ブラックウォールナットの経年変化

2017.01.30

ちょっと変わったご相談だったのです。
「テレビボードと壁の空いている隙間に棚をつけたいのです。」と。
なるほど。
そして、シンプルな形で、壁を見せたままで、というお話でしたので、背面が石張りということもあったので、背板をナシにしたシンプルなロの字型の棚をご提案させて頂きました。
「お願いします。」というご連絡を頂きまして、さっそく設置場所を拝見させていただく為にいざ七里ガ浜へ。
浜から山へと上がる道の中ほどに立つOさんのお宅について、さっそく提案させて頂いた形についてのご意見を伺います。
最初はご自宅を立てた時の家具屋さんにご相談しようとも思ったそうなのですが、もう高齢の方でお店を閉じてしまわれたそうで、それで私たちを探して下さったのでした。
では、形についていろいろと考えていきましょう。
すると、壁から棚が飛び出ている印象で、よりシンプルな形で、と形はそぎ落とされて簡素になっていくのですが、後付けの家具ではなかなかシビアな構造になっていってしまいそうでしたので、私たちができること、Oさんが希望する形を探りながら、この一つの形に辿り着きました。
棚が接しているのは右のオフホワイトの壁面のみで、背面はゴツゴツした石なので、もちろん石に棚は触れないで、あとは補強の脚で自立しているという構造。
棚の止め方も極力後からから取り付けたような印象をなくすためにシンプルな細工で。
良いお天気も相まって汗だくで作業するくらい繊細な取付ではありましたが、良い印象になりました。

ちなみに隣のテレビボードもブラックウォールナットで、私たちが作った棚もブラックウォールナット。数年でこのくらい色が抜けていくのです。

「シンプルなスライドテーブル」、「ステンレストップ」、「ケユカのカトラリートレイを組み込む」、と多彩な食器棚

2017.01.28

20170128001201701280032017012800420170128005今日は再び志木市のIさんのところにお邪魔してきました。
実は、ご挨拶に伺っただけではなく、ちょっとした手直しをするためにお伺いしてきました。
家具を設置する時は通常は家具と壁の間にできてしまう隙間をシリコンで埋めるのですが、先日の取付の時に壁紙がビニルではなく、紙でできているものと確認して一番粘着の弱いマスキングテープで養生してシリコンを打ったのですが、テープを剥がす時に気を付けていたのですが壁紙を引っ張ってしまったのです。
それで一部がはがれて印象悪くなってしまったので、張り替えることにしていたのです。
そして、今日はその壁紙を張り替える工事なのでした・・。すみません、Iさん。
クロスの工事はいつもお願いしている、風貌はクマのようですが仕事が繊細で丁寧な箱根湯本の和泉さんにお願いして、無事に貼り直し完了。
「紙壁紙の時はやはりどんなに粘着の弱いテープでも怖いですよ。」と和泉さん。
はい、今回はとても良い勉強になりました。
これからは紙壁紙の時と、石膏ボードにペンキ仕上げの壁の時はシリコンは打たないほうが良いかな・・。

施工後は、Iさんにオイルメンテナンスの方法やカメラの楽しさなど(余計なお話をしてすみません。(笑))お話させて頂いて、食器棚の写真を撮らせて頂くことに。
残念ながら、今日は補修工事の心づもりで一眼レフを忘れてしまったので、iPhoneで。
本当はIさんとお話していたように実際に目で見たままのリアルな写真を撮りたかったのですが、また次回機会を見てお邪魔させて頂ければ幸いです。

Iさん、いろいろお手間を取らせてしまいましてすみません。
また何かあればいつでも気軽にご相談頂ければ幸いです。

Nさんのオークとステンレスのキッチンと背面収納

2017.01.24

そして、こちらは世田谷のNさんの現場。最後の細かいパーツをカナイ君に持っていってもらって無事に完了。
先日完成見学会も行なわれたようで、私は残念ながら伺えず、内田さんにはお会いできませんでしたが、今回も大変お世話になりました。
いつもながらの内田さんテイストがよく表れたキッチンになりました。
ありがとうございました。
また、すてきな作品作りのお手伝いをさせて頂けるとうれしいです。
今後ともよろしくお願い致します。

3600mmのアイランドキッチン

2017.01.24

201701240022017012400320170124004Mさんのオークとステンレスバイブレーションのアイランドキッチン。細かい作業を終えて、ようやく完了。Mさんに見せて頂いたクラシックなレース車のインパネをイメージして、脚部の一部にうろこ仕上げのステンレスを張っているのです。
「このうろこ仕上げ良いね。落ち着いたとても上品な感じで。」
そう言って頂けて、とてもうれしく思います。

ありがとうございました。

ミラーホワイトとタモを組み合わせキッチンとバックカウンター

2017.01.20

2017012000220170120003Sさんの工事が今日でようやく終わりました。以前にキッチンを作らせて頂いた「glamorous」のMさんからのご紹介で、今回はまたMさんとは違ったスタイルのキッチンを作らせて頂くことができました。
ありがたいことです。
私たちはやはり小さな集団ですので、こうして皆さんがつなげてくださることが何よりもうれしいことです。
一つ一つの仕事は、良い結果になったり、良くない経過になったりします。良いことはより良くなるように形を固めていって、良くない結果は一つの大きな勉強ですので、すぐに修正、改善してその時から良い結果になるように努めます。
こうして、ひとつずつの仕事に皆様から一つずつの評価を頂いて、私たちは頑張れる。
とてもうれしいことです。

職場訪問インタビュー

2017.01.19

今日は町の中学1年生男女5人(1人欠席だそうで)が職場訪問インタビューに来てくれました。
「どうしてうちに来てくれたの?」
「先生が、みんなに選ばせるとけんかになるから、くじ引きです。」
そうか、うちが行きたい場所の方で選ばれていたらうれしいけど(笑)。
この機会が、みんなのいつの日かのお仕事選びのよいスパイスになることを願っています。

澄みわたる

2017.01.17

三島に来ました。
この富士山が良く見える住まいにクルミのキッチンを作らせて頂く予定です。
寒くても温か。

木のキッチンでパン作り、春のイベントに向けて

2017.01.16

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今日は寒川町でおうちパン教室を開かれている藤沢さんにフリーハンドイマイで行う春のイベントに向けてデモンストレーションに来ていただきました。
「パンは買うものだと思っている人に知っていただきたいんです。」なるほど、すてきです。
そしてこんなに簡単に作れるなんて。しばらくパン作りから離れてしまっていた私でもできそうです(笑)。
「木のキッチンでパン作り」は4月下旬に行う予定です。追って詳細を連絡していきますね。
お楽しみに!

とっても魅力的な藤沢真美さんのご紹介はこちらです。ぜひ、ご覧ください。
http://ameblo.jp/panpan-smkw/

人が集う引力

2017.01.16

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昨日はクレミルでブラスチャーム作りのWSを開いてくださった「Jardim」の石井さんの木工教室の日でした。せっかくなので、ご縁があった近所のママさん達にも声をかけて、ご参加いただきました。
「ディスプレイに使えるもの、なかなか探してもないんですよね。自分では作れない形なんで、よかったです。」WSをしたのに何も作れなかったなんて申し訳なく思っていたので、よろこんでもらえてよかったです。3月の出展、頑張ってくださいね。
そして、偶然「クレミル」に足を運んでくださったMさんからもお電話があり、「母を連れてキッチンのお話を伺いに行きたいのですが、いいですか?」と打ち合わせに来てくださり、まるで「クレミル」が再開されたようで、人が集うことで生まれる引力を実感した一日でした。

ブナとガラスを使ったのダイニングテーブルとリクライニングするチェア

2017.01.14

2017011400220170114003201701140042017011400520170114006久しぶりにお声掛け頂いて、難題を頂いて、試作しながら可能性を探りつつ、ようやくできあがったかたちたちはとても良い表情をしていました。
窓に沿って部屋をぐるりと囲むのは、昨年の暮れに納品させて頂いたノガミ君が担当したリビングボード。そして、今回、カナイ君が製作を担当したテーブルとチェア。今まではここにとても濃い色の家具たちが並んでいたから印象が大きく変わりましたね。
そうそう、隣の部屋には高校生になったお嬢さんのお部屋にはコバヤシ君が担当したベッドがあります。
そして、それぞれの部屋には10年前に作らせて頂いた大きな家具たち。こちらは今はもうそれぞれ独立したり、自分の町で頑張っているスズキ君、テライ君、カワグチ君と言ったスタッフたちが作ってくれたもの。
線路は続くね、美しいひとたち。

完成見学会

2017.01.13

加賀妻さんに再びお声掛け頂いて、テーブルと椅子を週末だけ置かせて頂くことになり、日が落ちることに納品。
いつものように優しい表情の家でした。
ありがとうございます。

明日と明後日の2日間で見学会が開催されます。
http://www.kagatuma.co.jp/observe/

いよいよ明日

2017.01.13

20170113002試作からこの完成まで行ったり来たりしながらようやくこの形に辿り着きました。明日いよいよあのテーブルと一緒に納品です。
背もたれの可動部は、かなりスマートな印象にすることができました。
しかも座面の動きがカチッと止まって気持ち良い。
楽しみです。

タモ材を使ったキッチンバックカウンター

2017.01.10

2017011000220170110003年をまたいで細かな作業が残ってしまったOさんのところに再びお邪魔してきました。やっぱり、昨年素敵なお店で偶然出会ったOさんとはどこか好きなものが似ているのかもしれません。作業中、テレビボードの中に並んだ本たちを眺めていたら好きな作家さんがたくさんいらっしゃいました。
そのようなところを木彫りの鶏(だったかな。)に見つめられながらオイルを塗ったりしておりました。
食器棚にはうさぎが居たね。

無事Oさんのところを出て、夕方からは引越し屋さんがギブアップしてしまったという家具の搬入のお手伝いに葉山のKさんのところまで。
ご実家から頂いてきたという大きな家具は、はたしてどんなふうに分解するのかちょっと悩んでしまう形状。どうにかバラバラにして、地下のオーディオルームに運び込み、再び組立。
家具を分割して組み立てるのに3時間も掛かってしまって、もう周りは真っ暗でした。

今日はこれでお仕事終わり。

新年のご挨拶

2017.01.01

 

DSC_0024ハルカがお芋をこして、チアキが田作りを乾煎りしてくれたり、いろいろとお手伝い(というよりももう分担ですね、ありがたい)してくれたので、おせち料理も間に合いました。門松も鏡餅も手作りしてくれて、昨年も家族に支えられた一年でした。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

今年最後の取付

2016.12.27

昨日のお話。
今年最後の取付工事は、先日、社長室の家具を作らせて頂いたその社長さんの息子さんの部屋の本棚でした。
今回は、ブラックウォールナット柄のポリエステル化粧板を使った本棚です。
化粧板と聞くと、チープな印象を抱いてしまうことも少なくないのですが、化粧板には化粧板の良さがあり、細工の難しさがあって、時々、「化粧板で作ってもこのくらいの費用が掛かってしまうのですね。」と言われてしまうところがちょっと残念。
みんな安い偽物を作ろうとしたわけではなく、印刷の可能性や新素材の可能性を探っていろいろな素材が生まれて今に至っているのです。その上でやはり原素材が良い、という考えもあれば、新素材にしか出せない表現もある。そういうものを踏まえたうえでいろんな選択肢があることを知ってもらえるとうれしいのですが、「化粧板」と言う名前を聞いただけで、遠ざかってしまうのは少し淋しく思ったりするわけです。
と、ブツブツお話してしまいましたが、今回はそのポリエステル化粧板を使った本棚。最初から仕上がっている板を使って組み立てていく難しさを今回ナカガワ君に分かってもらえたとと思います。
家具作りは教えるだけではなく覚えてもらって体や指先に身についていくものですから。
新人二人の来年の活躍に期待を込めるのです。

年末年始休業のお知らせ

2016.12.26

私達は12月28日(水)~1月4日(水)の間、年末年始のお休みをいただきます。
家具についてのご相談・お問い合わせ、キッチンカタログの請求(12月27日午前中までのご依頼に関しては年内に対応させていただきます。)、
木製雑貨のご注文(12月27日午前中までのご注文に関しては年内に対応させていただきます。)についてのメール・お電話等のお返事に関しましても、
全て1月5日(木)から順次対応とさせていただきますので、どうぞご了承ください。
それでは、よろしくお願いいたします。

みなさまよいお年を迎えられますように。

ナラのキッチンバックカウンター

2016.12.24

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クリスマスイヴに届けもの
今年の春にキッチンを作らせて頂いたOさんからの頼まれていたキッチンのバックカウンター。

「イマイサンタ 様
了解しました。
明日はアキコさん(*)にもお会いできるのですね!嬉しいです。
息子も一緒に、お待ちしております。
それでは、お気をつけていらしてください!」

と、言われていたのに、ちょっと工事が残ってしまいました・・。Oさん、すみません。

「全然急いでいないから大丈夫ですよ。」
と言ってくれましたが、サンタクロースにはなりきれませんでした・・。

年明けに部材を持ってあらためてお伺いしますので、Oさん、楽しみにお待ちください!
またアキコと伺えそうです。
素適な食器棚に仕上げますので。

来年もよろしくお願い致します。

*アキコさん=イマイダイスケの妻ですね。

ランダムオークとステンレスバイブレーションのアイランドキッチン

2016.12.21

2016122101120161221012そして本日は午前中にいろいろ悩んだままご相談にいらして下さったSさん。気がつくと3時間も経っていて、Sさんにはいろいろな宿題を持って帰って頂きました。(笑)ひとつの物事を決めるのはそんなに簡単ではないはずなのに、まわりの速度が速くて大事なものを見過ごして通り過ぎてしまいそうになる。
それが良い結果になることもあるけれど、自分としては、こういうことができる、と言う可能性をさし示して、そこから家具を使う本人が何を大切にして、何を置いていくのかを決めればよいと思うのです。
使うその人が向かうことができる方向を照らしてあげることは素晴らしいけれど、その人に向かわせたい方向しか照らさないのは淋しいかな。
だから、自分の暮らしのサイズを測ってもらうためにいろいろと宿題を出してしまいました。
一緒に考えて良いものを作ってゆけたらうれしいです。

と、そんなにゆっくり考えている暇はなく、おそいお昼ご飯を食べたら夕方に約束していた藤沢のNさんのところに急ぎます。
お引き渡しが終わってキッチンの使い方のご説明をする約束だったのです。
今回は、予算の都合もあって、メインとなるアイランドキッチンだけを作らせて頂いたので、構造はとてもシンプルなのですが、引き出しの外し方やステンレスのお手入れの仕方、ウレタン塗装で仕上げた表面のお掃除の仕方を説明して、シャワーホースの出具合が悪かったので、給水管をつなぎ直して、食洗機のコンセントの位置を調整して、といろいろやっていたら、とっぷり日が暮れておりました。

また、お引越しして落ち着いたらお邪魔させてくださいね。

会社に戻って図面が間に合うか心配です・・。

クルミのリビングボードとオークのキッチン

2016.12.21

201612210062016122100720161221003201612210042016122100820161221009そして、二人にはそのあとに、Mさんのところにぐるっと回ってもらいました。設備屋さんのほうでレンジフードの取付が終わったということで、正面の化粧幕板を取り付けてもらいに行ったのです。
それで、明日(正確には今日)お引越しの予定なのだそうです。
Mさん、年明けにお伺いさせて頂きます。
Mさんに、そしてキッチン、リビング、玄関の家具たちにお会いできるのを楽しみにしております。
ちなみに今回の家具たちには「かなぐや」さんの独特の表情の真鍮のツマミとオーダーして作って頂いたタオル掛けをつけています。
これがとても良い表情なのです。
楽しみなのです。
年末まで頑張って駆け抜けます!

タモ柾目のテレビボード

2016.12.21

先日食器棚を納品させて頂いたOさんから追加でご相談頂いていたテレビボードをようやく納品。したのは昨日のこと。年末に向かって慌ただしくて、私はお伺いできなくてノガミ君とカイ君に向かってもらったのでした。
まずは設置完了。デザインのお仕事をされているだけあって、細かい面白いご相談を頂いたので、年明けには私がきちんとご挨拶にお伺いしたいと思いますので、今しばらくお待ちくださいませ。
楽しみです。

葉山のTさんのステンレスのナラのコの字型キッチン

2016.12.20

2016122000220161220003201612200042016122000520161220006先日の施主検査の日に検査よりも一生懸命に行なったのがオイルとペンキの塗装。Tさんご夫婦とお友達の3人で一生懸命に仕上げた甲斐がありました。とても良い色で良い表情に仕上がっています。
「イマイさん、とても使いやすいキッチンをありがとうございます。「来てくれるみんなが、良いキッチンね。お料理教室でも開けそう。」って言ってくれるのですが、そんなつもりは全然ないのですけれどね。(笑)」
と少し大きくなったおなかの奥様。
来年家族が増えたら、いろいろ楽しく忙しくなりそうです。

「また、クレミルにも遊びにいらして下さいね。春頃にも何か面白いことをしたいな、と思っておりますので。」とお伝えしたのですが、そう言えばその頃は子育てで大忙しの頃ですね。