Tさんの塗装

2024.04.13

今朝、秦野のTさんからメールが入ってきて、どうやらこの週末で急きょキッチンの塗装を行なうことになったそうで、「どうにか自分たちで頑張りますので、方法を教えて頂けますか。」と書かれていました。

文章で伝えるのはできるのですが、引き出しや扉を外したり、塗り方のニュアンスを伝えるのは文章では難しいので、みんなに相談してどうにか今日動けそうなワタナベ君に向かってもらうことに。

私は祐天寺のNさんのところに出かける予定があってお伺いできなかったのですが、途中でワタナベ君から写真も届いて無事に方法を伝えることができたようです。

ナラで作ったキッチンなのですが、色が白く見えるのはまだ塗装を行なう前だからです。ここにオイルが入ると、導管がくっきり浮かんでとても動きのある表情が現れます。

もうすぐでお引き渡しとお引っ越しということなので、そのタイミングでご挨拶にお伺いしますね。

楽しみにしております。

Yさんのキッチン背面収納を制作して:スタッフノガミ君の制作日記

2024.04.12

初めて図面を見た時は大変そうな家具だな、というのが正直な感想でした。
今回の家具は吊り戸棚、引出し収納、そして元々お部屋にある備え付けの物入を新しく作る家具に合わせて扉を交換して、部分的に引出しに作り替えるというものでした。
また、新しく作る家具と一体感をだす為に物入の左の袖壁の上からパネルも一緒に造り付けるのです。

このお仕事のどこが大変かというと家具を作ることでなく、取り付けることが何より大変なのです。

あまり知られていることではありませんが、マンションにしても戸建住宅にしても、壁や床がまったくの水平や垂直に仕上がっているところはなかなかありません。これは欠陥住宅とかそういう話でなく家を建てる時には様々な事情でミリ単位の多少の誤差は少なからず出てしまうものです。(でも、日常生活を送る上では全く問題ありませんよ。)

ですが、家具を取り付けるとなるとそうはいきません。
家具は工場で作っているので直角、直線を守って作りますので、それを水平や直線の出ていない所へ取り付けるとなると隙間や段差になってしまいます。

なので予定寸法より材料をあらかじめ延ばしておいて制作して、現場で削って調整できるようにして置いたり、フィラー(隙間調整材)を用意していく、コーキングを入れるなどして対応します。
こういう作業も現場に合わせてその場で作っていくので大変な作業ではありますが、今回の一番難しいところは、そこではなくて備え付けの可動棚収納を引き出し収納に変えるところだったのです。

特に他の家具屋さんや内装屋さんが制作された家具の仕様を変えるとなると、その家具がどのような構造で作られているのか、どのように取り付けられているのかは分からないことが多いのです。このような見えない部分が多い状況では何を準備していくかどのようにアプローチしてしくか、段取りがしづく、取り付け当日まで少し不安でした。

今回の取り付けは現場で行う作業が多いので、中一日を工房で作業する可能性も踏まえて2日間の作業日程を取らせて頂きました。
レーザー水平器で取り付け位置の様子をみると壁の立ちは良かったのですが、床の水平と袖壁の直角がでていなかったため、最初の難関となりました。

取り付け方法は悩みましたが、持っていった家具の前板と仕様変更する引き出しの前板の高さをきれいに揃えないといけないので、家具の下端を削ったりパネルの裏にパッキンを挟むなどして対応しました。またサイドパネルを削れるように少し伸ばして造っていったので現場での微調整にもうまく対応できました。

一番心配だった引き出しへの仕様変更ですが、こちらは備え付けの収納の構造や水平レベルがそんなに悪くなかったためそのまま作業に入れることができました。
レールを取り付けるには、位置出しの型ベニヤを持っていきましたので現場での墨出し時間を短縮することができました。
その後、多少のレールの位置調整が必要だったものの、順調に作業を進めていき、予定通り2日間で取り付けを終えることができました。

取付作業中にはY様にはとてもすてきな心配りをして頂きまして、お昼ご飯や作業途中の差し入れまでして頂いたりと、私たちは家具を届けに来たのに、なぜだかとても素晴らしいおもてなしを受けてしまったかのようで、大変恐縮してしまいました。ごちそうさまでした。

今回の家具は、新しく作った部分と仕様変更した部分の一体感を出せるかが一番の要で、それがうまくできたことに安心しました。
Y様にも気に入っていただけたようで、この家具がこれからの生活にどんどん馴染んでいってくれたらうれしいと思います。

ツガのお仏壇の納品

2024.04.11

度々私事で失礼いたしますが、父のお仏壇が出来上がりましたので、昨日ダイスケさんと実家に納品してきました。約90日経ったのでしょうか。

母からリクエストがあったのは、「お仏壇を置く場所は、ダイニングテーブルからも見える和室の角。位牌と写真とお花とお線香とお供え物が置ける棚があればいいの。お父さんとの間に扉はいらないから。」ということで、とてもシンプルな形になりました。

母は椅子に座って挨拶をしたいということで、壁に取り付ける形になりました。

壁に取り付ける際に、家具側と壁側に凹凸のある材料を取り付け、お互いにひっかけることで取り付けられる「ドッコ式」という加工をしてあります。

取付前に制作を担当したヒロセ君から、こうやって取り付けてください、説明されたそうで、

ダイスケさんはその通りにしなくちゃと、意識しながら作業していました。(笑)

余裕をもって大きめのサイズにしたはずなのに、載せたいものを並べてもらうと、いっぱいいっぱいになってしまっていました。

今までお仏壇を作らせていただいた皆様この傾向にある気がします。

お仏壇に余白が多いとなんだか寂しそうに見えてしまいますから、その思いもあるのでしょうか。

この丸棒は、せっかく作ってもらえるので、何か象徴的なデザインを足したくて考えました。

父はずっと黒檀のお箸を使っていたので、そのイメージでヒロセ君に鉄染めの塗装をしてもらい、以前Kさんのキッチンで、アイランドキッチンの棚の部分に丸棒を通しているイメージがとてもすてきで、その要素をプラスさせてもらいました。

本当に板を通してしまうと強度が減ってしまいますので、突き抜けているように見える加工をしています。

母は、コーヒーを飲む時、父と半分ずつしているそうなので、無塗装ではなく、オイル塗装にしました。花瓶のお水も気になりますから、濡れたらすぐ拭いてもらうようには伝えました。

「かっこいいわね。あまり見ない形だわ。障子の建具とも合ってていいわね。すてき。」と母にも喜んでもらえてよかったです。

普段は、広葉樹の木ばかりを扱っていますので、針葉樹のツガを使ったお仏壇は初めて作ったと思いますが、木目の美しさを生かせたよい形になったと思います。

お父さんも喜んでくれていたらいいのですが。

入学式

2024.04.11

前々から式当日は大雨予報だったので備えてはいたのですが、ちょうど出かける時間に横殴りの雨でしたので、びしょ濡れになりながらの入学式となりました。

フォーマルスーツに長靴履いて出かけたのは初めてでした。

ずっと濡れたままで、体育館に居ましたので、体が冷えてしまっていましたが、みんな同じなので仕方ないですね。

校長先生のお話で「子育て四訓」のお話がありました。お恥ずかしながら初めて聞いた内容でしたのでとても勉強になりました。

「乳児はしっかり肌を離すな。幼児は肌を離せ、手を離すな。少年は手を離せ、目を離すな。青年は目を離せ、心を離すな。」

という教えだそうです。今までもできていたのかはわかりませんが、高校生だと3~4つ目になるのでしょうか。心情としてはまだ目を離したくはないのですが。

昨日、授業初日で、思っていたよりも遅い帰宅で、LINEにメッセージを送っても既読にならなかったので気にしていたら、

ハルから、「チイにメッセージ送ったのに既読にならないのだけど、大丈夫かな?」と私にLINEが来ました。その後すぐチイから大丈夫だというが連絡が来たのですが。

心配しているのは私だけではないのだなと思いました。

当の本人は、「?」という感じで普通に帰ってきました。

末っ子あるあるなのでしょうか。

今までと同じになってしまいますが、見ていないふりして、見守っていこうと思います。

高校生活、楽しみながら、頑張って過ごしていってほしいです。

植栽と外構工事をすることを決めるまで:家具屋の自宅

2024.04.08

我が家のオープンハウスや見学に来ていただいた人たちはご存じだと思います。

住宅街の旗竿地にある我が家、竿の部分のスペースは2×20mあるのですが、家を建てる前のコンクリートの地面のままの状態でした。

お隣さんと繋がっている場所で、「ああ、イマイさん外構は何もされなかったのだな。」と気づかれたと思います。

お家を建てることを考え始めた当初は、憧れの前川國男邸のアプローチのように、道路から玄関までを大谷石のブロックをつなげてと考えていたのですが、お家のことだけでもう予算がいっぱいになってしまったのです。予算をオーバーしてまで、ローンの月々の返済額を上げてまではする気持ちにはなれませんでした。

私たちにオーダーキッチンや家具のご相談に来られた人々も、皆さん同じように悩まれているのだろうなと思います。予算があっての家づくりですから当然です。私たちは外構の予算を削ることを選びました。

玄関から門扉の所までの大谷石となり、道路までのスペースは何もしませんでした。

「いつか都市ガスがうちの前まで通る。」という噂はずっとあったので、その時にでもやろうか、とぼんやり考えていたまま月日が過ぎていたのでした。

都市ガス工事のお知らせが来たのは2022年7月頃のこと。暮らし始めてから約3年目の時でした。

「うわ!来たよ!どうする!やろう!」とわくわくする気持ちが高まりました。

好機を逃してはならぬ、となんとなく貯めていたお金で、もうどうにかするしかありません。(笑)

さて、どういう風にしようかとダイスケさんと考え始めました。

普段マイカーは月極駐車場に停めていますが、(2mぎりぎりなので。)雨の日は会社の車で帰る時もあるので乗り入れられるようにして、

大谷石だと人が通るだけでも5年で辺縁が欠けてしまっているものもあるので難しいねということで、なしになりました。

ダイスケさん「古いレンガの間から草が出てきている印象がいいな。」

私「ああ、いいね。(…草むしりするのきっと私だけどね。)」

道路のコンクリートの地面から石畳に入る感覚、美術館や公園に行った時、特別な場所に入ったのだと踏みしめながら感じる、あの感覚を毎日感じられたらすてきだろうな。

ということで検索し始めると、

まさに理想通りのすてきな施工事例の写真の数々を見つけました。

調べてみると厚木市の「景色工房サフラン」さんという会社さん。

家から近い!さらにうれしい!すごい!知らなかった!と見つけた時には興奮してしまいました。

我が家の場所でもできることなのかどうか、まずお話を聞きに行ってみよう、ということで、

予約の連絡をしてショールームに伺いました。

我が家の様子を敷地の図面や写真を見せながらお伝えすると、「石畳にすることはできます。」とのこと、

わ!うちも憧れの石畳にできる!じゃあ調子に乗って、もう一声。

私「本当はお庭にもっと背が高い木を植えたかったのですが、うち日陰の庭なもので、木を植えても元気がなくなるようなら、やめた方がいいのですよね…。」

代表のイダさん「もちろん樹種にもよるのですが、植えられます。森はどちらかというと日陰の環境なのですよ。」

驚きました。自分の浅い知識で思い込んでいてはだめですね。プロの意見を聞きにいかなくてはいけないのだなと実感しました。

サフランさんが推奨する「モリニワ」の講義を聞きながら、我が家の場所でも、木に囲まれた空間にできるんだということがわかりとてもうれしかったです。大人になってからこういう講義を聞く時間はないのでとても興味深く楽しい時間でした。

このショールームもとてもすてきな場所で、「ここにマットを敷いてゴロゴロしているだけで気持ちがいいだろうな。」と思える場所でした。

そこから、植栽と外構のすてきなプランを考えていただいて契約をしたのは2022年の12月頃のことでした。

その時にはガス工事が行われるのは2023年4月頃の予定だったのですが、延期、延期、延期、延期…となり、

実際にガス工事が施工されたのは先日の2024年3月。

サフランさんに最初のプランをいただいてから1年以上も経ってしまっていたのでした。

おかげで、お金を貯める時間ができたのは助かったのですが、サフランさんには施工まで長い間お待ちいただく形になってしまい、本当に申し訳なかったのでした。

我が家のモリニワ計画をハルチイに伝えた時、

ハル「わーい!鳥ちゃんとか来るかね。」

チイ「どういうこと?」

私「七沢森林公園のようなお庭を目指します。」

チイ「…。」

あ、そうだった。小さい時チイはその公園でヒルに血を吸われて、キュウリを見せた時の猫みたいにものすごく飛び上がって、気づいたら10m先ぐらいの所に居て「取って~!」と半べそかきながらすぐ家に帰ったことがありました。うっかり例える場所のチョイスミス…。嫌な記憶を思い出させてしまいました。

まあ、大丈夫。ヒルが出ても何が出ても、私が対処しますという話をして、我が家の外構工事をすることが決まったのでした。

外構工事が始まりました:家具屋の自宅

2024.04.06

3月上旬にプロパンガスから都市ガスへの切替工事が終わり、4月から旗竿地の竿部分のコンクリート面を石畳に変える外構工事が始まりました。

その時の日記 → 「プロパンガスから都市ガスへ」

いざ始まってみると、機械の大きな音がしてご近所さんにご迷惑をおかけしながら、地面のコンクリートが崩され山積みになり、道路から玄関までお隣さんの敷地を歩かせてもらい、見えなかった配管などが露出して、日常が崩された光景というのはストレスに感じるのですね。

「本当に工事をしてよかったのだろうか…。」という不安な気持ちの方が強くなり、なかなか書けずにいました。

ホラー映画をダイスケさんと観ていて、私が残酷なシーンを目を背けながら見ていると、

「君手術室だったのだからこっちより慣れているはずなのに。」とよく言われるのですが、

一度形が崩されても、よい形になるとわかっているから手術室勤務当時は怖いとか気持ち悪いとかは思いませんでした。(それよりも、術野見ながら器械を用意することでいっぱいでした。)

でもホラー映画はだいたい形が崩されたら戻らないことがわかっているので、痛そうで怖く感じ見たくないのだと思います。

リノベーションでお家の工事をされたお客様も、新しい形が現れるまでは不安な気持ちもあったのではないかなと思いました。

ダイスケさんにいうと、「そんな心配しても自分たちにはわからないことなんだから仕方ないじゃん。もうプロの人に任せたのだから。」と言われてしまうのですが。

現れた配管の一部が老朽化で崩れていることがわかり、直してもらった姿を見ることができて、

工事をしないと気付けなかったことですし、よかったのだと気持ちが前向きになれました。

これから我が家の外構工事をすることに決めるまでのお話を書いていきたいと思います。

鉄染め

2024.04.06

先月は年度末だったのですが、仕事が少しゆったりしておりました。

こういう機会に小物を作ろうと思い、タケイシさんに取り掛かってもらっていた小箱。

tw-hk01 [punkt]tw-hk02 [cotto]の印象をもう少しアレンジできないかなと思って、tw-hk03 [arca]を作る工程の流れで何台か小箱を試作してもらっていたのでした。

そんな時に、キッチンを鉄染めしたいというHさんからのご相談を頂きまして、今までは小さなものにしか施したことがなかったし、きれいに黒く染まるかどうかも材次第というところだったので、Hさんからお知らせ頂いた参考資料をもとに試してみました。

余っていた板材がブラックチェリーしかなかったので、ナラやタモだともう少し印象が変わってくると思うのですが、チェリーに柿渋を2度塗りしてタンニンを定着させて、その上から昔に作り置きしてあった手作りの鉄染め液(酢漬けの釘なのですが)で塗装してみました。そして、それだけだと定着しないので、上からクリアオイルを擦り込んで。

最初はムラが目立ちましたが、重ねるとよい黒みになってきました。ただ、エッジ部分はもう少し変色させたいなあというところで、まだまだ勉強です。

しかし、天然の材料が変化していく様はやはり見ていておもしろいのでした。

クルミのダイニングテーブル

2024.04.06

4年前にキッチンを作らせて頂いた草加のKさんが先日いらしてくださって、テーブルをご依頼くださいました。

Kさんのキッチン、ちょうどコロナの時期と重なってしまったこともあってあれから見に行く機会がなかったので、このテーブル納品の機会にぜひどんなふうに使ってくださっているか見ておかないと。

Kさんのキッチンはマンションのリノベーションでしたね。ちょうど今取り掛かっているYさんのキッチンもこれから取り掛かるKさんのキッチンも、草加のKさんのキッチンと同じく大きくレイアウトを変えるので、水勾配を取るために配管が床上で転がされる形になる予定でして、そうなるとキッチンキャビネットのなかを配管が通せるような工夫した作りになるのですが、大げさかもしれませんが、似たような納まりのキッチンがこの時期に集中することが何だか興味深いなあと思うこの頃です。

テーブルはヒロセ君がちょうど昨日までで脚を組み上げておりました。

今日はみんなおやすみで静かな工房です。

真っ赤な新芽

2024.04.06

桜の季節は出猩々もみじが楽しみな頃でもあるのです。

幹の数本、カミキリムシに穴をあけられてしまっている株立ちのもみじですが、毎年こうして新芽をたくさん出してくれるのですから、素晴らしいなと自然の強さを感じます。

お天気が良い日だと、ハニカムシェードが赤く映る光景も楽しめるのです。

春ですね。

鳥ちゃん達に会いに

2024.04.05

春休み中ということで、先日、娘たちと映画「君たちはどう生きるか。」を観に行きました。

その後、鳥ちゃん達に会いたくなり、相模原麻溝公園へ行ってきました。

子供たちが小さいころ時々来ていたふれあい動物園。ハルチイも懐かしそうに楽しんでいました。

鳥たちを観に行きましたが、お互い同じなのだなと思えたのでした。

きっと鳥たちも「何しているのだろう。」と人間のことを見ているのでしょうね、と。

映画の中で衝撃的だったのは「この世は死者の方が多いんだ。」というセリフ。

と同時に、「そうか、よかった。」と死に対する漠然とした不安が軽くなる気持ちもありました。

そして、いつかお父さんに出会って言葉を交わす機会があるのかもしれないとも思えました。

すてきな映画でした。

山本ファミリー展へ

2024.04.05

お世話になっているすてきな陶芸家の山本さん

3月29日から4月1日まで家族で展示会をされていたので、先日チアキと2人で東京へお出かけしてきたのでした。

ご家族皆さまがそれぞれ、写真、ガラス、ボックスアート、陶芸、金工、陶造形の技術を持たれていて、なんてクリエイティブなご家族なんだと感動してしまいました。

すてきな作品たちを拝見していると、それだけで自分の見解が優れたものになったかのように勘違いしてしまいますが、そうでなかったとしても美術鑑賞は気持ちがいい体験ですね。

会場となった建物は、おばさまが暮らしていらしたお家でした。

上まで続くガラスブロックの壁、鉄板の階段、ピンク色の柱、ガラスの天井、小さいお庭。

センスあふれる方だったのだなと感じるとてもすてきな空間でした。

天窓から日が差して、作品たちがキラキラ輝きだす様子はとても美しかったです。

ダイスケさんは見に行けなかったことを残念がっていましたが。

この場所、息子さんが管理され、これから貸しスタジオとして利用されるそうです。

小さな美術館に行ったようなすてきな時間になりました。

山本ファミリーの皆様、ありがとうございました。

帰り道、

チアキ「お父さんって、ああいう人たちと一緒?」

(活字にすると失礼な印象ですが、彼女なりに言葉を選んでいたようでした。)

私「主に自分が作りたい・表現したいものを作るアーティストさんとは違うのかな。お父さんのこと木工作家さんとは呼ばないから。お客さんが欲しいものに合わせて形を考えているから、デザイナーの方が近いのかな。」

チアキ「…うん。」

彼女も今まで見聞きしてきたものがつながり始めているのでしょうか。

よい機会となったようでした。

シーザーストーンとナラのペニンシュラキッチンとカップボード

2024.04.03

昨日で、戸塚のJさんのキッチンの設置工事が完了しました。

これで、3月の中旬から4週連続で4件のキッチンの設置が無事に終わりましてホッとしております。4月は納品が少ないので、新しい年度の始まりは少し気持ちに余裕をもって進められそうです。

ただ、このところ頂いていたご相談が急にまとまりだしたので、図面を描くのに慌ただしいため、新たにご相談をくださる皆様には少しお時間を頂いてしまっておりましてすみません・・。

今回のJさんは戸建て住宅のリノベーションということで、元々食器棚の制作のご相談から始まったのでしたが、いろいろと話を進めていくうちにキッチンも新しくして、その先にkotiの伊藤さんをご紹介したら、リビングのほうまでいろいろと変えたい部分が出てきたのだそうで、お話を聞いていて楽しそうなのでした。

キッチンは構造上、壁を取り払えない部分があって、元々想定していたオープンなキッチンにはならなかったのですが、それでも以前の間取りからは大きく変わってあかるい空間がこうして現れました。天板のシーザーストーンも4004というコンクリートの表情をしたこのカラーをJさんとても気に入っていて、とても明るく清々しい空間になったのではないかと思います。

この戸塚の町は、私が子供の頃に住んでいたいちょう団地に近く、翌母の実家に帰省する時は、戸塚駅までバスで弟のユウと一緒に手を引かれながら、バスの停車場から深緑とオレンジの2色の東海道線の入り口まで続くアーケードをいつも恨めしそうに眺めながら歩いていたのを覚えています。

40年も経つと今は大きく様変わりして、きれいな町になりましたね。ただ、踊場あたりからの渋滞は今でも変わらず。バスの車窓からこの渋滞の中を西友の建物が近づいて見えるとああ、戸塚だなあ、と思っていたこともふと思い出しました。懐かしい町なのです。

そういえば、子供の頃のクリスマスに西友に連れてきてもらって、買ってもらったものがファミリーコンピュータではなくてぴゅう太Jrで、あの時はどっちにするって言われて、赤よりも青だろうと選んで買ったのですが、あの時ファミリーコンピュータを買っていたらなあ、って小学校の頃ずっと思っておりました・・。

初詣へ

2024.03.30

忌中から喪中になりましたので、寒川神社へ今年のご挨拶へ。

ぎりぎりでしたが年度内には行くことができました。

やはり、けじめというのか、気持ちが落ち着く気がしてよいですね。

娘たちは春休みのはずなのに、

「ダンスの練習がある。」「友達と会う約束してる。」とそれぞれ全く予定が合わず、

この日もハルはお参りの後、寒川駅から電車に乗って出かけていきました。

だんだんそうなっていくものなのですね。

みんなそれぞれ、元気でやりたいことができて人に迷惑をかけていなければそれでいいです。

と思うようになりました。

19年

2024.03.30

先日ハルが19歳の誕生日を迎えました。

親にしてもらって19年経つのかとしみじみしてしまいますが、親というよりは、養ってはいるけど友達感覚で接していて、これでいいのだろうかと思うまま日々が過ぎていった感じです。

ダイスケさんも、みなさんのご想像通り、聞かれたら答えるけどほぼ何も言わないスタイルです。

ハルは、お菓子を作るのは私より上手だし、 炒め物の火加減も彼女の方が見極められていて、 こういうことって越されてしまうものなのだなと、私もこれからも生活のスキルを鍛錬していかなくてはと思わされる日々です。

お誕生日当日も、「ピザ食べたい。」と言うので、注文するか私たちが作るのかと思いきや、

「みんなに食べさせてあげたい。」と、まさかのホスト側。

我が家全員170㎝以上あるので、130㎝の円卓が小さく見えますね。焼き立てを食べたい余りに、オーブンとオーブントースター2台稼働で、食べながら次を作る慌ただしくお行儀悪いスタイルになってしまいました…。そして、ハイボール作って飲みながらサラミをつまんでハルに止められるダイスケさん。

チイはアレルギーではないのですが、小麦粉のものを食べると胃もたれしてしばらく気持ちが悪いそうで、 薄い生地なら食べれるとのことで、 熊崎さんの本のレシピのピザ生地を、 「伸ばしても縮まってきちゃうよ〜。」と言いながら、頑張って作っていました。

(トマトソースだけは私が作っておきました。何もしなかったと思われるとイヤなのでアピールです。)

形はまん丸ではありませんでしたが、とても美味しかったです。

ひとつの事柄について話していても、「こう思ったのかもね。」「でも、こういう話も聞くよ。」と、

「こうだ。」と決めつけないで、色々な人がいるのだから色々な意見があるはず、という感覚を持っているハル。だから、部活などで役割を任せられる機会も多いのかもしれないけど、周りを尊重するあまりストレスがたまるのではないか、と思うこともあります。

あまり怒っているところを見たことがないので、どこかで発散できているよいのですが。

私とダイスケさんの元に生まれてきてくれてありがとう。

これからも楽しくすてきな日々を過ごしてね。

ナラランダム張り突板を使ったペニンシュラキッチン

2024.03.26

茅ヶ崎のエバーグリーンホームさんからご相談頂いていたTさんのキッチンの設置を行なってきました。

本当は今日行く予定だったのですが、朝から雨模様ということが分かっていたので、急きょ昨日伺わせて頂くことにしたのです。

でも、結局昨日も雨降りでしたが、幸い小振りでしたので問題なく運び込むことができました。

今回の天板はコーリアンのラバロック。この色は「豊かな色」で使わせてもらって以来とても人気があるカラーで納品したての色はきれいなのですが、少し使い込むと光沢が抑えられた鈍い色みがとても良い表情なのです。

最初にエバーさんから送られてきた資料にTさんがお持ちのカップボード?作業台?の写真があって、それがとても無骨なのですが雰囲気が良くて、その形に合うキッチンをということで今回このようにまとまりました。

背面にはそのカップボードが置かれて、その上には籐を張った吊戸棚も作らせて頂きました。それらの要素が入ってくるとどんな雰囲気になるのか楽しみにしているのです。

プッシュオープンソフトクローズレールの使い心地

2024.03.22

ecomoさんからのご依頼で制作させて頂いたHさんの食器棚。

ゴミ箱を隠したい、というお話が出た時に、ちょうどスガツネさんから教えてもらっていたプッシュオープンソフトクローズというレールが思い浮かんで使わせて頂いた今回のこの形。

もし、使い勝手が悪いようなら、普通のプッシュオープン、もしくはソフトクローズに交換しますよ、とお伝えして、Hさんの家具に試しに(という言い方だと失礼かしら)使わせて頂きました。

そして、本日ecomoのKさんと一緒にご挨拶に伺わせて頂きました。

「うん、問題なく快適に使えていますよ。ちょっと行儀が悪いけれど、足でポン通して、しまう時も膝でエイッて押すだけで閉まりますので、ゴミを持った手が汚れている時などはとても便利です。」と言って頂けました。

よかったよかった。

この二つの矛盾する動きを内包するには、動きが切り替わるポイントがあるのですが、それがちょっと重く感じるかもしれませんので、とスガツネのアキヤマさんがおっしゃっていたので、そこをどう感じるかというのが気になっていたのです。

特にH様は小柄で細身の方でしたので、使うのに力が要るって思ってしまうようなら改善しないとなあと思っていたのですが、よかったよかった。

また何かありましたら経過をお知らせくださいね。

こういうふうにして、日々家具のことを皆様から教わっているのです。とてもありがたいことです。

「TVに映るもしれません。」

2024.03.22

キッチンを作らせていただいた後、久しぶりのお客様から頂いたメールを開くときにはドキドキする物です。

不具合かしら?何かしら?と読み進めてみると、

「今度【となりのスゴイ家】という番組に出ることになりまして、イマイさんのキッチンも映るかもしれません。」という内容でした。

約7年前に納品させていただきましたMさん、お知らせいただきありがとうございます!

自分たちが作ったものがTVに映るなんてなかなかない機会ですからとてもうれしいです。

楽しみに拝見させていただこうと思います。

Mさんのキッチンはナラ材板目のものを、ワトコオイルのブラックウォルナットで塗装した濃い色のキッチンです。天板はステンレスバイブレーション仕上げのもの。

クラッシックカーのコレクションがご趣味のご主人のご要望で、ダイニングカウンターを支える脚部にうろこ仕上げのパネルを導入したオリジナリティ溢れるすてきなキッチンなのです。

当日のお知らせになってしまい申し訳ございませんが、

本日3月22日夜9時からBSテレビ東京で放送予定です。

「となりのスゴイ家」

興味のある皆様はぜひご覧くださいね。

そして、Mさんのキッチンの詳細を知りたい方はこちらをご参照ください。

インストルメントパネル」二宮 M様

白い本棚

2024.03.21

先月末に納品させて頂いたKさんのところにお邪魔してきました。

先日納品したのはご主人側のお部屋の本棚で、今度は奥様側のお部屋の本棚を考えていらっしゃるとのこと。リビングの中央に壁が一枚立っていて、そこを隔ててご主人と奥様のそれぞれの仕事部屋になっているのですが、その壁を内包して本棚で囲ってしまいたい、というお話が出たのでした。

それと一緒に玄関の下足入れの周りをきれいに整えたい、というのが今回のご相談。

この壮大な計画が納まると、奥様が思い描いていたリノベーションが終わるのだそうで、大役を任されました。うれしいけれどもなかなか緊張しますね。

築年数が古いマンションは、梁や柱がいろいろと出ている空間で、古い下足入れはどうやって固定されているのか分からず、外すと内装まではがさないといけなさそうで、このあたりをどのようにうまくきれいに納まるように考えないといけませんから。

頑張ります。

チェリーのセパレートキッチン

2024.03.19

Sさんのキッチンが内田雄介さんの設計する空間に無事に納まりました。ブラックチェリーとコーリアンのセパレートキッチンです。

2階には腰高の窓しかないという状況でしたので、市丸さんに相談して階段を後施工にしてもらって、階段スペースから無事にどうにか荷揚げすることができたのでした。長いコンロ側のコーリアンは1枚ではどうにも入らないため、2分割で制作して、ここでシームレスジョイントの施工をしています。

なかなか造作の多い現場のようでして、到着した当初は大工さんが3人入っていらして、市丸さんも含めると4人も入っていらして、外には左官屋さんがいらっしゃって、これは作業できるだろうか・・なんて思ったのですが、荷揚げの様子を見かねて大工さんも手を貸してくださったりと、とても温かな現場でした。

私は、チアキの通った中学校で最後の会議があったので、ひと足先に帰らせてもらったのですが、「壁や床の状況もとても良かったので施工は順調でした。」と今回の制作を担当したワタナベ君が作業完了後に報告してくれました。あとは、月末あたりにタケイシさんが制作を担当した下足入れを取り付けに来る予定です。

今月はあとは葉山のTさんのキッチンの設置工事が終わればひと段落。

制作よりも取付工事で慌ただしい3月となっているのです。

Sさんの階段下収納を制作して:スタッフヒロセ君の制作日記

2024.03.19

今回はSさんの階段下収納を担当させていただきました。

クルミの無垢材を使用し製作しました。

一般的にクルミ材は表情が豊かな材料で、色味の差が比較的大きく、白太も多いため作り手としては、割り付けにやや悩む事も多い樹種なのですが、その表情には独特の良さがある樹種の一つです。

正面はオープンで棚が入り、階段後ろ側には扉があり、扉を開けると階段下部分が奥行きの深い収納になっています。

その奥行きの深い収納になっているという点がとても難しい点となりました。

階段のケコミ部分のパーツは旗型になり、そこへササラ状のパーツが交差しており大変複雑な形状になっています。

今回の製作では、接着の作業が非常に多く、接着するために必要な締め具にも限りがありますので製作をスムーズに進めるため、材木屋さんに300mm程のハギ板に加工してもらう事になりました。

今回のような形では、作業工程や加工の仕方、ハギ板の切れ目の位置、接着方法など、製作者の考え方によって数多くのやり方があると思います。

今回はいかにスムーズに作業を進めていけるか、という事に重点を置き工程を考えました。

スムーズに進められる、という事は、難しい加工や、手のかかる作業を極力選択せずに済みます。(その分細かくシビアになる部分も出ましたが…。)

複雑で難しく考えてしまうものでも、決まりきった考え方だけではなく、色々な角度から考え、今回はシンプルな発想で作った方が結果としてキレイで正確に仕上げる事ができると考えました。

文章では中々お伝えする事が難しいのですが、接ぎ方や接ぎ位置を合わせる事により、後にやる作業を加工しやすい状態の時に加工したりと、そのような点に重点を置き製作しました。

終盤に近づく程、接着作業が困難になっていきます。

接着作業とは木材にボンドを塗り、ラメロチップをいれ(今回はラメロを使用しました。)あて木をし、締め具で締め、ボンドが乾燥するまで材料同時密着させ圧着しておく作業になります。

当然締め具で締めたところは密着するのですが、この様な形状や条件ですと、締め具で締められない箇所が多く非常に難しい作業になります。両端は締められるのですがどうしても真ん中を圧着させる事ができないのです。

そこで今回はクランプを2段使いしてみたらどうだろうかと考え、試してみたところしっかりと密着させる事ができたのでこの方法で圧着させる事にしました。

他には、正面から見た時に、踏み板部分の小口が出てしまう点が少し気になり、社長と相談をして見た目の統一感を出すため踏み板小口面には薄い無垢を接着したところもポイントになっていると思います。

今回の製作では想定外の状態になる事もなく予定通り作業は進みましたが、今回私が選択した工程や作業方法よりもっと良い方法はあると思います。今回の経験を活かし、また次に繋げていければと思います。

Sさんありごとうございました。

冷蔵庫の買い替え:家具屋の自宅

2024.03.18

土曜日の夜に、久しぶりにチイの幼稚園時代の謝恩会委員の食事会があり、高校受験お疲れ様会としてお酒も飲んで、みんなの様子に元気をもらって帰ってきたのでした。

思い返せば、この時からビーッという音が時々間欠的にしていたのかもしれません。

日曜日の朝、冷蔵庫を開けると何かの匂いがする、牛乳を持つとぬるい気がする、あっ!と思い冷凍庫を開けると、冷凍エビが融けている!なんで~!

ということで、ここに引っ越してきてから購入した冷蔵庫が壊れました。二日酔いの体のだるさが一気になくなった朝でした。

勝手に「家電は10年は持つだろう。」という根拠のない確信があったので衝撃的でした。

寒い日でしたので、急いで食べ物を袋に入れて外に出し、お問い合わせをしました。

「まず一度訪問して点検し、故障カ所の部品を取り寄せて再び訪問して交換してみて直るかどうかになります、もし直らなかった場合でも最初の訪問代はかかります。」とのこと。

そりゃそうですよね。それだけで1~2週間はかかりそうです。

そんなに長い間「その日の買い物暮らし」は厳しいなということで、即日配達可能な販売店へ行き選ぶことにしました。

その日お仕事中のダイスケさんからは、

「なるべくシンプルで、ぴかぴかしてなくて、今の納まりと同じくらいの物。」というリクエストでで、チイと一緒に探しました。

5年で壊れてしまうと同じものを買う気にはなれませんでした。即日配達も無理なようでしたし。デザインは気に入っていたのでとても残念でしたが。

色々見て回りましたが、ほとんどのものが20~30万円することに驚きました。

売り場の方からは、

「4人家族でしたら大きい方が。」

「こちらの方が性能がいいですよ。」などいろいろ勧めていただきましたが、

私もダイスケさんも、冷蔵庫は冷えれば良くて、氷も必要な時だけ自分で作りたいのです。

便利な機能が付いていても使いませんし、シンプルなものがいいのです。

ということで、ハンドルはなく手掛けになりましたが、容量は355Lから375Lのものになりました。

卒業式の日にダイスケさんとお休みをいただいていたので、チイには悪かったのですが、終わり次第先に帰らせてもらい、その日の午後に配送していただき、無事冷蔵庫のある暮らしに戻ることができました。

自分が便利な環境により早く戻れることを優先した決断をしてしまい、全然エコじゃない考え方だったことが親としてはどうなのだろうと思いましたが…不愉快に思われた方がいらっしゃいましたらすみません。

物を詰め込みすぎないように気を付けながら、できるだけ長く使っていけたらと思っております。

プロパンガスから都市ガスへ:家具屋の自宅

2024.03.17

我が家の土地を見つけた時にはプロパンガスの地域で、オール電化にするか、プロパンガスにするかの選択がありました。

ダイスケさんも私も火を使って調理をしたかったので、プロパンガスを選択して使ってきました。

この地域で昔から「そのうちに都市ガスが通るらしいよ。」という噂は10年以上ずーっとあったのだそうです。

東京ガスからのこの地域へのガス配管工事のお知らせがポストに入っていたのは2022年のこと。

都市ガスが通るなら、月々のガス代は約半分になるといいますし、

我が家は道路から玄関まで約20mある旗竿地ですし、敷地内の工事費もかかってしまいますが、

もし将来この土地に暮らす人が変わる時にも都合がいいはず、(この土地の資産価値も少しは

上がるのかな。)

ふたりで働けている今しかできないことかも!ということで、都市ガス利用希望に申し込むことにしました。

我が家の前の道路のガス配管工事のお知らせが来たのは先日のこと。今は2024年。

小さい川があったり、道路の中の工事は色々あって大変なのですね。当初の予定から2年の時が経ちました。

「こちら側の理由で工事が予定より遅れてしまっていたので。」ということで、当時のお見積金額のまま工事をしてくださることになりました。(大変ですね。うちの会社でのことならこの2年間での金額の差は大きいですから赤字覚悟のことです…。)

ありがとうございます。

ダイスケさんと手分けして、ご近所さんへのあいさつ回りをして、2日に分けて工事が行われることのなりました。

(周りのママ友達に話を聞いてみると、皆さんオール電化にされていて、今からガスに変える予定はないとのことでした。)

1日目は、道路から玄関までの配管工事、

2日目は、家の周りの配管工事と、ガスコンロとガス給湯器の改変工事という予定になりました。

1日目、コンクリート部分の掘削があるので、ご近所さんに申し訳ないくらいの音と振動が響き渡っていましたが、2名の職人さんたちが頑張ってくださり、9時から15時までには終了しました。

2日目は、ガスコンロと給湯機の改変工事ということで、あらかじめ、コンロ下のスライドワイヤーシェルフを外すために、お鍋を移動しておきました。

スライドワイヤーシェルフは、揚げ物鍋の鍋底が汚れていたのか、部分的にべたついていたので、お掃除できてよかったです。外してみないとわからない汚れってありますからね。

ひとりは室内、ひとりは屋外で作業を分担されて

室内では、ガスコンロの改変があったので、中のプレートなどの部品が外されるたびに、私が受け取り、油汚れやごみをきれいにしておくという流れ作業になりました。

トッププレートはいつもお掃除しているつもりでしたが、こんなに中まで汚れが落ち込んでいるなんて驚きました。でもこの機会にきれいにできてとってもすっきりしました。

こういう自分ではできないメカニックな部分の作業を見ているのは楽しいですよね。

きっと職人さんはやりづらかったと思うのですが、キッチンからずっと離れず作業を拝見させていただきました。すみません。(笑)

作業の途中で、今まで利用していたプロパンガスの人も撤去作業に来てくださり、今までお世話になりました。

こういう手配はすべてガス工事の担当の方がしてくださいました。

家の周りの配管工事は、目立たないように、配管を土台水切りの下に回してくださって、壁の穴は、プロパンのガスメーターの跡だけになるようにしてくださいました。壁に穴が開くのはやはり抵抗がありましたので、ご配慮いただき、きれいに仕上げてくださりありがとうございました。

工事が終わると、東京ガスさんからTELが入りすぐ利用手続きを済ませ、無事プロパンガスから都市ガスに切り替わりました。

今回のガス工事費用は計約45万円かかりました。半分以上は道路から玄関までの配管工事費が占めていたので、道路に面しているお家の方は20万円くらいなのだと思われます。検討中の方のご参考になればと思います。

また、「オーダーキッチンだとこういう工事大丈夫なのかしら?」とご心配になると思います。

プロパンから都市ガスの工事では、職人さんに聞いてみたところ、天板内部の改変工事が主で、元栓のあたりの配管が露出されていれば作業には問題ないとのことでした。

これ以上内部の作業が必要な場合にも、ガスコンロ下をパネルにして外せるようにしてあります。

製作した全ての方の図面を保管してありますから、必要な方はお問い合わせくださいね。

火力はプロパンの方が強いと言いますが、MAXで使い続け比べたわけではないので、正直よくわかりません。これから実感するのでしょうか。

そして、このガス工事をきっかけに、家具屋の家づくり 第2章がはじまりました。

ガスの配管工事で掘削された旗竿地の竿部分、道路から玄関までの通路をあこがれの石畳にします!

この工事が終わり、石畳の草目地が落ち着いたころには、「家具屋の自宅 オープンハウス」も開きたいと思っております。私たちもとても楽しみなのです。

Jさんのキッチン

2024.03.14

シーザーストーンも入荷してきて、いよいよJさんのキッチンが仕上げに入ります。

今月下旬からリノベーション工事が始まって、来月の初めに現場に納品予定。キッチン両横は壁になり、かつコンロの奥にも壁が立つので、現場解体後に寸法通りに納まるかを確認して最終仕上げとなります。

2024.03.14

まだ寒い朝ですが、日が差し込む時間が早くなってきたました。