2019.06.20
寒川から埼玉県はなかなか遠いのですが、このところお声掛け頂く皆さんのなかに埼玉にお住いの方々が多いのです。今日設置してきたラバロックとクルミを使ったキッチンを作らせて頂いたOさんは蕨市、明後日食器棚をお持ちするSさんは川越市、同日打ち合わせにいらしてくださるSさんは文蔵から。
先日、大泉学園で打ち合わせさせて頂いたFさんのお母さんのお住まいは練馬ですが、そのFさんは所沢にお住まいです。
風って吹いているんですよね、いつも。
どこかで誰かがフゥって吹いてくれると、その風を受けた誰かさんがフゥって吹いてくれる。
それって昔から感じていて、ひと通り風が吹き抜けると、次の町から風が吹いてくる。
お天気を読む人のようにどこから吹いてくるかは分からないのですが、風が吹いているってことだけは知っています。
それを知っているだけでもうれしいし、安心できるのです。
2019.06.20
先週日曜日に、初めて自宅での打ち合わせがありました。引っ越して丸一か月目。外構工事をまだ終えていないタイミングでしたが、福原さんの設計でお家を建てることになったKさんご家族!ということで来ていただきました。
こういう素材を用いてこういう間取りにこういう家具を置くとこういう空間になるよというのを少しでも実際に目にして伝えられたらいいなと思っています。
ただ、「新築のお家」と聞くとお客様は気を遣いますよね。小さいお子様連れだと尚更のことだと思います。
少し歩くと大きい公園はありますが、連れていくご両親のどちらかがお話しできなくなってしまいますし、うちの子達はもう小学5年生と中学3年生なのでおもちゃはありません。お話の間、ずーっと抱っこになってしまって、おかあさんとお子様が大変そうでした、すみません。
キッチンや家具の打ち合わせの場所は、お客様のご自宅・私達のショールーム・自邸の3か所から、(インテリアショップやファミリーレストランという場合もありますが。)色々それぞれ考慮する点をお伝えさせていただいて、お客様にお選びいただく形をとろうかと思います。(自邸の場合、家族の予定で対応不可な日時もありますので、ご了承ください。)
これからお家づくり、キッチン・家具作りをお考えで、私達の所にご注文を考えてくださっている方はお問い合わせくださいね。
(福原さんの設計したお家を見てみたいという方も大歓迎ですよ。→ MA設計室 )
写真は、お客様が帰られた後の打ち合わせの様子。福原さんとイマイダイスケです。
食器棚の引き戸が開けっ放しで失礼しました。(笑)
2019.06.19
ちょうど1年前ですね、最初にお話を頂きましてから。もう少しですべての家具を届けられます。
今までにない素材の使い方で今までにない形でしたので、今回この空間を設計されたマイズミさんの監修のもと、どうにか形にすることができました。来週に最終の納品をして完了の予定です。
2019.06.19
今年の1月から3月にかけて製作させていただいたMさんのキッチンと家具たちです。(ニット帽を被っているのが、カナイ君です。)
<キッチン>
今回のキッチンのサイズはとても大きく、シンク側とコンロ側がL型に一体になったデザインで、シンク側の上には吊戸棚、コンロ側の横には家電収納が配置されたとてもボリュームのある家具です。その大きさにより全てを同時に製作するのは難しく、また一部ウレタン塗装もあったりしたので、部分ごとに製作するにあたっての段取りや製作手順を考えることにとても苦労しました。
また、今回初めて使うキッチンパーツや初めて行なう納め方など工夫がたいへん必要な構造になっています。
吊戸棚は扉を閉めてしまうとシンプルな形ですが、真ん中にステンレスパイプをたくさん渡して水切り棚にしていたり、その上その奥に照明を付けたりと、見えない部分で大変手間のかかった細工を施しています。
また、今回はフィオレストーンという初めて使うクォーツでして、いつものように天板を薄く見せる仕上がりでしたので、工房での仮組から現地の設置までの運送など取り扱いに大変苦労しました。
家電収納は扉が収納されたり、電気オーブンを組み込んだり、さらにその上で家具のラインが揃うようなデザインになっていたので、組み立て方も試行錯誤しながら決めていく部分がありました。
<アイランドカウンター>
L型キッチンの構成に合うようにレイアウトされ、クォーツの上にタモの無垢材が載るという特徴的なアイランドカウンターで、足元灯やコンセント各所のための配線経路の確保や、冷蔵庫をぴったりと囲う格子の製作など気を使う部分がところどころあり大変でした。天板の無垢の固定は、その下の石に楕円形の穴をあけ、無垢の伸縮にも対応できるように工夫して取り付けてあります。
<1階手洗いカウンター・2階洗面カウンター>
製作は通常の作業でできましたが、現場の仕上がっている壁から壁にぴったりと納めるために現場で一度解体しながら寸法を調整して納めたりと、とても気を使いました。
<玄関収納>
この家具は、ノガミ君に製作してもらいました。箱の三方(両側と天板)の木目がつながるように突板の木取りをしています。また、箱上部の角は4ミリの角材を接着して仕上げてあります。これは突板で留め加工をすると、どうしても素材の強度が弱い部分があり、特に水平面では物を置いたり、ぶつけやすかったりするので、このように角の部分に無垢を入れる仕上げをすることがあります。通常「紐」と呼ばれるこの部材が入ることで、強度は増しますし、意匠的にもひと工夫のある美しい形になります。
また、扉の手掛けは45度に加工してあります。この手掛けの形は私達は普段取り入れない方法なので新鮮な気持ちで取り組めたそうです。
実際に製作に入る2~3年前から私達に問い合わせをしてくださっていたMさん、製作の機会を与えてくださりありがとうございました!
2019.06.17
今年の夏休みに2校の小学校5,6年生を対象に教室を開こうと思っているのです。
せっかく頂いた機会ですから、ものを作るのって楽しいし、不思議だよねっていうことをずっと大人になっても覚えていてほしいのです。
先日ね、教育長が声を掛けて頂いていたのです。
「イマイさん、小学校の朝会に一緒に出てくれませんか。子供たちの周りで活躍しているお父さんたちを紹介したくてね。」
そして今朝。
「町にはね、こういう形でみんなのことを思ってくれているお父さんをはじめたくさんの人が居るんだよ。」って、子供たちに話してくれていました。
チィが喜んでいるのかどうかは、いつもながら分かりづらかったけれど、いいじゃない。
頑張っているおじさんはこんなに近くにたくさん居るぜ。
2019.06.17
土曜日は、川崎のHさんのところにカナイ君とカイ君とで食器棚の取付に向かってもらっておりました。
L型のキッチンのある空間で、冷蔵庫の位置がちょっと変わった位置にあるのです。
奥様としては、あまり狭く感じないように吊戸棚をコンパクトにして。カップなどを取りやすいようにオープンスペースを多く設けようかと考えていたのですが、実際にお部屋を見ながら奥様、ご主人、私とであれこれ思いめぐらせていていたのです。
火元に立った時に吊戸棚に頭をぶつけちゃうんじゃないか、コンロの下の引き出しを開けた時に物の出し入れがしづらくなっちゃうんじゃないか、そもそも食器棚をつけるとキッチンが狭くなっちゃうんじゃないか、いろいろ心配になったりするのです。
特に変わったレイアウトの場合は、イメージがしづらかったりして。
そうして思い悩んだのですが、しまいたいものや動作を突き詰めていくと、シンプルな形にまとまっていったのです。
結果として見えてくるかたちは、こういうふうにシンプルな形なのかもしれないのですが、ここに至るまでの思いは家具を作るという過程がないと得られない思いなのです。
だから、例えば同じように見える形があったとしても、私たちの作る家具は全く違うっていつもそう思っています。
だから、今回もHさんの食器棚を作ったんだよって誇らしく思えるし、Hさんに喜んでもらえることが、自分たちに一番のうれしさだったりするのです。
それから、Hさん、打ち合わせにいらしてくださった時に、「mocha」を気に入ってくださって、使って頂いているのです。
打ち合わせの時は空色のものを、食器棚納品の時にはオリジナルの黒色のものを購入くださいました。
ウェブサイトではまだ空色と金糸雀色まで載せられていないのですが、佐久間陶子さんと相談してこの三色を作っているのです。
ですので、工房にいらしてくださる皆さんにはご覧頂くことができますので、良かったら見に来てくださいね。
とても発色が良く、口触りも良く、軽いカップですので。
そのようなわけで、次回Hさんのお会いするときにコーヒーをこのカップで出して頂けるのかどうかドキドキしながら楽しみにしているのです。
2019.06.14
黒皮がついたままの鋼材で仕上げた補強材とアメリカンチェリーを組み合わせたワークデスク。
靴を作るための皮をカットするのです。
その隣に皮をストックしておく棚。
背面は皮に傷がつかないような衝立がついて。
今はまだチェリーの淡い色が若々しいですが、一年も経つとスチールの印象とだいぶ馴染んできます。
2019.06.13
この印象的な食器棚を作らせて頂いたのはもう4年前ですね。
食器棚を作りたい場所にちょうど窓があるけれど、それでも吊戸棚を作りたい、ということでなかなか苦労しましたが、とても気持ちの良い形になったのでしたね。
光と風が抜ける吊戸棚なのです。
扉からも地板からも風が抜けるのです。
思うだけで心地良い。
あれからご挨拶にも行けていなかったのに、Fさんがまた新たにお声掛けくださいました。(だから、写真は当時の写真です。)
今度はお母さまの家具のご相談だとか。
さっそく本日大泉学園のほうまで出掛けてまいりました。
今は座卓と背の低いソファを使って食事を採っているのだそうですが、やはり膝も疲れてきちゃうし、ダイニングテーブルと椅子をしっかりしたもので考えたいと思っていたのだそうです。
それなら、イマイさんに!と長女であるFさんが声を掛けてくださいまして、今回テーブルと椅子とそれとその部屋に合わせてコンパクトなテレビ台も作らせて頂くことになりそうです。
テーブルは円卓。その印象に合わせた椅子とテレビ台、いずれもクリで作ります。
そして、その家具たちの納品の時に、食器棚の写真も撮らせて頂けることに。
うれしく、楽しい時間でした。
ありがとうございました。
2019.06.11
「ぼくらを育ててくれる人」の目白のTさんからご相談を頂きました。
「作ってくださったキッチンにようやくオーブンを付けようと思います。」
キッチン計画当初から、いずれはオーブンを組み込みたいのですが今はまだこのままで大丈夫です、と言われていたそのいずれがようやくやってきました。
キッチンを製作したコバヤシ君はこの前ここを出て独立してしまったし(小田原で頑張ってます。)、組み込む際の注意点は、事前に把握しておきたい、ということで、排熱、耐熱、導入の際の必要な部材などについて確認してきました。
二人目のお子様がもう少しで生まれるこのタイミングで、家に居られる時間も多くなってお料理の時間も増えてきたことを考えていたら、よしオーブンを入れよう!と思い立ったのだそうです。
設置予定場所の背板も外せるし、不燃材も貼れるし、電源も問題ない、ということを確認して、あとはその各部材を用意して設置に臨むだけ、という確認ができたところで、そういえば近くにIさんのお店があったよね、と思い出して訪ねてみたのです。
「アトリエで暮らすような」のIさんのお店は大塚にあって、Tさんの目白からはまもなく到着。
工房からはるか遠いこの地域ですが、意外に家具を作らせて頂いたみなさんがいらっしゃって、なじみのある街でもあります。
「tanned oakのKさん、「ふた変化」の悠雅さん、なんてすぐそばで、「その意味」のSさんもさっきのTさんのお近くです。
地図なんか見なくても分かっちゃうね。
そのようなわけで、作業の補助についてきてもらったアキコと二人でKeiwaさんでお昼ご飯を頂いてきました。
5年経った今でも相変わらずおきれいでしかもたくましい、というか客席越しに見る姿は頼もしい。
キッチンの打ち合わせの時も確かそう思っていたなあ。頼もしくかっこよい人だなあと。
「イマイさん、ありがとうございます。いろいろあってね、中華料理を始めちゃいましたよ。」とはにかむ姿はすてきです。
私はレタスチャーハン、アキコはすごくクリーミーなお粥、そして、しっかり味の浸みた水餃子。
おなかも気持ちもいっぱいになりました。
ありがとうございました、また来ますね!
2019.06.09
4年前に食器棚を作らせて頂いた門前仲町のKさんから久しぶりにお声掛け頂きましてお邪魔してきました。
あの時お話ししていたテレビボードをようやく作る機会がやってきました、といううれしいお声掛けでした。
テレビボードも4年も経つと形の考え方が大きく変わってきます。
世代も同じKさんとは普段の暮らし方がどこか似ていて、この家具をどういう使いたかたをしたいのかイメージが要領よくまとまっていきます。
少し前までは、DVDやCDをしまうスペースやAV機器を数台しまうスペースを作ることが多かったのですが、最近はデータで映画を直接見られるようになってきたので、機器やソフトがなくても映画や音楽が鑑賞できるようになってきました。
テレビ自体もサイズは大きくなっても形状はコンパクトになってきて「テレビ台」と呼ばれていた家具の在り様が変わってきました。
そこで、4年前に比べてどういうふうに使い方を変えていったら良いかを相談しながら形をまとめていったのです。
懐かしいかたとお会いできるのはとてもうれしく楽しくて心地よいのです。
2019.06.09
草加のOさんのキッチンカウンターがもうすぐ完成です。
「豊かな色」のGさんの提案で始まった「木目をランダムに配列してください。」という見せかたって、自分たちにとってはちょっと驚きだったのです。
今までは木目はきれいに端から端まで1枚の板が成長が分かるようにつなげようって教わってきたのに、「バラバラがいいのです。」だなんて。
Gさん自身家具メーカーの支社長さんでもあり、ドイツで育まれた感性もあって、あの時はいろんなことを新鮮に学ばせて頂きました。
その感覚ってやっぱり皆さんが良いと思えるのですね。
いろいろな皆さんからこの配列の印象が良いです、っていうお話を頂いて、今回のOさんも同じくこの仕上げに。
でもね、バラバラな分、どういうふうに見せるかがかえって難しかったりするので、今回もいろいろと頭を悩ませました。
よい印象にまとまったと思っております。
2019.06.08
私が家作りを思い立ったきっかけは庭です。
アキコに「家を作りたい。」とは相談せずに、「庭でご飯が食べたい。」って相談したのがきっかけ。(フクハラさん、ごめんなさい。でもとても好きな家ですよ。)
アキコも最初は「庭ですか。」という感じでしたけどね。
そうしてはじまった家作りですが、ようやく昨日から庭の工事が始まりました。
洗面室からハサミをもって、庭で髪の毛を切るのです。
リビングからお箸と御茶碗をもって、庭でご飯を侍るのです。
向かいのお父さんや裏手のお父さんや向こうのお父さんやちょっと向こうのお父さんと庭でお酒を飲むのです。
今朝工房に向かう朝、家の前で大きなちゃとら(猫です。ご近所の人のようです。)が、おはようと言ってくれました。
彼もきっと気に入ってくれるかな。
2019.06.08
昨日は2月(のたしかとても寒い雨ふりだったような)に設置させて頂いたNさんがお声掛けくださいまして、ご友人のタグチクラフテックの中嶋さんと一緒にこの小さな工房まで遊びにいらしてくださいました。
Nさんのところにお邪魔させて頂いた時に聴かせてもらったのですよね。
「LITTLE BEL」の音を。
楽曲を流すと良い音がするのはもちろんなのですが、水の音や鳥のさえずりがふんわりと耳に入っているというのが新鮮だったのです。
「疲れない音になるようにしているのですよ。」と中嶋さんが教えてくださって、Nさんと一緒にいろいろな音を聴かせてくださいました。
いろんなところで素晴らしいものを作っている方々と出会えるなんてね、20数年前の私は思ってもおりませんでした。
「どうしてみんなこうして集ってくれるのだろう。」ってアキコに聞いたことがありました。
「それはあなたが今まで行なってきたことの答えなんでしょう、きっと。」
そうなのかなあ、そうなのかもしれないなあ。
楽しいのです、いろんな発見が。
2019.06.06
テレビボードがようやくできあがりました。素材はシナノキです。シナと言うと合板ばかりが思い出されがちですが、その基になっている無垢材は少し柔らかいですが、とてもおとなしく扱いやすくて表情も静かでよい印象です。キッチンや洗面台はシナノキとバスウッドを併用して作っていますが、バスウッドよりも優しい印象のシナノキだけで今回は作っております。
そのあたりの次回もいつか皆さんにお見せできるようにしたいと思っております。
だんだん家具が多くなってきたこの空間ですので、なるべくシンプルにしたいと思いまして、いつもながらの格子扉にしたのですが、格子の縦框をなるべく隠したいと思いまして、扉はいつもよりも厚く採って横格子のラインが良く表れるようにしています。
以前はテレビボードというと、「いろんなものをしまうための収納」という形を作ることが多かったのですが、今はテレビもコンパクトになり、映像や音楽もデータで格納できるようになった時代です。デッキ類も数が少なくなり、サイズもダウンしてスペースも皆さんそれほど多く採らなくなってきました。そして、CDやDVDといったソフトももちろん少なくなってきてリビングに大きな家具が置かれることも以前に比べると少なくなってきたように思えます。
でも、こうして1台の表情がその場所に置かれると、その場所の印象って全く変わります。
使い方から導く美しさはもちろんありますが、そのかたち自体の美しさが心地よくさせてくれる家具もあって、まだまだいろいろ勉強です。
もう少ししたら、ここで皆さんのお話を伺うことができるようになるかな。
2019.06.06
紫陽花が鮮やかです。少ししっとりしてきましたね。工房の裏庭はもうにぎやかです。ダンゴムシたちが朝早くからご飯を探しているようで、アリが砂を盛って作ったえさ場にモサモサ出入りしたり、くさはらのなかをジワジワかけめぐったり。
でも、コンクリートの上でひっくり返ってしまったひとたちも居て、そうなるともう自分たちで起き上がれないので見つけては元に戻すのですが、こうして自分たちは年を重ねていくのだなあと、彼らをコロッとしながらふと思うのです。
2019.06.06
久しぶりに早く帰ってきましたら、ハルカが台所に立ってアキコと一緒に何かをこしらえていました。
チアキもその様子を見て少しソワソワ。(なんか手伝わなくちゃって感じ。)
「何作ってるの。」
「教わったお料理を実際に家でも作るんだって、ハルがチャレンジしているの。」
「ほら、向こうのおばあちゃんが書いてくださったかわいらしいメモ。」
そう、修学旅行先の青森のリンゴ農家さんから教わったせんべい汁を作っているのでした。
ハルにとってどうやらとても楽しい3日間だったようです。
そして、このタイミングでチィも野外教室に出かけていて、砂だらけになったり、火をおこしたり、かまどを作ったりととても楽しい2日間だったようです。
毎日話ができなくてもどんどん大きくなっていくんだなあ。
2019.06.04
カナイ君が足早に流しと作業場を行き来しながら背板の接着を行なっております。いよいよワークデスクの製作も大詰めでございます。
2019.06.04
「ここでお料理教室を開きたいんです。」とおっしゃっていた逗子に新築したSさん。
「実はまだ準備はこれからで。」ってはにかみながらそう伝えてくださいました。
「でも今はこの地域で月に一回開かれている食堂のお手伝いをしているんです。自分たちのような子育て世代と、子育てを終えたご年配の皆さんが一緒になって地元の食材を分けて頂いて、このあたりの子供達やもちろん大人たちにも食事をふるまうのです。それがとても楽しくて。」
ステキな取り組み、つながりですこと。
「料理はご主人とお二人でここに立つのですか。」
キッチンの周りをいろいろと拝見させて頂きながら、お話を聞かせて頂いていた時。
「そうなのです、主人も料理が好きで、料理だけではなくて、手を動かすことが好きなんですね。」
部屋の珪藻土も床の濃いオイルもタイルだってSさんご家族で仕上げたそうで、ご主人は物作りの楽しさが高じて背面収納やリビングのこの縦格子の引き戸まで作ってしまったそうで。
すごいね。
ちなみに8本ある包丁。奥様は2本で、ご主人が5本で、お嬢さんが1本。
すごいね、すごいね。
それはもう早く準備を整えて、この町の魅力とSさんご家族の魅力が伝わるようなお料理のお仕事をここで開いていかないといけませんね!
楽しみにしています、Sさん。
2019.06.01
「食洗機はよいですよ。」と言いたいのですが、ピカピカになる、ツルツルになる、お水も無駄に使わないよって良いお話をたくさん聞くのですが、私もアキコも手で洗うのが好きでして、なかなか自分の感想をお伝えできなくて、いつも「食洗機はとても良いようですよ。」と皆さんにお話しさせて頂いているのですが、国産のパナソニックやリンナイなど、また海外のmiele、ASKO、AEG、GAGGENAU等の主要なメーカーの取付も扱えますので、遠慮なくいってくださいね。
カイ君が担当しているFさんのクルミのキッチンにはミーレの60センチのG6620を導入します。
2019.05.31
縁の丸みのうすい印象。そして格子の印象。今回の格子扉は厚めです。支えとなる縦格子をあまり目立たないようにできるかなと思いまして。でも扉自体を厚ぼったく見せたくないので、丸みのあるうすい板がぐるりと取り囲む印象。
よい形になりそうです。
2019.05.31
午前中に自宅で用事があって在宅していたところに、ハルカは明日から修学旅行で青森に行くということで、今日は授業がお昼前に終わったのだそうで、「おなかへったー。私あした5時起きなんだよね。」とうれしそうに帰ってきました。
アキコも学校で用事を済ませて同じ頃、帰宅。
「おなか減ったね。」
チィは給食だ。
ということで、おどるイヤリングにはじけるポニーテイルで、躍動感あふれる昼食作りの始まりです。
2019.05.30
いろいろな表情が肩を寄せ合って暮らしているって様子はとても気持ちよくて。
暮らしの中ではいろんな色や表情があってよいと自分では思っています。
きれいにまとまった木々の表情も整然として美しいのですが、それぞれの顔つきが柔和だったり、はっきりとした厳しい顔つきだったり、見渡すとみんないろんな顔してすっと立っている。
その様子がうつくしいなあ。
2019.05.29
工房に戻ると、カイ君が担当するナラの吊戸棚の部分加工をしていたハラダ君が彼からの検査を受けていました。
ここに来たスタッフたちはみんな巣立っちゃうのですが、今でも近くで私たちを支えてくれている彼らは頼もしく、以前に自分が教えていたことがみんなに伝わって、今ではみんながそれぞれ仕上げやすい工法を頭を悩ませながら考えてくれていて、一つずつ伝わっております。
最初は心細く思えた彼ですが、今では安心してひとつの仕事を任せられるようになりました。
凛々しく見えるのは新婚だからというのもあるかもしれませんね。
2019.05.29
むき出しの鋼材を腐食させないようにと生成される黒皮。これをそのまま家具の表情にしたいというお話は意外と多くなってきました。
鉄工のオヌマ工業のタカハシさんに相談すると、「イマイさん、黒皮は私たちからすると、ちょっとした環境の差異で赤錆も出てくるので、生地のまま使うのはあまり良いとは思えないのですよ。」とアドバイス頂くのですが、この印象が好きだというお客様にお話しすると、それでも良いです。と強い確信を持ってうなずく方々ばかりです。
そういうことでしたらやりましょう、ということで、今回もこの仕上げでデスクを作っております。
この部材と緋色のチェリー材を組み合わせて、すこし変わった形を作っていきます。
「引き出しの桟は、さすがにスチールのままだと錆が出てすぐに動きが悪くなっちゃうからステンレスで作りました。」と、タカハシさん。
いろいろなつくり手が一つのかたちを作り上げていく様は美しいです。
本日もあきる野の張り屋さんフジタケさんを訪ねてきました。
フレームだけではなく張りの表情で、椅子やソファの印象は大きく変わります。
まずは自宅のチェアから。
フジタケさんのご提案もあって、部分的にマチを取った張り方で見せてみようと。フレームは今まで作ってきた形ですから、張り方でどのように印象が変わるか楽しみです。
今でも希望される皆様には自宅でキッチンやテーブルを見て頂いてのご相談をしてもらえるようにと少しずつご案内しておりますが、もうすこししたらその椅子を使ってしっかりとお話しができるような場所になるようにと進めております。
いろいろな形をこれから作っていくことができそうで、楽しみであります。
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