ステンレスのフタ

2017.07.03

punktって言う、カトラリーケースを作っています。キッチンを作り始めて、キッチンのまわりのものも同じ気持ちで作れたらよいなと思って、少しずつ形を考えていて、気にっている形のひとつなのですが、最近オーダーを頂くのです。
一見、何だかよく分からない形ですし、格好良いかどうかはそのひと任せなのですが、私は好きなのです。
特にフタはね、キッチンのカウンターをお願いしているタカハシさんとあれこれ悩みながら辿り着いた形ですから、もう大好きです。
よーく見るとへぇって工夫がある。もの作りの楽しさでございます。

○○な家具屋

2017.07.02

吹奏楽部に入った中1長女。
「自分で準備しておく物のリストもらったから、楽器屋さんに行きたい。」とのことでお出かけ。
「ホルンってどんなやつだっけ?」というレベルで、楽器からは縁遠い人生を歩んできた私。買い物目的で楽器屋さんへ足を運んだ経験はないのです。
最初に入った楽器屋さんはエレクトーンやピアノが、入り口に並ぶ雰囲気のところ。
リップクリームや修正液みたいな形で、英語で表記されている商品の列を見ても、何が何だかさっぱりわからないので、可愛らしい女性の店員さんに聞いてみました。「吹奏楽部の部員さんですか?私もホルンでしたよ!」なんて話が弾み、とても詳しく色々説明をしてくれました。でも、お目当の物は在庫切れでありませんでした。
「もう一箇所の楽器屋さんがあるから行ってみよう」ということで行くと、そこはギターが入り口にずらっと並べられていて、明らかにロックなところ。体格のいい長髪の店員さんの1人はヘッドホンをしてずっとギターを調整していて、もう1人の店員さんはパソコンの前で険しい顔をしていました。さっきのお店より話しかけ辛い空気があり(笑)、同じ楽器屋さんでもジャンルが違いそうだから、ないのでは?と思いましたが、そこでリスト通りのものが揃いました。
面白いなぁ。
「楽器屋さん」と言っても、それぞれの雰囲気のお店があるのですね。
私たち家具屋もきっとそれぞれの雰囲気が違うのでしょうね。他のお店になかなか行けないので、よく分からないのですが、私たちはどんな雰囲気の場所に見られているのだろう?と思いました。
娘のお陰で、また新しいことを知る機会が増えそうで、楽しみなのです。
写真はショールームにある会長のドラムです。

クルミのテレビボード

2017.07.01

2017070100220170701003先日も大手ハウスメーカーさんにお勤めのUさんがここにいらっしゃって、「おもしろい!」と言ってくださいました。
私はどこか垢抜けない部分があるせいか、自分自身でスタイリッシュにピッとした形を決めることがいまいちできない性格でして、家具を作ってほしいと望んでいる皆さんと、
「こうですかね。」
「うーん、どうでしょうね。」
「ああですかね。」
「そうかもしれませんね。」
なんて、いろいろと宝さがしみたいに少しずつその先の形を探っていくわけですが、私にとってはすべて一人では決められないナヨナヨした部分を皆さんと一緒に決めてゆけるので、大変ありがたく思っているのですが、皆さんにとっては、自分たちで形を作りあげる楽しさを実感して頂けることが、とても「おもしろい!」ということなのです。
うれしい言葉です、おもしろいって。

今回の(こちらは電機メーカーにお勤めの)Uさんも、今までの皆さんと同じく一緒に作りあげたお客様の一人。
Uさんはなるべくコストを抑えたい、という思いもあって、いろんな部分をご自身で経験されました。
私たちが打ち合わせに出掛ければやっぱりその分、何かと費用が掛かってしまうのですが、それを抑えるためにプチリフォームの打ち合わせを全部ご自身で行ない、家具設置の壁の下地の位置も適確に施工会社さんにお願いし、設置場所の採寸も私が測ってほしい位置をすべてチェックしてくださって。
Uさんのお仕事は建築関係とは異なるのですが、全てしっかり行なってくださって。
このように家具の形を考えるだけではない、家具作りの参加のしかたもあるのです。
楽しんでもらえたでしょうか、きっと楽しんでもらえましたよね。
打ち合わせにここに来てくれた時、目がキラキラしていましたから。

ナラの節アリ材とステンレスのカップボード

2017.06.29

2017062900220170629003昨年のクレミルの時に木工教室に参加してくれたKさん。ご実家がここから近いということもあって、お姉さんと一緒に何度も通ってくださって、小物を作ったり、ワークショップに参加してくださったり。
そのお姉さんであるSさんは春にご紹介したように座卓をここで作ったのでしたが、妹さんのKさんは新しく家を手に入れたということで、カップボードのご相談を頂いていたのでした。
この場所を知ってもらって、いつかここで家具を作りたいって思ってくれたらうれしいな、ご近所の皆さんが気軽に足を運んでちょっとお茶を飲みながらひと息つけるようなサロンのような場所にしたい、という思いもあって始めたクレミル。
そのきっかけを作ってくれたのがこのSさんやKさんでもあります。
この町のことを教えてくれて、どんなことが私たちに必要かを教えてくれて、すぐそばで良いアドバイスをくださって。
自分たちだけではどうしたら良いのか迷ってしまう時に支えてくれる、家具をことを知ってもらいたい、というだけではなく、もしかしたら自分たちがそういう人たちを必要としていたから始めたのかなあ、そう思わせてくれる3姉妹さんです。そう、うれしい出会いなのです。

そして今日はその私たちの気持ちを持ってKさんのところにお伺いしてきたのです。
私は残念ながら、リフォームのお話がいろいろとまとまってきていて打ち合わせに出掛けていたのですが、製作を担当したノガミ君がうれしそうに先ほど納品から戻ってきました。
「クレミルの時にボクが担当させて頂いたお客様でした!」って。
いろいろうれしいです。

そして、Kさんからも。
「本日はありがとうございました。
先程、搬入が終わり我が家にきた食器棚を見て、触れて、うっとりしながらメールを打っています。
ナラの無垢材節ありにしたこと、引き戸の引手を四角にしたこと、引き出しのハンドルをKUMA鍛鉄工房さんのにしたこと、化粧板をグレーにしたこと、上をステンレスにしたこと。そして、フリーハンドイマイさんにお願い出来たこと。すべてしてよかったなぁと食器棚を前にして思っております。
家は買ったものの、まだ自分たちの家だ!という気持ちが少なかったのですが、この食器棚が来てくれたことで、あー、自分の家だなぁとより想えます。
ぜひ、落ち着いたら見に来て下さい。
食器棚はこれから家族の一員として大事に使っていきます。
本当にありがとうございました。
スタッフの方々にも、感謝をお伝えください。
近々というわけにはいかないかもしれませんが、またお願いすることがあると思います。
その時はよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
あー、良い買い物しました!職人さんってやっぱり素敵です!」

「あー、自分の家だなぁ。」っていいなあ。

ナラ柾目のキッチンたち

2017.06.23

2017062300220170623003本日の取付でようやくKさんの工事がすべて完了となりました。
5月の連休明けに欠品となっていた食器洗浄機の設置を終えて、ひと段落したところでしたが、やっぱり収納が足りない!ということで当初予定していて、ご新居での暮らしは出費も多いし、しばらく先延ばしにしましょうとなっていたダイニングの家具をやはり早めに作ることになったのでした。
キッチンと合わせて最初に作ろうと考えていたプランは、こうしてキッチンや食器棚などができあがったことで、あらためて収納計画を見直すことができて、よりKさんが必要としている形にすることができました。
例えば、一番小さな家具には、ダイソンの掃除機が充電できるようになっていたり、ケーブルがごちゃごちゃになる通信機器がしまわれていたり。

これで、ひと通り終了ですね。
あとは元気なお子さんたちが、引き出しに入って遊んだりしないか、それが心配。
まだしばらくして暮らしが落ち着いた頃にお邪魔させて頂きますね。

何故だか今は練馬からのご相談が多いもので、Kさんのところにもそれほど遠くない時期にお伺いできそうですので。

今後ともよろしくお願い致します。

家具屋という仕事

2017.06.21

ただ形を考えて作るだけでは成り立たない仕事だ、と気づくのです。
だからこそ、お話を重ねて「イマイさんにお願いしたいと思います。」というご連絡をいただけると、
とても嬉しくて、ありがたいことだなと思うのです。

父の日

2017.06.18

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今日は父の日ですね。
うちは、前日の土曜日の夜にみんなでお料理。
「何食べたい?」「カツレツ!」となり、「カツレツ」に人一倍こだわりがある(自称)おとうさんが衣のつけ方を娘たちに指導(笑)。
中学校のPTA副会長になり、中学校・市役所・自治会の1日3か所での会議。皆様、お疲れ様です。そのおかげで、仕事の帰宅時間よりも早いので得られたこの時間。
ありがとうございました。みんな笑顔で、おいしくできました。

学び

2017.06.16

「弊社でお料理イベントがあります。ご都合がよろしければぜひご参加ください。」とオーダーキッチングランプリ主催のリネアタラーラさん にお誘いいただいたのです。以前から伺ってみたいと思っておりましたし、声を掛けていただいたことが嬉しかったので、参加してきました。
高級感があってカッコいい。キッチンを考えるところから、リビングの印象をこんなにゴージャスにできるものなのかと思いました。
ショールームの名に相応しい「ここでオーダーキッチンを取り入れたらこういう生活ができるのかも」と「夢を見られる場所」でした。
普段私たちのキッチンでは使わない素材・パーツ・使い方を見ることができて、とても興味深くて面白かったです。
代表の門田さんにもご案内していただき、ありがとうございました。
今日勉強させていただいたこと、これから形にしていきたいと思います。

早めに着いてしまい、ドキドキ緊張する気持ちを鎮めるために、用賀神社でお参りをしてから向かいました。
スタッフの皆様、とても親切で丁寧な方々ばかりで、とても嬉しかったです。お料理もとてもおいしくて特別なレストランに行ったかのようでした。本当にありがとうございました。次回はイマイダイスケと一緒に伺わせてください!

ナラのアンティーク仕上げのリビングボード

2017.06.15

父の音楽(カントリーウェスタン)のファンであるというGさんからのご相談で作らせて頂いたリビングに置くコンパクトな家具。
レコードプレーヤーやカセットが聞けるラジカセなどを置いて、「ここで好きな音楽を聴いて1日過ごすのよ。」という思いの詰まった家具を作らせて頂きました。
築40年近い木造住宅はいつものような作業をする私たちに挑戦するような、まるでクイズを解いているような、そのような気にさせるほど取付に時間が掛かってしまいました。
フゥ、ひと安心です。
お茶を頂ながら、レコードに梁が落ちます。
ポール・モーリアのシバの女王がプツプツ音とともに静かに居間に流れます。
なんというか、音が手に届くような気がしたのでした。

オーダーメイドのiPhoneスタンド

2017.06.14

オーダーメイドのスタンドです。
ベースはiPhoneスタンドのsofaをベースに木製で新しいデザインができないかといろいろと考えて、できあがった形です。
キャンドル作家のArunさんに昨年のクレミルの時に依頼を頂いていたのですが、半年も経ってしまいました・・。すみません。
でも、とてもきれいな形にまとまりましたよ。

iPhoneスタンドは現在、sofaでいろいろな機種が置けるタイプを作っているところで、もうすぐお披露目できるのですが、それが完成になったらひとまず製作はストップになるかな、と漠然と考えております。
最初のモデルのtetraを作り始めたのが、ちょうど5年前でした。

その時のブログ(古いブログですね・・。)
「予告です。音を楽しむ2日間」

もともと、スピーカーの良さを知ってもらおうと思って、若い人たちにも良い音を聞くことの良さを知ってもらえたらと思って、気軽に音を楽しんでもらおうとどちらかというと若い人向けに考えた木製小物でした。
もちろん、その当時も反響させて音が大きくなるスピーカーってたくさん出ていたのですが、木製のしっかりしたものが少なかったようで、皆さんにとても気に入ってもらえました。
でも今では、いろいろなメーカーさんがその技術を持ってすてきなスタンドを作られて、数多くの形が出回っております。
だから、気軽に音が楽しめるようになりましたね。

ひとつの役割が終わるかな。
また新たな魅力が伝わるものを考えてゆこうと思うのです。

チェリーのダイニングボード

2017.06.13

今日は製作を担当したコバヤシ君がリーダーとなって、カナイ君、ワタナベ君と一緒にSさんのダイニングの家具の設置に向かってもらいました。
本当は私も一緒に伺う予定でしたが、現在建築中のYさんの現場にカウンターを届けないと行けなくなったり、、先日のグランプリを頂いた余韻からかいろいろなお問い合わせを頂いたりして、その前からご相談頂いている皆さんも図面もお待たせしてしまっていたりと、なかなか手が離せなくなってしまって、みんなにお任せすることに。
だんだんと時間が経つにつれて雨が強くなってくる一日でしたが、作業はとても順調に進んだようで、思っていたよりも早くコバヤシ君から完了の連絡が入りました。ありがたいね。
すぐさま、Sさんからもお礼のメールが届いて、順調な一日。
少しずつですが、図面も進められて、明日はとても久しぶりにピーズさんに会いに行く予定。
夏にお仕事させて頂くことになったのです。
楽しみです。

オーダーキッチングランプリ モダンリビング233号最新刊発売中です!

2017.06.09

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お知らせが遅れしまいましたが、
モダンリビング最新刊233号が発売されていまして、先日私達が参加した「ファンタスティックオーダーキッチングランプリ2017」の受賞作品の記事が掲載されています!有名な建築士さんをはじめ、普段見ていただけないであろう方々の評価をいただけているのは、とてもありがたくてうれしいのです。この機会に多くの方に見ていただけたら嬉しいです。

そして、今回の特別付録版は、a dayのオールパーパススプレー付きです!市販の洗剤にはないとてもいい香りで、化粧品に使える位安心・安全な材料を使っているということです。これから梅雨の時期、水回りを掃除していい香りがしてきたら、不快は気分が和らぎますね!ボトルもシンプルでかわいいです。普段使いには高価なので(汗)、同じ値段でこんなお試しの機会があるのはとても嬉しいです。
特別付録版は数量限定ですので、興味のある方はお急ぎくださいね。
よろしくお願いします!
最初の写真は石田篤さん撮影のもの。こんなすてきな写真が撮れるようになりたいのです。

アイラブトミヤさん

2017.06.08

その頃私は何をしていたかというと、1年に一度この時期に行なわれるチアキが通う小学校の恒例行事でもある体力測定のお手伝い。
平日ということでなかなか集まれるお父さんも少ないのですが、なるべくできる手伝いはしたいなと思いまして、チアキがいる3年生の計測がある本日にお手伝いに参加しておりました。
チィちゃん、喜んでくれたかな。
こういう活動への参加って子供のためでもあるのですが、どちらかというと自分のため、普段会えないひとたちと接することができる大切な機会です。
自分の住む町がどういうふうになっているか、学校や近隣のご年配の方々がどう子供たちを見て、どう私たちを見ていてくれているか、そういうことを知る大切な機会でもあります。
作業が終わって帰る時に、蛍光ベストを着て、早く帰っている1年生の後ろ姿を見守っている、近所のおじいさん。(と言っては失礼かな。)
そのおじいさんの背中ってなかなか見る機会がないですから。
こういう時間はうれしい時間なのです。

夕方会社に戻って、しばらくするとトミヤさんが予定通りにいらして下さいました。
何というか大好きな建築士さんで、最初の出会いは、今から9年前にキッチンを作らせて頂いたKさんの内覧会でした。とても声が大きな建築士さんという印象で、その時はそれほどお話する時間も取れなかったのですが、私もトミヤさんもどこからお互いを覚えていてくださって、2年前にOさんのキッチンをリフォームする際に再びお会いできたのです。
その時に、富谷さんに打ち合わせのあとにいろいろと連れ回されたおかげで(笑)、どんどんすてきな人たちと出会うことができたのでした。
その大変ユニークなキャラクターにみんな惹かれちゃうのです。
そのようなトミヤさんと今度お仕事で再びご一緒させて頂けることになりそうで、今日は私たちの工房を訪ねてくださったのでした。
「ようこそ、トミヤさん!」
今日のお仕事のお話は、24日の大きな打ち合わせの事前確認ということで5分で終わってしまいまして、あとの3時間55分(4時間55分!)はひたすら気の合うお話を。良くも悪くも似ているところがたくさんあって、とてもうれしい時間でした。
近い感覚を持った人と一緒に過ごせる、一緒にお仕事できることのすばらしさ、とてもとてもうれしいです。
帰り際には、男二人でショールームの明かりを落として、ならんで記念撮影。
とてもとてもうれしいのです。

タモ柾目の壁面収納

2017.06.08

20170608001久しぶりに大きなおおきな家具を作らせて頂きました。
たしか昨日から梅雨入りと言われていて、今日の予報も雲行きが怪しかったのですが、どうにか無事きれいに設置できまして、ホッと胸を撫で下ろしております。
と、ちょうど取付が終わった頃に、Oさんからメールを頂きました。

「Oです。
先ほど取り付けが完了いたしました。
イマイさんのような社長のもとで働いているからなのか、同じような方がイマイさんに集まってくるのかわかりませんが、みなさんに丁寧に取り付けしていただきました。
仕事に誇りを持ち、謙虚に仕事に向かい、丁寧に熱心に取り組む姿を拝見し、完成した家具以上に、あー、イマイさんのところに頼んでよかったなと思いました。
間違いなかったなと感じました。もちろん完成した家具もすばらしいです。
もっと圧迫感を感じるかと思っていたのですが、壁一面にぴったりと収まっているので、まるではじめからあるような感じがして、もうすでに我が家にマッチしてます。
ダイソンの収納棚、CDの引き出し、図鑑を入れる棚、机を2つに分けたこと、電話のコードを棚の中にしまったこと、今井さんとの打ち合わせで決まっていったことすべてがよかったです。
数回、丁寧に打ち合わせしていただいたおかげで納得のいくものになりました。
みなさまの心のこもった家具を我が家で引き継ぎ、できるだけ丁寧に使います!
「できるだけ」としか言えないところが心苦しいのですが、子供達にもわかってもらえるよう伝えていきたいと思います。
次はカウンター下をお願いしたいと思っております。
イマイさんをはじめ、みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。
どうぞ皆様にもよろしくお伝えください。
本当にありがとうございました。」

とてもとてもうれしいお便り、ありがとうございました。
Oさん、今日は私も一緒に伺えずすみませんでした。
またあらためてご挨拶にお伺い致します!

これからもよろしくお願い致します。

本棚の納品と緑青の美しさ

2017.06.06

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「置き家具だし、設置場所は1階。Nさんのお家に行けるよ。」と社長に言われ、4年前に作らせていただいた Nさんのキッチンを実際に見られるせっかくの機会なので、作業場で今回ご依頼いただいた本棚を持ってみて、「これなら大丈夫。」と葉山までお出かけしてきました。
家具の大きさに対して、天井の高さ・設置場所に着くまでの間口の大きさ・照明などの当たらないように注意するものの位置の把握して、家具をどう回して入れるか…。毎回、気をつけなくてはいけないことは多々あることはわかっているはずなのに…うまく動けず…家具は大きくて重い…。(今回の家具は軽い方だと思うのですが。)
私「スタッフと行った方が楽でしょ?」
社長「それはね。動きが違うから。」
あはは…ごめんなさい(汗)。
そして、Nさんのナラのキッチンをはじめ、ステキな佇まいのお家を見せていただくことができました。
そこで出会ったのが、銅製ハンドルの緑青の美しさ。
「そのハンドルが水に近いからかな。1番色が変わってて。」とNさん。
見る角度によっては、虹色に見えるハンドルなんてとても素敵ですね。手のあたりも柔らかい気がしました。
ステンレス・鉄・真鍮・陶器等、色々な材料のハンドルを見る機会がありますが、銅製もとても魅力的だということを知りました。
やはり、現場は大変ですがいろいろ勉強になりますね(笑)。
Nさん、お邪魔しました。ありがとうございました。塗装頑張ってくださいね。

ブラックウォールナットのリビングボード

2017.06.03

以前茅ヶ崎にあった家具屋さんにお願いした家具なのですが、もうお店が無くなってしまって・・、とご相談にいらして下さったSさんのテレビボードを本日設置してきました。
私の両親と同じくらいの年齢でしょうか。私もまるで親戚の叔父様、叔母様にお話するかのように気さくにお付き合いさせて頂き、今日に至りました。
週明けからこの新しい場所での暮らしが始まるということで、「引っ越しはもう大変よー。」とにこやかにおっしゃっておりましたが、楽しみですね。
これからもよろしくお願い致します。

共有

2017.06.02

お互い抱いているイメージをすり合わせて一つのかたちへと向かっていく作業は、なかなかどうして大変だったりします。
特に椅子となると、機能的な部分よりも造形的な部分で、その人がどう考えているかを捉えることが難しかったりするのです。
本日は、クラシックギターを演奏するための椅子、というお話をはるばる東大和から聞かせに来て下さいました。
私の両親より少しお若い方で、そういうご相談に私のような若造に会いに来て下さること、大変うれしく思っております。
よいかたち作りを頑張ります。

ファンタスティックオーダーキッチングランプリ授賞式2017に出席してきました

2017.06.01

20170601002夕方からミーレ表参道まで。
昨年「オーダーキッチングランプリ」で内田雄介さん設計の素敵な空間にZさんのキッチンを作らせて頂いたのですが、今年はハイランドデザインさん設計の小金井のMさんのキッチンを評価して頂いたのです。
2年連続授賞式に呼んでいただけるなんて!
ということで、ホクホクとアキコと二人で出掛けてきたのです。
ちょっと早めに着いた私たちは、ウェルカムドリンクのシャンパンで良い気分になってしまいまして、その頃、ハイランドデザインの高橋さんご家族が到着。
「おめでとうございます!ありがとうございます!」と賑やかに挨拶しているところにMさんご夫婦も到着。
応募総数102組の中からの6組なんてそれだけでもうれしいし、何よりもお祝いということで、主催のモダンリビングさん、ミーレさん、リネアタラーラさんが振る舞って下さるお料理が楽しみで、二人でワクワク。
で、ムシャムシャいただきながら、「美味しいね、どんな賞を頂けるだろうね。」と話しておりましたがなかなか呼ばれず、なんと最後にグランプリとして名前を呼んでいただきました。
1番だぜ!すごいぜ!!

ハイランドデザインの高橋さんとMさんは大学の同級生。気心知れた仲で、その中に私も溶け込むように混ぜてくださって、今回の作品はその3様の形が実現してこういう素晴らしい賞を頂くことができたのだと実感致しました。
高橋さんは、「私たちはMさんの希望を取り入れたキッチンを置くことができる空間を周りの風景とのバランスをとって作っただけで、キッチンについてはイマイさんのおかげです。」と言ってくださって。
私も、「キッチンはMさんご夫婦の的確なイメージがあったからこそできた形で、私たちはそのイメージを実現するお手伝いさせて頂いただけです。」とお伝えし、
Mさんは、「私たちが家を作るなら、とずっと温めてきたイメージを全て高橋さん、今井さんに投げかけたのですが、それがその通りに実現できるものづくりの素晴らしさ、楽しさを教えていただきました。」と言ってくださって。
うれしい言葉たちです。

そして、主催者さんからは、「これは3者3様の気持ちやチームワークや思いやる気持ちがあって生まれた形なのですね。」という素敵な言葉を頂いたのでした。
そうですね、お互いの縁(大学卒業後はしばらく会うことがなかった高橋さんとMさんが偶然三鷹の街で出会って再び親交を深めたこと、奥様が見つけてくれていた私たちフリーハンドイマイに興味はあったけれど、絶対ここに決めたいっていう強い思いを持っていたわけではないまま、たまたま私たちの工房を訪ねた時に、父が工房にいて(私は不在だったのです)父が使っていたDATがMさんが設計したものだったこと)、そういう縁がうまくつながって今回このような素敵な賞を頂けたのだなあと、高橋さんとMさんとお話ししていたのでした。

大変うれしい賞を頂き、ありがとうございました。

帰り際にMさんが、「今度みんなでうちに来てくださいね。」っておっしゃっていた言葉、とてもとても楽しみにしています!

先生と再会

2017.06.01

今から20年前、仕事を続けながら通わせてもらった目黒の専門学校「ICS」。建築と家具のこと、その楽しさ、難しさの入り口を教えてくれた学校でもあります。
その当時主任を務めていらっしゃった秋山先生とは、facebbokを通じてそのご活躍を存じておりまして、この度WIW(World Interior Week)ということで、ミッドタウンで活動の展示をされていると聞いて、見に行くことに。
もしかしたら、と思っておりましたが、先生にお会いすることができました!
うれしいです!
ヒゲが生えて、「年取ったよ。」と仰っておりましたが、昔と変わらないくらい大きな声で、力つよい握手をしてくださって、あぁ、秋山先生だ、と思い出しました。
それはもうハッピーディです!

娘とお弁当作り

2017.05.31

「自分のお弁当は自分で作る!」とやる気満々中1長女。
お菓子作り上手だし、やる気があるのはいいことだ、とやらせてみました。
まず卵焼きを焼いてもらうと、
あーだこーだ、やんややんや…。
「ダメだ、イライラする。」
こんな毎朝私が耐えられないので(笑)、次の手段。
夜に、色々下ごしらえ・準備をすることを一緒にして、朝焼くだけ・詰めるだけの状態にしました。彼女も何を詰めるのかすでに想像できているので、手際が良くなった気がしました。
でも5月から、朝練から最終下校まで本格的に部活が始まり、帰ってきたら、宿題・勉強でぐったり。夕ご飯を食べたらウトウト…。
今は一緒には作れなくなってしまいましたが、また余裕が出てきたら一緒に作れるのかな?でも、一緒に台所に立たない方がお互いうまくできてる気がするよね、kissako さんからのアドバイス通りでした(笑)。
お弁当を娘達に食べてもらえる時間は後10年あるのかしら。
お弁当生活、気楽にやっていこうと思います。

今までも夫婦2人はお弁当でしたが、「何が違うの?」とおとうさん。
毎朝炊きたてご飯とおかずの彩りと私の思い、だよ(笑)。

家具づくり

2017.05.30

2017053000120170530003かなりお待たせしてしまいましたが、本日ようやくHさんからご依頼頂いていた家具をお引き渡しすることができました。
「うわぁ、いいですね。」と穏やかな表情がにこやかな笑顔に。
喜んでもらえてよかったね。ノガミ君。
こういう言葉が何よりもうれしいですね。
ここに辿り着くまで、いろいろと試行錯誤しながらできあがった形です。思い出深い仕事のひとつになるでしょう。
Hさんが気に入った海外の作家さんの家具の形をもとに考えた形ですのであまりおおやけにお披露目できないのですが、いろんな苦労や思いがたくさんつまった形になりました。

Hさん、貴重な機会をくださってありがとうございました。
いろいろお勉強をさせていただいた家具作りになりました。

コーリアンラバロックとクルミを使ったセパレートキッチン

2017.05.27

201705270022017052700320170527004201705270052017052700620170527007夏のような暑さになると言われていたのですが、まだパッと晴れ上がらない早朝、東名高速を下っていくのでした。緩やかなカーブを曲がるたびに大きくなる富士山にうれしくなりながら、三島に到着。
平成建設さんのアトリエでまずは打ち合わせ。昨年まで大工工事部にいたというキラキラした美しい女性設計士さんのKさんが担当されるお仕事。
現場の経験を経てから設計に入るという平成さんのシステムはとても良いです。
もの作りを体で覚えている分お話がスムーズなのです。
前回、難しいキッチンのご依頼をしてくださったWさんも一緒に打ち合わせに加わり、あれこれ悩みながら形をまとめていきます。頑張ります。
そのあとは、先日設置が終わった三島のOさん(やはり平成さんの設計士さん)のところにお伺いします。
食器洗浄機の扉を開けると巾木が当たってしまうということで修正しに来たのですが、どうやら問題なさそう。
また何か勝手が良くない部分が出てきたらいつでも声を掛けてくださいね、ということで、写真を撮らせて頂きます。
クルミとコーリアンの「ラバロック」という少しあせた印象の静かなたたずまいのキッチンなのですが、写真を撮る私の後ろは、二人のお子さんが賑やかにおしゃべりする声で溢れています。
家ではOさんもすてきなお父さんなのです。
「お邪魔しました。」
外に出るとまるで夏のような陽射しになっていました。良い一日になりますように。

ゆきどまりの庭

2017.05.26

ゆきどまりの庭は緑が鮮やかです。
淡い緑から少しずつ深みを増して、向こうのほうではこんもりと茂って遠くが見渡せないくらい。
ここには誰も居りません。
温かな春の午後のような陽射しがあたりにスゥッと広がっていて、目をとじるとふわりと毛布が私を包むようです。
チョウは飛んでおりました。テントウムシも後ろからやってきて向こうへフーッと行き過ぎていきます。
でも他には誰もいない。
ネコも居ないし、友人も来ていない。
そもそも入り口がありませんもの。
でもね、ここでキシキシ音がする少しささくれた椅子に座って黙って目をつむってあたたかな紅茶を飲んでいると、こそこそします。
風の音かしら。
こっそりと気配があります。
まるで、みんなが真夏の午後の気だるい空気から一歩退いて涼しい木陰で休んでおしゃべりしているように、姿はないし声もないのですがこそこそとそこかしこでみんなが生き生きとしている様子が分かります。
みんながみんな楽しそうに暖かそうにおしゃべりしている様子が目をつむると、浮かんできます。
おや、今あちらの片隅ですらっとした人が通り過ぎましたか。

誰も居ないのにみんなが居てくれて温かいから、淋しくないし、気分よく私もここでお茶を飲んでいます。

そういう夢でしょうか。

テリーワイフェンバックさんの写真展が開かれているそうです。

わたしの「ゆきどまりの庭」があるかも知れません。

「CreemaかえるCOFFEELIFE」を終えて

2017.05.26

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昨日無事搬出を終えて、「CreemaかえるCOFFEELIFE」への出展を終了しました。
私達のような規模の会社が渋谷ヒカリエさんに出展するとなると、かかる手続き諸々、大変ですし、費用的にまず無理なことだと思うのです(笑)。Creemaさんのこういうイベントに参加することで、それを疑似体験することができます(大変なところは全てCreemaさんがサポートしてくれているので)。とてもありがたい機会なのです。
そして、店頭で色々なものづくりをしている作家さんたちと交流ができます。作品が出来上がるまでの、ものづくりに関する苦労話・パッケージなどの販売に関する工夫、とても興味深いことばかりで、勉強になります。手づくり市が好きな方は、直接作家さんとの交流できることを楽しまれていると思います。私達も同じなのです。
今回も色々な作家さんたちと出会うことができてうれしかったです。お話してくださって感謝しております。
そして、さらにありがたいことに、以前家具を頼んでくださったお客様が足を運んでくださいます。
「facebookで見たので、来てみました。家具、問題なくどころか大活躍してますよ。また何かあったら今井さんにお願いしますので。」
「facebookで見たので、今井さんに会えるのかな?と思いまして、来てみました。」
とてもありがたいのです。そんな風に思ってくださっているだなんて。うれしいのです。何よりも励みになります。
渋谷ヒカリエのスタッフの方々、Creemaスタッフの皆様、お話しすることができた作家の皆様、お世話になりました。また、次にお会いできる機会を楽しみにしております。
お買い上げ下さったり、足を運んでくださったお客様「フリーハンドイマイさんの家具・雑貨を選んでよかったよね。」と思っていただけるように、これからも頑張っていきたいと思います。
みなさま、本当にありがとうございました。
次回は何か新作を持って参加できるように頑張ります!