2016.10.25
今日は、いつも材料の仕入れでお世話になっている会社の社長さんから直々の依頼で、その社長室の机とワードローブを作らせて頂き、納品してきたのです。
数多くの木工屋さん、家具屋さんがいる中で私たちに声を掛けてくださったことをとてもうれしく思っているのです。
実際何が決め手なのかな・・。聞いたことはないけれど、素直にうれしいのです。
帰りの車の中。
今日は、本当は製作を担当したノガミ君と来ようと思ったのですが、彼の仕事が立て込んでいて、代わりにカイ君と取付に来たのですが、先日ふと思ったことを話してみました。
「なんて言うか、カイ君にしてもナカガワ君にしても、技術校で勉強して、それからうちに来てと含めると、1年半ほどだけれど、1年半前までは家具を買う側だったわけだよね。作る側、ましてやそれをほかの人に提供する側になるなんて思っていなかったのだよね。何て言うかそれって、とてもうれしいことで、すごいことだよね、なんて言ったらいいかな・・。
昔、自分が二輪の免許を取ろうと思った時に、免許さえ取れれば運転がとてもうまくなれるんじゃないかって思っていたんだよね。でもそれは、自分の努力次第で、免許を取ってからもうまく運転しようとしないとうまく運転できない。家具もそうなのだろうけれど、みんな努力して、いろんな人に家具を届ける側になっている、それってすごいことだよね。1年半前じゃ考えられなかったくらい。それを何て言ったらいいかな・・。」
「そう思います。自分にとっては大ごとです。」
「そう!大ごとだよね。人生の大きなできごとだ!」
自分がそういうみんなの人生の変わり目に立ち会えたことはうれしいし、みんながそう思ってうれし楽しく家具を作ってくれているのはもっとうれしいのです。
2016.10.22
「おっ、さっそく塗装の授業ですね。」とエバーグリーンのホウキョウさん。
施主検査だという本日、徐々にエバーグリーンさんのみなさんや職人さんも集まり始めたころ、大風呂敷を広げて塗装を始めました。
良いのかな・・。(笑)
引き出しや扉を外して、つけ方もお伝えして、さらに今回はオイルだけではなく、ペンキ仕上げのあるので、なかなか難しい部分もあります。1回目の塗り方、2回目の塗り方をお伝えして、いよいよTさんごふうとお友達の3人で塗装開始です。
みなさん以外に段取り良く「楽しい!」と言いながら塗り始めてくださいました。
「楽しいけれど疲れちゃうかもしれませんが、頑張ってください。」
オイル塗装の家具って、メリットは多いけれど、もちろんデメリットもあります。デメリットを克服しようとして、近代的な塗料が生まれてきたわけですので。
だから、塗装として不便な点があるかもしれませんが、オイルやペンキの良いところは特別な道具なく自分で塗れることです。
あとはどうやって塗るかだけ分かっておけば、お手入れも気軽にできるようになりますから。
この写真はまだ無塗装の状態。ここから塗装されるとどんなふうに変わるのかはまたお引っ越し後にお邪魔させて頂きますね。
頑張ってください。
2016.10.21
父がまだ現役でこの仕事を頑張っていた頃からのお付き合いのあるコーディネーターさんからの依頼で、ご自宅の一室を改装するということでそのお手伝いをさせて頂きました。
写真ではとても分かりにくいのですが、デスクの天板はウレタン塗装で仕上げて、そのほかの白い部分はすべてペンキ仕上げです。
ペンキ塗装の仕事をしている弟から教わった方法で、ツヤのない白いペンキを毛の短いローラーでひたすらコロコロと音が軽くなるように塗り広げて仕上げていくのです。
オイルのような自然塗料とは対極のような素材ですが、昔から愛されている塗料ですので、塗り方も難しくなく、硬化後の使い勝手も良く、またローラーの跡がうっすら残ったエンボス調の表情がとても優しいのです。
化粧板の硬質な印象とはまた違った仕上がりで、バレーの練習をするというこの場所が明るく温かみのある場所になりました。
2016.10.20
ここまで辿り着きました。
いよいよです。
2016.10.20
Fさんのところに家具を設置したあとは、作業が順調に終わったということもありまだ時間も早かったので、久しぶりにkoushaさん(http://kousha-921.com/)にお邪魔させて頂きました。
あいにく飯高さんがしばらく留守にされていたので、カフェで作業着を着た男二人でお茶を頂くことに。
相変わらず、とてもチャーミングな宮崎さんの作るお菓子と飲み物、そしてこの場所が持つやさしい空気に仕事を忘れてボゥとさせて頂きました。
どこかピシピシと尖ってきた気持ちがとろりとバターのように溶けて、ここの空気と馴染んでいく感じ。気持ちが新鮮になる、と言うよりは落ち着いてベターっとなる感じ。
良いのです。
しばらくすると、飯高さんが戻ってきて声を掛けてくださいました。
「イマイさん!遠いところありがとうございます。」
何でしょうね、私はもちろん色々な作家さんの作る作品が好きなのですが、その作品を作る人が好きなのです。
飯高さんはその中でも一番の人。
その良さは作品によく出ておりますが、作品ってみるだけじゃ伝わらない。
やっぱりお話しすると、「この人の作る器を使ってみたい。」あらためて思うのです。
ひとめぼれしちゃうのですねぇ、こういう空気を持つ人に。
それから、お茶を頂ながら飯高さんに越谷という町のお話、koushaというお店のお話、そして自分の作品のお話、と日が暮れ始める頃までいろいろなお話を聞かせて頂きました。
ここ数日、魅力的なお店、魅力的な町、魅力的な人に会う機会がありました。
とても貴重な経験、素晴らしい言葉を皆さんから頂きました。
自分たちの喜びを自分たちだけではなく、みんなが楽しめる方向で良い意味で巻き込んでいくと、もっともっと大きな広がりにつながっていく、それを楽しみなさい。どの皆さんも、そうような印象の言葉を語ってくださいました。
私は寒川と言う町をどのくらい好きになれるのか、どういう広がりが作れるのか、自分が何をしたいのか、もっともっと見つめながら一つのことを形にできたらいいな。
頑張ってみます。
2016.10.19
越谷と言うここから少し離れた場所から心温まるお手紙を書いてくださったFさん。そのFさんのご新居の工事がほぼ終わり、ようやく食器棚とリビングボードをお持ちすることができました。
取付後の様子を見て「すてき、すてき!」と大きく喜んでくださって、私も製作を担当したノガミ君もとてもうれしい気持ちでした。
もの作りが好きなFさんだからできあがったこの形。今度は機会があったら、Fさん、その作品を見せてくださいね。
2016.10.17
荒川のWさんの細かい作業を終わらせて、本日無事に家具の移設を完了しました。
ずっと使っていた部分は赤く日焼けして、新居に合わせて、新たに作った部分はまだ淡く清々しい印象です。
またこの部屋で同じ色になっていくのです。
時間は、ゆっくり流れていきます。
2016.10.16
20年ほど前、共にものづくりを学んだ若い力たちはこうしておじさんとおばさんになって子供達も連れて代々木公園に集まったのでした。
1年に一度こうして集まれるのはとてもうれしいこと。
みんなでみんなの元気をもらってまた明日に進みます。
2016.10.15
いよいよ始まる横浜のMさんのリフォーム。午前中はすっかり躯体だけになったその現場で採寸と打ち合わせ。
この空間がどんな風に仕上がるのかが楽しみであると同時に、不安と緊張も。設備屋さんとも配管の納まりが確認できたし、大工さんとも天井高さや有効幅の確認ができた。きっとうまくゆくさ。
今回大変力強いのは、Mさんの勤めている会社さんが工事を担当してくれること。
細かい納まりを打合せしやすかったのです。
頑張ります。
夕方までにはまだ時間があったので、眠い目をこすりながら一度会社に戻ります。
本当はTさんのキッチン図面をもっと進めないといけないのですが、お昼を食べて少し図面を進めたところで、時間です。(Tさん、お待たせしていてすみません。)
杉並区のNさんに会いに行くのです。
あの時取り付けた家具を一度外して、リビングダイニングなどの水回りをリフォームするのです。リフォーム全体をまとめるのは、スタジオコンボさん。
久しぶりに一緒にお仕事をさせて頂きます。
スケジュールとしては年をまたいでの工事になりそうで、この場所もどんなふうに変わるのか楽しみがまた一つ増えました。
楽しみであると同時にやっぱり不安と緊張も。
だんだんと自分の頭の中にしまっておかなければいけないことがたくさん増えてきて、こんがらがらないように帰ってまとめないと。
茂呂さんとNさんがまだ打ち合わせの中、先に退席させてもらって、すっかり日が暮れた中、荻窪のSさんのところに向かいます。
Sさんには、先日食器棚の写真を撮らせて頂いた時に小さな依頼を頂いていたのです。
その小さなものがきちんと当てはまるかどうか確認しに来たのです。サイズが合わなければ持ち帰りになってしまうのですが・・。
うん、ピッタリ。
「ソファに座ってね。お酒が飲みたいなって思うのですが、肘掛がふかふかしちゃって、コップや缶がユラユラしちゃうんですよ。それをどうにかできたらなあって思っていて。」
そういう相談を受けていて作らせて頂いた小さなソファ用のテーブル。
気持小さく作ったので、肘掛のウレタンがしっかりホールドしてくれてとても良い感じに納まりました。
自分一人じゃ浮かばなかった形だし、Sさんにも、こうして話をすることで生まれた形だってとても喜んで頂けました。ホッとひと安心。
そうして、また眠い目をこすりながら帰るのでした。
2016.10.14
どうにか日付が変わる前に戻ってこれました。
素晴らしきday trip。
「どうしてもイマイさんにお願いしたいのです。」そういう強い想いにお応えできましたでしょうか、Kさん。
今日は、カナイ君と二人で枚方市にご新居を構えたそのKさんのリビングの家具を届けさせて頂きました。
「本当はもっと喜びたいのですが、邪魔しちゃいけないかなって。そっと見ておりますね。」と嬉しそうにおっしゃってくださったKさん。
ありがとうございました。
2016.10.11
10日の祝日はAさんのところに納品でした。先月の下旬にノガミ君が作ったリビングの大きな家具を納品してから、3週間後の今日、あの時7歳で今は高校生になったお嬢さんの為のベッドを製作を担当したコバヤシ君と納品に伺いました。
素材は、あの8年前に作らせて頂いた家具と同じブナ材を使って作り、フレームの下はポプラのスノコを外すと物が入るようになっている形。スノコは女の子の力でも取り外ししやすいようなサイズで。
そして、今回の特徴はヘッドボード。「娘には古いベッドでずっと我慢してもらっていたから、心地良く可愛らしい形にしたかったのです。」とお父さんからの贈り物には、ファンタジックなヘッドボードがあるベッドだったのです。
ボタンを入れて、ふんわりした感じで、鋲を打って、と楽しみなリクエストを頂いて、できあがったのがこの形です。
「これほどしっかりとした作りだとは思ってもいませんでした。それにこのヘッド部分、思った以上に立体感があってとても良いです。」
こういうふうにして、ゼロから生まれてくるのです。
そして、続いては今回最後のオーダー。
椅子とテーブルです。今回Aさんからの発案で、魅力的な椅子とテーブルの試作をすることになったのです。試作の椅子を持ち込んで、さらにまだ試作が間に合わなかったテーブルはイメージしているサイズの円の型板を持って打ち合わせ。
このリビングに置かれるとどのような印象になるか。
1時間半悩んでようやく一つの方向にまとまりました。
こういうふうにして、ゼロから生まれてくるのです。
(写真に写っている椅子の周りの白い家具がノガミ君が作ったリビングの家具たち。テーブルと椅子が揃ったら、きれいに写真を撮らせて頂くのです。)
まだしっかりと先が見えていないこの椅子とテーブルだけど、きっとうまく進むよ。
2016.10.09
午前中に東久留米からIサンがいらしてくださり、食器棚についていろいろとお話しさせていただいたあと、どうしようか思い悩んでいるテーブルの脚にちょっと手を付けることに。
この構造ならうまくいくのかな・・。図面じゃ表現できない部分だから、まずは材を削ってみる。削ってはあてて、削ってはあててを繰り返し、まずは形が整いましたが、この構造でオヌマさんの鉄脚のような繊細さとしっかりした剛性が出せるだろうか・・。
そのような一日ですが、今日は私の誕生日でした。
42歳。この仕事をはじめて丸22年が経ったのだと思うと早いなあと、一人思いに耽るのです。
父がこの仕事を始めたのが41歳だったと思いますので、そうか、もうそういう年になったんだなあ、とあらためて思いに耽るのでした。
2016.10.07
そして、無事にMさんの納品を終えて会社に帰ると、カナイ君が神妙な顔。
このテーブルの一番難しいところである、脚同士のつなぎかたをどうするか、いろいろと悩んでおります。
うーん、悩ましい、悩ましいよね。あれこれ打ち合わせますが、図面じゃ出せないこの感じ。
現物を当てながら探っていくしかない。
うーん、悩ましい、悩ましいよね。
2016.10.07
久しぶりに白い家具を作らせて頂いたような気がします。
最近は突板や無垢材を使った形をたくさん作ってまいりましたので、時々こうして白いものなどのもうきれいに仕上がっている素材を使って家具を作ると、また違った緊張感があるのです。
そして、その緊張感を持って仕事をしてくれたのはカイ君。
一つずついろんなことを覚えて、訓練校の時とは大きく違うリズムの中でだんだんと家具を作ることが楽しくなってくる頃でしょうか。
これからもっともっといろんなことを覚えると、もっともっと楽しく悩ましくなるのです。
うーん!自分で家具作れちゃうなんてよく考えるとすごいことだよね。
2016.10.06
いつも会社向かう道は、田んぼの真ん中。
穂が黄色くなってきたと思ったら、向こうのほうに帽子だけが見える。
おじさんが稲刈りを始めたんだ。草の匂いがホワッとしている。
早いね。
もう秋も深まりつつあるのに、半袖一枚でも汗が滴る日。
秋は夜が好きです。
自転車をこいでいるとね、すこし草を焼いたような香ばしい匂いがするんです。
それは決まって日が沈んでからずいぶん夜が深まった時間になると。
その香りを嗅ぐと秋だねって思うんです。
2016.10.05
あと2ヶ月で、12月。今年も年の暮れに「クレミル」を開きます。
まだ詳しく決めていないのですが、日程は12月3日(土)~11日(日)の9日間。
2階のショールームでクラフト作家さんの作品の展示と販売を行ない、週末の2日間(いつにしようかな)は昨年好評だった工房開放日にしようと思います。今年もちょうど良い大きさの板がたくさんありますので、お皿にしても良いですし、組み立てて箱にしても良いです。1日だけの参加でも良いですし、2日間とも参加して頂くことも可能です。また、昨年同様、照明を作りたい方は照明作りもできるようにしたいと思っております。
そして、今年の一番のお知らせは、先日の伊勢丹さんのイベントに参加させて頂いた時に知り合った作家さんにお声掛けしましたら、この小さな工房に作品を置いてくださることになったのです。
今のところ参加してくださる作家さんは以下の皆さんです。
○陶芸家の山本芳子さん
○布作家のCOCOROさん(予定)
○革作家のVATARUさん
○キャンドル作家のarunさん
○木版画家の古知屋恵子さん
○天然酵母のパン屋さんのうさぎパンさん
○由比ヶ浜のカフェのマザーズカフェさん
○ジュエリー作家のjardimさん
○ジュエリー作家のsora the magic hour jewelryさん
○ステーショナリー作家のpicnicさん
○ステーショナリー作家の手づくり文具雑貨工房さん
○刺繍作家のle souffle(ル・スフル)さん
○フェルト作家のタルト・エフさん
○アクセサリー作家のukkiyyさん
週末には、作家さんも集まってくださる日を作ろうと思いますので、作家さんから直接作品のお話を聞くこともできます。
開催までに少しずつ皆さんをご紹介していきたいと思います。
楽しみです。
2016.10.05
木のつまみを製作中のコバヤシ君。
家具と同じ材料で作らないと木の表情が変わってしまうことがあるので、こうして一つ一つ作っています。
うちの工房には旋盤がないので、ある機械の中でできることをみんな工夫して製作しています。
「○○がないと加工できません。」なんて言うスタッフはいないので、みんな頼もしく、ありがたいのです。
2016.10.03
先日作ったチークのスワローテイル。下から見る感じが良いね。
2016.10.03
枚方のKさんの家具がほぼ完成です。
この後、運びやすいようにある程度の大きさに分けて納品までは倉庫に保管するのですが、何しろ枚方市ですからね。地図で調べるとここから440kmくらい遠い。
何かあったらすぐに材料を取に戻ることもできないわけですから、倉庫に入れる前に取付が滞りなく進むかどうかをカナイ君と確認。
うん、良い表情に仕上がりました。
どきどきします。
2016.10.01
今日はSさんのリビングにテレビボードの納品。
Sさん曰く、「馬車馬のように働いて」依頼してくださった家具です。
最近は、コストダウンも兼ねて、またメンテナンス方法を最初から知っておきたいというご要望も兼ねまして、最初からご自身で塗装をされたい、と言うお客様が増えてきました。
先日の28日に納品したチェリーの食器棚(写真撮り忘れ・・)を注文してくださったOさんもそうだし、今日のSさんもそう。
まずは、1年前に納品したウォールナットのローテーブルのお手入れをしてみます。
「大事に大事に箱入り娘のように使っていたのです。(笑)」とのことですが、やはり毎日使っていると、お水によるうすい輪ジミや見えにくい汚れがついてきていて、さらに毎日水拭きするのでテーブルの表面が毛羽立ってきていました。
さっそく、表面を水拭きしてきれいにしてもらい、その間にテレビボードの調整。
テーブルが乾いたら400番のペーパーで表面を磨いていきます。
削りかすが出てきた表面を触るとその手触りにSさんも驚きます。
「気にしていなかったけれど磨くとこんなに違うのですね。」
その上から、布に染み込ませたオイルをギュウギュウ擦り込んでいきます。
見る見るうちに濡れ色がよみがえって、きれいになりました。
「はい、このような感じでお手入れをしてみてくださいね。」
続いては、テレビボードのほうです。
引き出しを一つ塗ってみます。
無塗装の状態からオイルを塗るには、私たちは刷毛を使います。布で擦り込むのも良いですが、刷毛を使って少し多めに塗っていって、染み込んだところでお分なオイルを除去する方法を採っています。そしてそのまま1日放置。
オイル塗装の説明書とは少し違うのですが、この方が良くオイルが染み込むような気がして。
Sさんにもそのようにお伝えして、続いて2回目、3回目の塗装方法についてもお知らせしました。
複数回塗る時のコツは、磨いてテカリを抑えること、プツプツをきれいに取ること。これを守るときれいに仕上がるのです。
「さあ、頑張ってくださいね。」とお伝えして、あとはお二人の力で頑張って頂くことに。
「イマイさん、ありがとうございました!まだお仕事たくさん頑張ります。お願いしたいものがまだありますので!」
楽しみにしております。
2016.09.30
座り心地はとても良い感じです。
背も軽く動きます。
背中のラインはとても美しいです。
さあ、次は張地です。
2016.09.29
結婚していなければ、娘たちにも出会えていないし、家具屋のお仕事のことも知らないままの人生だったと思います。
あの時の出会いがこんなにも大きなものを連れていたなんて、当時は気付いていませんでした。
面白いですよね。自分の親よりも一緒に人生を過ごす人と出会うのですから。
毎年この日が来るとそう思うのです。今日は結婚記念日。
2016.09.26
先週、雨が降ったり止んだりの天気で、迷いつつも延期にしたWさんのキッチンの設置工事。本日、ようやく現場に。
でもね、先週はやめてよかった。
屋内からどうにか入るんじゃないかなって思っていた天板は、頑張ったけれど階段室に入らずバルコニーから荷上げすることに。
バルコニーは擁壁のような高さだし、天板はウレタン仕上げだから毛布で包んだらツルリと滑るし、クルミでもこのくらいの厚みになると結構重いし、昨日綱引きした後だから腕はガタガタだし、4人で力を合わせてどうにか搬入できまして、無事に納まってひと安心。
あとは、食洗機の細かい部材を作って取り付ければ完了です。
こうしてものを作るってひとつずつの積み重ねなのです。
ここに映るキッチンや家具たちは元からキッチンや家具ではなく、クルミの板と、白い化粧板とステンレスの板だったのです。
それを一つずつその形に向かって成形して、初めてキッチンになります。
ここでは完成した家具たちや実際に働いている家具たちを主に紹介していますが、そのもとは一枚の板から生まれます。
時間を掛けて、製材し、つなぎ合わせ、組み合わせ、ようやく家の中の道具となります。
私たちの自由な手たちは、これからも一つずつ使ってくださる皆さんのために新たなかたちを生み出していきます。
2016.09.25
1日延期となった運動会、無事終了しました。六年生のハルカ(長女)にとって最後の運動会。彼女は副応援団長で、席につく暇もなく1日中走り回って一生懸命な彼女の姿をかっこいいなと思いました。親バカです(笑)。中学になっても大丈夫そうだね。
二年生のチアキ(次女)はリレー選手に選ばれなかった悔しさを晴らすように、ゴールの後まで全力疾走。
そして、お父さんも全力疾走。(笑)
すばらしい時間をありがとう。
そう、君たちの未来はまだまだこれからだ。
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