2018.03.30
昨日はお休みを頂いておりました。
中学生になると部活が始まって、家族の休みが取れるのは春くらいだよ、と言われていたのはやはりその通りなのでした。
春はハルカの誕生日ということもあって、彼女の念願だったディズニーランドへ出かけてきました。
私が子供のころに来ていた場所にこうして自分の子供を連れてきてもなお自分自身でここはすてきだなと思えるのは、ほかの遊園地にない何かがあるからなのです。
日中はたいへんな人の数で賑わうなかを隙間を縫うようにして歩きながらも、それは何かなって温かな気持ちでいられる元を探していたのですが、夜のパレードを見てそうだよねって思ったのです。
「世界中どこだって笑いあり涙あり みんなそれぞれ助け合う 小さな世界」
みんな自分の信じるものがあって、決してみんながみんなを分かり合うのは難しいかもしれないけれど、できる限り助け合ってみんなで楽しく進んでいこうよ。っていうこの歌を聴いて、ああそうか、ここに来るとどこか優しい気持ちになれるんだって思い出したのでした。
こういう気持ちになれる場所があるのは良いよね。
ちなみに写真は、最近スターウォーズがすっかりお気に入りになったわが家のジェダイのチアキです。
2018.03.27
先日取り付けた三鷹のOさんの食器棚。久しぶりにアメリカンチェリーの柾目の突板を使いました。
チェリーという木目の印象や色を好まれるかたには、なるべく一度お伝えしているのが「柾目を使うのも良いですよ。」というお話です。
無垢材だとこんなに贅沢な木取りはなかなかしないので、突板ならではの表情なのかもしれませんが、このスゥっとした心地良い緊張感は柾目だから出てくるのです。
チェリーの板目の優しいラインやところどころに現れるガムスポットの良いリズムはそれはそれでとても魅力なのですが、チェリーの柾目はまた独特の空気があります。
それを強く教えてくれたのは、「すきな柄」品川のKさんかも知れません。独特の見方を私に教えてくれた不思議な方でした。でもあのでき上って1年経過した時にお伺いして見せてもらった柾目の上品な感じは、とてもすてきでした。
その魅力を今回はOさんにも理解して頂いて、できあがったのがこの形です。
使う人と作る人の対話があってこういう形が生まれるのです。
私たちが皆さんに提供できるのはそのような素晴らしい対話の中から生まれた形です。
2018.03.25
昨日と今日はどうしても見ておきたかった行事がありまして、一日半のお休みを頂きました。この週末に何か家具のことをご検討くださっていた皆様すみません。
ハルカがこの1年間活動を続けた吹奏楽部の成果を見せる発表会があったのです。
これまでよく耳にした中学に入ると子供が頑張って大人に近づこうとする、というように、ハルカもだんだんと自分でいろんな方向へと進もうとしていく姿を嬉うれしいようなさみしいような気持ちで見ておりました。
そして、先生たちはこども達に自分を信じて前に進むことを気持ちよく伝えてくれて、それに応えるように子供たちも自分なりの大人像を見つけようと頑張る姿は、とても頼もしく映るのでした。
昨年から再び学校の役員として学校の様子を拝見させてもらっているのですが、小学校とは違ったこどもの頼もしさに自分たち大人などが口出ししなくてもきっとうまく学生生活は回っていくのだろうと思わせる頼もしさを感じておりました。
そして、昨日はその吹奏楽部の定期演奏会。3年生が卒業して、2年と1年が1年間の活動の成果を発表する日なのでした。
親として、役員として、そのできあがりを聞かせてもらい、1年間でこれほど人は成長するんだなって、あらためて自分たちには遠い昔になってしまった子供たちの吸収の素晴らしさに微笑ましく思ったのでした。
でも、頼もしさは何となくそこまで。演奏が終わって、みんなのあいさつも終わって、片付けが始まると・・、みんなうれしさが残ったままだからかなかなか片付けがはかどらない様子。
見かねて、親たちが手を出し始める。だって下校時刻が過ぎちゃうもの。
知り合いのお父さんやお母さんもみんなで手伝ってぱたぱたと椅子や道具を運んでいく。通り過ぎる部員の子たちが、「ありがとうございます。」と可愛らしく挨拶をしてくれます。
こういう作業って好きなんですよ。なんだか自分たちも学生に戻ったような気がして。そのうえ、こども達に喜んでもらえるならそれはそれはうれしいよね。
ふと、作業が終わってみると、こども達があらためてありがとうございます、と。
なあんだ、そうか。まだ子供たちはこども達なんだよね。みんなの笑顔や廊下の隅ではしゃぐ様子を見ていると、頑張ってみんな一人ずつでかんばっているように思えても、やっぱりまだ子供なんだ。そう思うとどこか安心できたというか、うれしかったのでした。
翌日郊外でて、今日は市内の中学校が集まって合同の発表会。
昨日の子供らしさはどこかに隠したみんなは舞台の真ん中で立派に素晴らしい演奏を聞かせてくれたのでした。
こどもっぽさの抜けたりりしい姿に再び少し寂しくうれしくなったのでした。
2018.03.23
いまさらながら、全部ちがう形だよねって。
同じ形なら作ることは簡単になってくるのかもしれないけれど、少しずつみんな違うことが当たり前なのでやっぱりそれを形にするのは大変なことです。
みんなが図面を見つめながら難しい顔をしている理由がよく分かります。
図面のその奥に見えているその線を探しているのですね。
その見える線と見えない線をつないで、ただ一つの形に結びつけているのです。
2018.03.23
雲がきれて春になりました。
いろいろキラキラしています。
2018.03.19
昨年末、クレミルに来てくださってその時にこのテーブルの質感を見て頂いて、オーダーくださったIさん。先日そのテーブルをお送りしまして、ようやく椅子が揃ったということで写真をお送りくださいました。
Iさん、大阪からテーブルを見るためにクレミルの時期に合わせて、ここまで来てくださったのです。
本当にうれしいことです。
これで、大阪にお住まいの方にこのテーブルをお届けしたのは2作目です。遠くからでもこの形の魅力を感じてくださる皆さんがいることに感謝しております。
Iさん、ありがとうございました。
2018.03.19
柔らかそうですが、どしっとしたかたまりのようなテーブルを作らせて頂いたIさんの記事と、
にぎやかで温かな色どりとなった本棚を作らせて頂いたFさんの記事と、
あたたかなまちとあたたかな場所で暮らすFさんの記事の3つのお話を掲載しました。
よろしかったら、ご覧になってくださいね。
2018.03.16
来月4月に離乳食インストラクターの Hug baby教室 はじめりさ @hugbaby0312 さんに工房2階のショールームで離乳食教室を開いていただきます!引き続き募集中ですよ!
日々子育て・家事をしながら離乳食を作るママには色々な感情がありますよね。離乳食の進み方や食べる量はお子様一人一人違います。Hug baby教室では赤ちゃんとママの気持ちに寄り添った方法をいっしょに考えます。
【教室のご案内】
2018年4月16日(月)10:30〜
和の離乳食パクパクセミナー 初期〜中期コース
2018年4月18日(水)10:30〜
和の離乳食パクパクセミナー 後期〜完了期コース
【参加費】
¥3,500
【持ち物】
笑顔・筆記用具・エプロン・いつものお出かけセット
*レッスン内容詳細はblogページまたはFacebookページよりご確認ください。
・
お子様とご一緒にご参加いただけます。プレママも大歓迎です!皆様とお会いできることを楽しみにしております♡♡ お問い合わせ
instagram:@hugbaby0312 のDMから、またはメール hugbaby0312@gmail.com よりお願い致します。
【教室チラシ設置場所情報】
*寒川町子育て支援センターコスモスの郷
*TRATTORIA MOKICHI(香川駅)
*パンドラのはこ(レンタルスペース)
に置かせていただいております。
気になる方は是非手に取ってみて下さい
2018.03.14
今日は沼津のMさんの細かい細工を施しに現場へ。監督の内藤さんも解錠しに来てくれて、Mさんもいらっしゃって最後の顔合わせ。
作業が終わった後、Mさんがおもむろに、「お二人に少しお話があるのです。」と。
そして、カバンから取り出したのは2足の革靴。
「ビスポーク(bespoke)って言葉をご存知ですか。」と私よりも歳がうんと若いMさんが切り出します。
もちろん聞いたことはないのでした。
「オーダーメイドに近い言葉なのですが、より深く依頼主の好みを反映させた注文、という感じになるのでしょうか。対話を繰り返すことで、作り手と使う人がより近い関係になる物作りというか。」
「この2足の靴は友人にオーダーされたものなのですが、自分で納得がいかなくて自分で履いているものなのですが、何というかこう言葉にしづらいのですが、思いが未達なところもあってそのまま渡すことができなかったのです。」
「そして、こうして新居ができあがってとてもうれしい反面、もっとこうしたら良かったかなって思いもまだたくさんあって、不満ではなくて、反省だったりして。だから、自分の今がこの靴と同じなような気がして。
それでもこうしてできあがった姿はとてもとても好きです。でも、何というかもっと対話をしたかったなあって。もっと作っていたかったなあという気持ちで、終わってしまうことが少し寂しく感じてしまったり。」
でも、これからが始まりですものね。使い続けていくうちに暮らしは変化し、家や家具もそれに応じて、姿は変わらなくても中身は変容していきます。そうなる節目節目で私たちとまた対話してもらえたらうれしいな、と思って現場を後にしました。
まずはお引っ越し後にまだお伺いします。
2018.03.14
みんなで丸くなって食事する形は良いよね。
微笑みながら、おいしそうに食べる姿が見られるのは良いよ、ほんとうに。
温かくなってきましたからね。
まるで日差しを浴びながらピクニックのようにみんなで食べられるのは良いよ、ほんとうに。
そんな暮らしに思いを巡らせつつ、この素地のような色で仕上げた脚はどのような天板が合うのか悩んでいるところです。
2018.03.13
1階のお父さんお母さんが過ごすキッチンは白い鏡面仕上げのキッチン。
「あたしはね、どんな形のキッチンでも大丈夫よ。だから、お任せするわ。」と言っていたお母さんのキッチンは、お母さんの好みが分かってからは最初の形からぐんぐん変わって、ブラックウォールナットと白い色の対比が魅力的な形になりました。
キッチンの片隅に置かれた蔓のレリーフが掘り込まれた棚などはモダンなキッチンの中でとても良い印象になりました。
背面の大きな収納も床面積一畳分あって、表と裏に組み込まれた大きなアルミの引き戸を開け閉めして食器棚のようなパントリーのような使い方をする独特の形になりました。
2階のキッチンは子世帯のMさんご夫婦のキッチン。最初にふらりとクレミルに遊びにいらしてくださって、その日はそのまま丸一日ここで過ごしていってくださったMさんご家族。いろいろとお話を聞いてみると、無添加計画のトミヤさんから私たちのことを聞いて訪ねてくださり、奥様とご主人の濃い色がたくさん入ったキッチンと食器棚になりました。
独特のシンクの形状や食器棚の吊戸棚の面白い使いかたなど、またいつか詳しくご紹介致します。
まずは、無事に工事が完了してひと安心。
みんないろんな形があるのだな、あらためてそう思います。
2018.03.13
子供のころ、祖母の家に行くのが怖いことがあったのです。
祖母の家は両方とも都内にあったので、私にとっては野山を駆け巡るじいちゃんばあちゃんちというのがうらやましかったのですが、それでも時々しか訪れることができない祖母の家は子供心にワクワクするのでした。
父方の祖母の家のだいぶ前から物置になってしまった部屋には縁側を通っていかないといけないのですが、そこに入ると古い匂いがして、日は入っては来ますし、すぐにみんながいる隣の部屋に行けるのですが、なぜかみんなの声が少し遠く聞こえていて別の世界のようでした。
でも、この部屋にたどり着くための縁側に出る前にお仏壇がある部屋(ここがいつも私たちが遊びに来ると寝泊まりする部屋なのです)を通るのですが、この部屋に子供心にとても怖いカップがあったのでした。
カップ?と、周りに話すとくすっと笑われてしまうのですが、小学校の自分にはとても恐ろしいカップでした。
普通のマグカップにまつげが長くて真ん丸な目が大きく描かれていて、その下には厚ぼったい唇が描かれているカップ。
この部屋に入ってそのカップが正面を向いていると、もう私は恐ろしくて恐ろしくて、おいおい母にすがって泣いていたものでした。
そんな私の様子を見て、両親は時々いたずらするようにカップを動かしたりするのですが、それがもう何だかよく分からないけれどこわいこわい。
弟は全くそんなことなくケロッとしているので、まったく情けない兄でしたが、あのカップはどこに行ったのだろうか。
きっとあの大きなギラギラした目が怖かったのだろうなあ。
私が子供の時分はこうして暗くてよく分からなかったり、自分では理解できないものに漠然と畏怖の感情を持ったりしていたのですが、今ではかなりいろいろなことが分かってしまう世の中になりました。
わが娘たちは、まだ暗い部屋をきちんと怖がってくれるので安心です。
「悪いことをすると、押し入れのお化けが連れに来るよ。」
そういう漠然とした怖さってとても大切な感覚ですので、それを忘れないようにしたいなあとカップを見つめながら思うのです。
2018.03.10
海を渡って舘山まで。製作を担当したコバヤシ君とカナイ君とノガミ君の3名でSさんの取付に行ってもらいました。
10月からお話を進めて約半年でようやく家具をお持ちすることができました。
実は写真では見えていないリビングの空間、ダイニングテーブルとの印象がとても良い感じなのです。
次回ご挨拶に伺わせて頂いた時には、その空気感を伝えたいなあ。
2018.03.08
Oさんのリビングにキッチンが無事に据えられました。壁や床が現れてくると、この場所がどのようの表現されるのか今から楽しみです。
2018.03.06
ツヤを落として黒塗りで凛々しく仕上がった脚部と、節がちりばめられたナラの接ぎ板。
上品な印象にまとめることができました。
Oさん、明後日納品ですね。
2018.03.06
「やっぱり開き扉よりも引き戸にして良かったです。」Fさんのお宅を訪ねた時にそう言われました。
Fさんのキッチンは独立したキッチン。子供の時分に昔懐かしかった母親がこもるようにして料理の支度をしたキッチンにあこがれていたのだそうです。
ちょっと狭いけれど使い勝手が良くて、あれこれ使うものが自分の手の届くところにあるキッチン。そういう形を描いたときに食器棚の戸棚は自然と引き戸になったのです。
調理中は、戸棚の扉を開けておいて使いたい。そのほうが物がひとめで見渡せて、出し入れもしやすいし、終わったらシュッと閉めちゃえばよいし。
そうか、引き戸の魅力はそういうところにあったのですね。開き扉も観音開きなら同じくらい開け放しておけるのにその違いって何だろう、っていまいち気づいていないところがありました。「開け放しにしておけること」が魅力だったのですね。いまさらながら、皆さんからいただくお話はとても勉強になります。
だから、戸棚の中も開け放しにしておいても気持ちの良い仕上がりや手触りがよいなあ。Fさんとそんなお話になりました。
その影響でしょうか、ここ最近そういう見せ方にされたい、という皆さんも増えてきています。
外側と同じ素材にしたり、あえて色を変えて中の棚を作ったり。注文家具だからこそできる表現の方法ってまだまだたくさんあるなあと気づかされる毎日です。
2018.03.05
今日はね、Oさんの取付でした。
Oさんには、以前に食器棚やテレビボードを作らせて頂き、とても良くして頂いているのです。
「いつもお世話になっております。
今回も素敵な家具をありがとうございました。(いつも細かいことを言ってすみません)
うちのリビングがイマイさんの家具だらけになってきました。
イマイさんに家具をお願いすることを仕事のモチベーションにしているので、今後ともよろしくお願い致します。」
あら、うれしい言葉です。
私たちもその言葉こそ励みです。
2018.03.04
いよいよ元気に花粉が飛び交っているであろうなか、所沢のIさんのソファとデスクを届けてまいりました。
お子さんの進学に合わせてこのタイミングに千葉から埼玉に。
今から14年前に作らせて頂いた修正材のデスクは千葉のお家で、次の方が使ってくださるということで。
いろいろな小さなつながりが私たちに元気をくださるのですね。
そう言えば先日、家具の製作ではないのですが、この寒川町のお仕事のお手伝いをさせて頂きました。
「高座のこころ」
ここに少し私が登場させてもらうご縁を頂いたのです。
それを見て、高校卒業以来会っていなかった友人が訪ねてくれて、実は同じく寒川でお店を開いるのを知ることができたりと、つながりは少しずつそのうち大きな円になっていくのを実感しております。
ありがたいお話です。
2018.03.04
娘たちからのひな祭りディナーのリクエストは、「山盛りチキンナゲットとちらし寿司」。
いつからか定番メニューになりましたが、同じメニューを作っていくと、長女はナゲットのソースを作ってくれたり、次女はちらしずしをよそって飾り付けてくれたり、毎年お手伝いしてくれることの変化が楽しめていいですね。
「おいしいね。」
今年もみんな健康に桃の節句を迎えられてよかったね。
今回はケチらずにちゃんと全量鶏もも肉のひき肉を使ったので、パサつかずに好評なのでした(笑)。材料をケチるとそれなりの仕上がりしか得られないのはなんでもそうなのですね。勉強になりました。
そんなひな祭りの夜でした。
2018.03.03
先日取り付けた壁付けのコンロ側のキッチンに続いて、本日シンクのあるアイランドキッチンを設置して、これでAさんの作業が完了。
チェリーの今はまだ淡い色が、お引き渡し後にご挨拶にお伺いする頃には、もう少し色濃くなっているでしょうか。
まずはその時が楽しみです。
2018.03.02
稲城のTさんのキッチンの工事を本日終わらせて、これで2月のキッチンたちはすべての新しい場所へ巣立っていきました。3月はキッチンではなくて食器棚が多い月になりそうです。
おもしろい流れです。
だんだんと気落ちも体も温まってきました。
2018.03.02
今回、KUMA鍛鉄工房さんと一緒に香立てを作りました。今まで家具の特徴的な意匠となっていたつくしの形状を香立てに使わせて頂いたのです。
チェリーの鉄染めと、蜜蝋のぬらっとした槌目の表情がよくあう香立てとなりました。
KUMAさんとは久しくお会いしていないのですが、思い出すのは優しい表情の人だったなあということ。だからその作品の手触りもやっぱり優しい。
チェリーの香立てと2つの表情がこれで揃いました。
2018.03.02
Tさんから頂いていたイメージは懐かしい印象というキッチンにしたいということでした。イメージを形にする作業は難しいなあといろいろ勉強になったのでした。
昨日の雨上がりにようやく設置が完了。
続いては、やはり懐かしい印象の洗面台。これから製作に入ります。
2018.03.01
昨年末にキッチンや食器棚、ダイニングの収納を作らせて頂いたHさんのところへお邪魔してきました。
今回は、リビング、ダイニング、キッチンをリノベーションしたい、特にキッチンは昔の間取りの独立型のキッチンだったので、それをいかに今の間取りを生かしてオープンなキッチンにするか、というお話で始まった今回のお仕事。スタジオコンボの茂呂さんにいろいろな形を考えて頂いて、いつもお世話になっている伊沢工務店さんが施工してくださって、こうしてここまで木の魅力が良く表れた空間が完成しました。
キッチンがこうして開放的なまとまりが生まれましたので、続いて検討していくのが、ダイニングテーブル、ダイニングペンダント、そしてテレビボードです。
テレビボードは、収納の考え方を反映させると、オーダーで作る形が最善になりそうなのですが、ダイニングテーブルやダイニングチェア、ライトや、そしてテレビボードの向かいに置くソファなどはHさんの好みで好きなものを置かれると良いと思っておりました。
そこで、Hさんが良いなと思った家具を置くことでどんな空間になるのか、あらためてお話を重ねていったのでした。(今日で何度目になるでしょうか。(笑)でも、だんだんとイメージに近づいております。)
何となく方向性がまとまってきました。
自分が過ごすのに心地良い場所にすること。
そして、お仕事でも今後このリビングを活用でしたら、という思いが実現できるような場所にすること。
お話を積み重ねることで、引っ張り上げようとしていたイメージの糸がどれだったのか思い出すことができたのでした。
良い打ち合わせの時間でした。
すてきな場所にできるように頑張ります。
78 / 110« 先頭«...10...777879...90...»最後 »