのワークショップでお世話になっているjardimのイシイさんです。
年末年始に出展されるそうでそれに合わせての什器と工具の先を立てるスタンドを作りたいというご要望でした。
実はこれで3回目かな、この木工教室に挑んでくださるのは。(笑)
やっぱりね、作ることが好きな人は金属を使っても木を使ってもおんなじ。楽しそうに作業してくださいました。
貴金属加工で慣れてらっしゃるからかヤスリのかけ方が他の方と違って、1方向に面を合わせたら力強く「しゃっ。」と一度だけかけたら、その具合を見て、というその動作は、かわいいけどやっぱり職人さんなのだなと見ていました。
お疲れさまでした。出展、頑張ってくださいね!
2019.12.17
今回が3回目となるNさん。もうベテランさんですね!1回目のご参加の終わりから、「わぁ、楽しい!次に作りたいものがもう決まっているんですが!」ともう木工教室で作りたいものヴィジョンはできていたようで(笑)、うれしいですね、そこまで考えてくださっていたことが。
最初が園の制服を掛けるハンガーラック、前回はランドセルや教科書を置く棚、そして今回はリビングの梁に合わせてお嬢さんたちのお勉強コーナー。
もう、木工教室というよりは立派な家具ですね。
それから、ヨガのインストラクターをされているというNさん。説明を受けて一つ一つの作業に入る前にそれに適した姿勢をとる姿が(うーん何というか、腰の位置を合わせるというのでしょうか。)恰好よくて美しい。
材料は訳ありで工房に残っていた材なので樹種はそれぞれなのですが、Nさんのようにスラっとして格好の良い形ができあがりました。
お疲れさまでした。
次回はご家族で遊びにいらしてくださいね。
2019.12.17
Tさんが作られたものは、娘さんとおとうさんでジュエリーボックスのような小物入れ、お母さんはペントレイを作られました。
「事前に作るものが決められないので、当日端材を見させて頂いて作りたいものを決めたいと思います。」と言いながらも、当日はしっかりとスケッチを持ってきてくださっていて、はたして、1日間で作れるのか、と思っておりましたが、こうして立派な形ができあがりました。
しかも一番早く完成されて。
親子で息を合わせて作業された結果なのでしょう。
お嬢さんも終始とてもにこやかで楽しんでくれたようで、疲れなかったかな。
みなさん、お疲れさまでした。
また遊びにいらしてくださいね。
2019.12.17
Hさんが木工教室に参加されるのは2回目です。本当はお子様と一緒に参加される予定でしたが、お子さんが風邪をひいてしまって急きょおとうさん一人で参加。
ペン立てということでしたが大きいです。ペン以上のものが入りますね。
聞くと、2人のお子さんたちのために前回それぞれの整理ボックスを作ったのに、自分の部屋では勉強しないでわざわざリビングで勉強しているから、それならペンや定規なんかの必要なものを全部ここに入れてこれを持ってリビングに来てほしい、という親心なのだそうです。
子供はお母さんのそばにいたいわけですよ。
カットしたアガチス材をビスで止めて、木栓して、鋸で切り落としての作業をとても手際よくされていて、さすが以前も参加してくださっただけのことはありますね。
お疲れさまでした。
次の機会には、お子様と奥様とご一緒に遊びに来てくださいね。
2019.12.17
毎年クレミルが終わると、仕事納めに向けてバタバタになるのです。
昨日のKさんの家具設置に続いて、今日は14年前に作らせて頂いた棚と同じようなレイアウトでご新居に合わせた棚を依頼された八王子のUさんのところにそのカタログ棚の取付に伺ったのでした。
ちょっと大掛かりな家具ですが、前回も浅香は初めて夕方には設置が終わったことを考えると、比較的順調に進むと考えていたのですが、定期的に製作を担当した渡辺君から連絡が入るのですが、どうにも想定通りの時間で終わりそうにないとのこと。
結果として、みんなから翌日作業の報告を聞いたのですが、前回と比較すると、戸建てではなくマンションということで荷下ろし場所に決まりがあったり、共用廊下に荷物を置ける余裕が無かったりして、搬入が思っていたよりも時間が掛かってしまったこと、それ以前に当日の朝圏央道で大型トラックが故障をして渋滞していたことを踏まえて早めに出発したにもかかわらず、予定通りに到着できなかったこと、カタログ棚として活用する部屋に家具をくみ上げていくと複数人での作業が難しいスペースになっていったこと、そういう諸々のことが重なって、順調に進んでいたはずなのに気が付くと日付が変わるくらいになってしまったのでした。
Uさんもその日のうちに設置してもらえると大変助かるので、遅くなっても構いません、ということで夜にはなるべくそろりそろりと作業を進めてどうにか完了したのでした。
状況を見誤って、Uさんにもスタッフのみんなにも迷惑をかけてしまってすみません・・。
最初から2日間に分けて、という判断ができればよかったのですが、なかなか読み切れなくて。
Uさんには大変喜んで頂けたのですが、取付作業時間が住居の状況でこれほど変わってくるのは今後検討していかなければいけない課題だなあ。
【仕上げについて】
今回は表面材は細かいエンボスの入ったアイカのカラーフィットメラミンを使ったメラスクープ扉という材を使って仕上げています。
木口が似た色で塗装されているのですが、以前このタイプの扉を使った時にエッジがかなり痛い印象があったのですが、今回サンプルを見てみると思っていたよりもあたりが柔らかくなっていて、しかも塗膜もきれいに仕上がっていたので、私たちが塗装して仕上げるよりもコストを抑えることができる、ということでこの材を採用しました。
ただ、真っ白の部屋になってしまうとちょっと物足りないという印象がありましたので、作業デスクの天板だけタモの幅接ぎ材を使っています。
良いポイントになったのではないかと思います。
また、この写真では分からないのですが、扉の開き方もちょっとした工夫があります。
そのため、メラスクープにするとポストフォームにするかと、呪文を唱えるかのように「メラスクープ‥ポストフォーム‥」と悩んだのでありました。
2019.12.17
Hさんが作られたものは、色々な樹種の端材を選んでお子様が遊ぶブロックを作られました。
Hさんも2回目の参加となりました。昨年妊娠中のご参加だったということで、お子様も2回目の参加でしたね。ご家族でありがとうございます!
てっきりパパが作業をするのかと思いきや、奥様が制作を、ご主人がお子様と過ごされていました。
でもお2人ともそれぞれ慣れていらっしゃって、特別なことをしている感はなく、それぞれで同じ役割を果たせる感覚がすてきだなと思いました。
出来上がったブロックも手作り感あふれるそれぞれ異なるオリジナルの形になりましたね。
お疲れさまでした。
またご家族で遊びにいらしてくださいね。
2019.12.17
まだお話が始まったばかりで、どんなキッチンにあるのか、そもそも私たちの任せて頂けるのかもこれからなのですが、まずはイメージを描いてお伝えしました。
絵を描く時ってどんな風にこの扉を開けるだろう、ここに立ってどんなふうに引き出しを開けるだろう、皆さんからいただいたイメージを自分に置き換えながら、書いては消してを繰り返しています。
すてきな形になりそうです。
2019.12.17
実は3年前の木工教室で木のキッチンを作られたSさんのお友達だということで、作業の途中でSさんも遊びにいらしてくださって、そのことが分かって。
こういう広がりはうれしいです。
そのSさんの木のキッチンを見て作りたくなって、自分の家にあったデザインとサイズを考えに考え抜いて参加してくださいました。
ご夫婦お2人とも親しみやすくとてもライトな感じ(と言ったらよいのでしょうか)で受け答えをしてくださるのですが、ご用意された図面や作業に入り集中している時の的は得ている感じとのギャップがなんだかお2人とも似ていらしてすてきでした。
そして、できあがってお子様が座られた姿のフィット感。それがYさん家族の印象をすべて現しているようでした。
お疲れさまでした。また遊びにいらしてくださいね。
2019.12.16
古くからお付き合いさせて頂いている寒川のKさんの息子さんが家を建てるというお話が出たのがいつだったかな。
私が家を建てようと思うよりも前だったかな。
いろんな条件や、楽しくも悩ましいところがあったりしてゆっくりと進んでおりましたが、ようやく仕上げがここまで進みました。
設計は福原さんで、施工は加賀妻さん。
ご縁があって良いかたちへと進んでいるのです。
私たちは今回はリビングの大きな家具とキッチンを囲うように作ったカウンターを納めさせて頂きました。
気持ちの良い空間なのです。
今日は鎌倉で来年から始まる魅力的な打ち合わせの帰りに現場によって写真を撮ってきたのですが、ちょうど福原さんにも会えて。
「こんにちは、福原さん。」「おぅ、イマイ君。」としか話せなかったけれど、気持ちが近いことがうれしい。
福原さんもそうだし、昨日クレミルに家族みんなで来てくれた小野さんもそうだけど、あの時通っていた夜間学校という二年間の短く感じた時間はとても密な時間で、あれから20年以上経った今でも、「やぁ。」とか「おぅ。」とか言ってもらえるくらい気持ちが近い距離にいてくれるってやっぱりよいものです。