2017.12.05
古知屋さんのカレンダー
茅ヶ崎在住の木版画家古知屋恵子さん。
その今年の代表作が一度に年間を通して気軽に楽しめるのが、カレンダーです。
その温かくユーモアあふれる人物や表情には作品に思わず微笑み、また時にはシニカルな作品に思わずニヤリとさせられるとても魅力的な作品ばかりです。
サイズも使用時A4サイズなので、場所を選びませんし、紙の材質もしっかりしているので、一年通してもよれよれしません。
私は前年度のカレンダーの気に入った作品はフォトフレーム大に合わせて切り取り、ポストカードとしても愛用し続けています。
【古知屋恵子】
茅ヶ崎市出身・在住で多摩美術大学油画科卒業の木版画家さん。2色刷りの木版画から多色刷りの温かい版画、手作りの絵本など幅広く作品を作り続けている作家さんです。また、いろいろな作家さんの挿絵も描かれているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
ウェブサイト:https://kochiyakeiko.jimdofree.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/kochiyakeiko/
2025年の古知屋恵子さんのカレンダー
価格:1,200円
送料:約140円(日本郵便、2部以上ご注文で送料無料です。)
※ご注文頂きましたら私たちから古知屋さんにお伝えして、ご本人から直接お電話が掛かってきます。もしお留守の場合はFAXが届きます。(すてきですね。もしくは、最近はスマートフォンを使いこなしているので、メールかも。)
そののち、古知屋さんから直接お送り頂く形をとっております。お手元に届きましたら、同封されている納品書に振込先が記載されておりますのでご確認後に代金をお支払いください。
どうぞ楽しみにしていてください。
※サインやイラストのご希望がありましたら、メッセージと一緒に描いてお送りしますよ。(古知屋さんから)。
※カレンダー代金のお支払いは、銀行振込のみになります。お振込み手数料のご負担をお願い致します。
ご注文はこちらから
各作品のご注文を希望される方は、こちらのオーダーフォームを開いてください
2017.12.31
私達は12月29日(金)~1月5日(金)の8日間、年末年始のお休みをいただきます。
家具についてのご相談・お問い合わせ、キッチンカタログの請求(12月28日午前中までのご依頼に関しては年内に対応させていただきます。)、木製雑貨のご注文(12月27日(水)午前中までのご注文に関しては年内に対応させていただきます。)についてのメール・お電話等のお返事に関しましても、
全て1月6日(土)から順次対応とさせていただきますので、どうぞご了承ください。
また、木製雑貨等のご注文の作品の発送の準備・手配は1月9日(火)から順次対応とさせていただきます。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
2017.12.31
毎年恒例、大晦日のテーブルメンテナンス。我が家のダイニングテーブルはケヤキの突板のテーブル。今年で丸14年を迎えています。当初実験的に作りましたが、十分に使えています。1年間でついた汚れもきれいに落ちました。そして、毎年恒例の大晦日メニュー、年越しそばとおとうさんの手作り握り寿司。これで我が家は無事に年を越せます。皆様もよいお年をお迎えください。
2017.12.31
〈2017年 印象に残った家具製作〉
Aさんのブナ材のテーブル
そして「動のテーブル」
製作してはやり直しを繰り返したテーブルとなりました。試作の試作をしたり、木材の性質を考慮して何度も試行錯誤し、5回目でようやく納品できて一安心できたので印象に残っています。
製作スタッフ 主任 カナイ
2017.12.30
Iさんのチェリー材のテーブル
脚が太く、テーパー・Rのついた形だったので、何度か加工を繰り返さないとできない形でした。幕板との接合部分も角度がついていて、ほとんどの過程が手加工となったので強く印象に残っています。
製作スタッフ コバヤシ
2017.12.30
Hさんの玄関用コンソールとターンテーブル用コンソール
凝った形をしていたので、今まで身に着けてきた技術とまだやったことのない製作方法を試行錯誤しながら造り上げた記憶があります。最後にかなぐやさんのつまみを仕込んだ時、家具としてびしっとしまった感じが印象に残っています。
製作スタッフ ノガミ
この後、とてもカラフルできれいな色に塗装され納品されました。諸事情で完成したお写真を載せることはできませんが、オーダーならではのとてもすてきな形に出来上がったのです。
2017.12.29
<2017年 印象に残った家具製作>
Mさんのタモ板目材の食器棚
ガラスの嵌め込みや、跳ね上げ式の扉など、初めて取り組む納まりがあったことと、納品日にはお客様が立ち会われて、直接お礼の言葉をいただけたり、喜んでいただけたことが記憶に強く残っています。また、このくらいの大きさの家具をひとりで任されるようになったので、一段と責任感を感じるようになったきっかけとも言える家具として印象に残っています。
製作スタッフ カイ
2017.12.29
冬季休業中に普段なかなかできない、製作スタッフの記事を紹介していきたいと思います!
<2017年 印象に残った家具製作>
Sさんのタモ柾目材の食器棚
指導を受けながらですが、入社してから製作させていた家具として2台目になります。シンプルな形だったのですが、1台目の時より自分で考えながら製作を進めていきました。1台目の時より少しは自立できたのかなと実感することができたので印象に残っています。
製作スタッフ ワタナベ
2017.12.28
今年はここまで。
皆様、良いお年をお迎えください。
2017.12.28
大掃除を終えて、お飾りをして、無事に仕事納めの日を迎えることができました。
実は、今年の始めは例年より心配事の種が多くあり、「どうなるのだろう?でも、やっていくしかない!」というスタートでした。
何事もなかったかのように無事に今日を迎えられたのは、お客様をはじめ、私たちの仕事に関わる皆様のあたたかいご協力とご理解があったからだと思っております。本当にありがとうございました。明日から1月5日までお休みをいただきます。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願い致します。
皆様、よいお年をお迎えください。
2017.12.25
土曜日には、まるでクリスマスカラーのような深い緑色の背板をしたアメリカンチェリーの壁面収納をカナイ君とノガミ君が届けてくれました。
来年のクリスマスにはもっと鮮やかな赤になっているはず。
メリークリスマス。
2017.12.21
「ナラ節アリ材とステンレスの食器棚のオーダー」
墨田 N様
design:Nさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:yasukazu kanai
painting:yasukazu kanai
食器棚全景。
以前に一度だけ、2000店以上のお店が2日間に渡って開かれるとても大きなクラフト市に出店したことがあります。
出店するほうも準備がなかなか大変で、見に来る皆さんもいろんなお店があるから大変だったのだと思います。人通りはたくさんあるのですが多くの人は歩きながら見ていく感じできちんと立ち止まってみてくださる方々は、いつもの市よりはかえって少ないように思えたのでした。
なかなか手に取ってみてくれる人が少ないねぇ、なんて言いながらアキコと二人で心もとなしにしておりましたら、ふと向こうからしっかりした足取りの女性が一人やってきたのでした。
いろいろと私たちの小物を見ていってくださって、「ありがとうございます。」とお声かけしましたら、「イマイさんのウェブサイトを以前から拝見させて頂いておりました。実は今食器棚を考えているのです。」とおもむろに家具の相談を始めてくださったのでした。
リビングから見たところ。
思わず、うれしさに大きく笑みがこぼれたのですが、今日は打ち合わせでお見せできる木々たちも道具たちも持ち合わせておらず、往来から時々声をかけてくださる人もいらっしゃったものですから、後日あらためてメールでご連絡くださいね。と伝えさせて頂いて、アキコと二人顔を見合わせて喜んだのでした。
やっぱり見ていてくれる人がいるってうれしいものだなあ、と。
ナラ材の印象。
クラフト市を終えてしばらくしました頃に、メールが届きました。
Nさんからです。
食器棚の細かいご要望を携えてこちらにいらしてくださることになりました。ありがとうございます。
「こんにちは、Nさん。先日はブースにお立ち寄りくださいましてありがとうございました。」
今日はご主人と二人でいらしてくださいました。
先日マルシェでお会いした雰囲気は、どこかふんわりと物腰柔らかな印象だったなあと思っていたのですが、実際にお会いしてこうしてお話してみるときちんとしたイメージを持っていて、その形に向かってしっかりと話を進めていくキビキビとした刀のでした。どちらかというとご主人のほうがふんわりとした印象で、そのお二人のやり取りがとても楽しいのでした。
そうして、Nさんの思い描くナラ材を使った少しラフな印象でまとめていくことになり、形もまとまったところで一度現地を確認させていただくことにしました。
天板はステンレスバイブレーション仕上げ。
平井の駅から川沿いにてくてくと歩いていくとたどり着くマンション。都内でも下町に近いのでしょうか。どこか喧騒から離れた物静かでよいところです。
「お邪魔致します。」そういって上がらせて頂くと、奥様はお仕事で出掛けられているそうで、足にギプスをはめたご主人が少し大変そうに迎えてくださいました。
「実は休暇中に足を折ってしまいまして、そうしたら妻が看護師ですのでかえってなかなかストイックでして自分の面倒は自分で見なさいって感じで・・。」と苦笑い。
「ああ、私もそうです。分かります。」と、本日一緒に採寸に同行してくれたアキコをちらっと見ながら私も苦笑い。
アキコも元々看護師ですので自分にもストイックなのですが、私が風邪を引いたりしても「自分できちんと直してね。」ということでなかなか甘えは許してくれないのであります。(笑)
今回は、コの字になったスペースに食器棚を設置したのですが、左右に隙間をなるべく作らない形で製作してみました。壁の寸法も歪みもないように思えたのでほんの少しの逃げ寸法で作ったのですが、製作、取付を行なったカナイ君から、「結構ギリギリでした。」との報告。箱になると、1mmの誤差でも対角で大きく膨らんでくることがあったりして、それでもそうにか納められるような工夫は事前にしておきました安心しておりましたが、やはりなかなか難しいところですね。
手早く二人で採寸をして、奥様がイメージされていた仕上がりの色のもととなっているテーブルや床の色を確認させて頂いて、ご主人に負担をかけないうちに戻ってまいりました。
「早く良くなってくださいね。」
ちょっと広めのスライドテーブルには、炊飯器とトースター。
スライドテーブルの天板面には汚れても掃除しやすいようにステンレスを貼りました。
これで、寸法も色もまとまりましたのでいよいよ製作開始です。
ナラの節アリ材はこのところよく使われる素材です。表情は良いのですがなかなか癖があって、挽いてみないと、削ってみないと材の悪い部分が分からなかったりするので、無駄が出てしまうことが多い素材でもあります。
削ってみると思っていた以上に割れが深くて、使っていると乾燥の具合でもっと割れが進んでそりも出てきそうな材があったり、あまりに節の状態が悪くて大きく欠落してしまったり。
どちらかというともともとはじかれてしまっていた材でもありますので癖は大きいです。それが良い表情となるわけですので、そういわれてみると扱いづらさはあっても確かに豊かな表情で、ほかにはない柄になるものばかりで、このような材は使えないよ、と言われて育った私たちでもすてきな表情をしているね、と思えてしまうのですから、ものの見方は変容するわけですね。
引き出しの様子、その1。
引き出しの様子、その2。
吊戸棚の内部の様子。
その癖のある材を使って、食器棚をくみ上げていきます。
天板はステンレスでハンドルもステンレス。こうしてストイックな印象の食器棚ができあがりました。
完成、設置後にあらためてアキコと二人でNさんを訪ねます。
やっぱりマルシェで初めてお会いしたので、アキコもあらためてお礼を言いたいということで。
すると、今度はすっかり足が良くなったご主人と奥様の間には小さな赤ちゃんが。
新しい暮らしが始まりますね。
その中に私たちが作る家具を取り入れてくださってありがとうございました。
アキコと二人ホクホクした気持ちで帰路に就いたのでした。
このHailoのダストボックスが使いやすそうで、小さなスペースで収納できて、フタの開閉もスムーズで魅力的なのでした。
1か所だけ引き出しの上部を切り取ったような形状にしていて、手前のものは上から取り出しやすく奥のものは引き出して取りやすくしています。
ナラ節アリ材とステンレスの食器棚
価格:550,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は25,000円から、取付施工費は40,000円から)
2017.12.21
「タモ板目のセパレートタイプの食器棚のオーダー」
志木 I様
design:Iさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:hideaki kawakami
painting:yasukazu kanai
リビングからキッチンを見た時の印象。
「紙に描いた食器棚」のHさんのタモの食器棚はやはりとてもやさしい印象で、その写真を見て、志木にご新居を建てられるIさんから、ご相談をいただいたのでした。
「はじめまして、Iと申します。
新築物件を購入し、これから工務店さんにお願いして洗面所等の追加工事を行っていただいた後、入居予定となっており、食器棚についてもキッチンスペースにサイズが合ったものを購入したいと考えおります。
工務店さんから他の家具屋さんをご紹介いただき、見積も出していただいている状況ですが御社の食器棚をインターネットで拝見し、是非、御社にお願いしたいと考えております。
イメージは王禅寺のH様と同じものをイメージしています。
入居は10月末頃です。吊戸棚の無垢板の木目が繋がっているところが非常に魅力的に感じています。
是非、一度見積をお願い致します。
何卒よろしくお願い致します。」
と丁寧なメールを頂きまして、さっそくHさんのかたちをもとにIさんの間取りに合わせたサイズで図面を作成し、どのくらいの費用が掛かるかをお知らせしたのでした。
ハンドルはHORIの真鍮磨き仕上げのハンドル。クリア塗装仕上げと違って、研磨して鏡面に仕上げてあるので、使っていると輝きが鈍くなってくるのが大きな魅力です。
よく、大まかで良いので金額が知りたいです、というご相談を頂くことがあるのですが、私たちが作る家具の場合は、その家具を作るために使う材料とその形を作るためにかかる日数を考えて費用を計算しています。ですので、食器棚を作るとおおよそいくらになるか、という漠然とした目安は出しにくかったりするものでして、今回のIさんのように「○○さんの形」というような具体的な形状が決まっているほうが目安として考えやすかったりします。
使う人も作る人も、まずはその一つの形をベースにいろいろと話を進めていけますので。
天板はトップの見ステンレスのヘアライン仕上げで、小口はタモを見せる形で仕上げています。
そのようなわけで、今回はHさんの形をベースにIさんらしさを組み入れていくのです。
おおよそ形がまとまったところで、一度私たちのところにいらしてくださることに。
埼玉からはるばるこの小さな工房までいらしてくださるなんて、とてもありがたいことです。
トースターを乗せるスライドテーブル。今回工夫したのは、いつものようにスライドレールを使わない点。吊桟の形でテーブルを吊っているのですが、これがなかなか滑りが良くて使い勝手が良いのです。私が入社当時はスライドレールを使うことも少なくてこの形が一般的だったのです。懐かしいなあ。
「こんにちは。」
いらしてくださったお二人はまだお若い。
「はじめまして、イマイと申します。どうぞお掛けください。」
ということでさっそくお話を始めます。
今まで打ち合わせをしてきたのはご主人。今回主にお話を進めるのはやはりご主人。
普通はキッチン周りの家具となる場合は、奥様がメインにお話をされる場合が多いのですが、Iさんの奥様はにこやかにご主人のお話を横で聞いていて、ご主人の質問にも優しくうなずくしぐさがとても愛らしいのでした。
対照的にご主人はキッチンに対して明確な意見を持っていらっしゃって、そこに奥様の希望を組み込んでいくお話しぶり。
はい、もうしっかり作らせて頂きます、と思わせてくださるくらい、ピシッとした印象なのでした。
スライドテーブルの下はちょっと深めの引き出し。どんなふうに使っているかと思いましたら、木の器がまとめてしまわれておりました。
それから何度かやり取りを重ねて、いよいよご新居も引き渡しとなり、設置場所の寸法を測らせて頂いて製作に取り掛かる段取りに。
このときにちょっとだけ注意深く考えておけば、あとで大変なことにならずに済んだのですが・・。
さらにその下は、ステンレスのバスケットに根菜を入れています。バスケットは以前は白い樹脂巻きのタイプを使っておりましたが、樹脂がはがれることもあったりして、今はもっと頑丈に使えるステンレスのバスケットを採用しています。 バスケットを受けるレールは同じタモ材で作っています。
家具製作は順調に進みまして、最初のご相談から4か月弱でようやく納品の段取りとなりました。
このところは、打ち合わせや設計のほうで慌しくなってきていまして、私が取付工事に出掛ける機会も減ってきていまして、今回もみんなに取付を頼んだのです。
みんなももうしっかりと頼もしいものですので、私の望むような納まりできちんと設置してくれますので、安心しているのです。
今回のIさんの取付も特に現場でのコンセントの細工などもないので、それほど複雑な取付にはならないかなと思っておりました。
当日も、距離があったのでその分遅くなったのでしょうけれど、夜になってみんなは無事に作業を終えて戻ってきましたので、(では、後日時間ができたらご挨拶に伺おう。)と思っていたのです。
吊戸棚の扉の下にはオープン棚。よく使うし、きれいに見せたいし、という茶器が並びます。
ところが、翌朝にIさんからメールを頂きました。
食器棚はきれいにできていて、設置もきちんとされていてとても満足ということだったのですが、食器棚と壁の隙間を埋めるのにシリコンを使うのですが、その時の処理が良くなかったようで、シリコン自体はきれいに充填されたのですが、養生のために張ったマスキングテープをはがす際に壁紙を引っ張ってしまって少し汚れてしまっていたのだそうです。
翌朝彼らに聞いてみると、そういう返事が返ってきました。うーん、もっと早く言ってほしかったなあ・・。
詳しく聞くと、壁紙がビニルクロスではなく、紙でできていたそうです。
あっ、そういえば採寸した時にちょっと変わった壁だって思っていたんだ。
自分がもっと状況をみんなにきちんと事前に伝えておければよかった。Iさんに迷惑が掛かってしまうことになりましてすみません・・。
「吊戸棚の内部も外と同じ素材にしてください。」Iさんの強い希望で、扉を開けた内部もタモ罪で製作することにしました。内部はいつもはコストダウンとお手入れのしやすさを優先して、化粧板を使うことが多いのですが、共材で仕上げる印象はとても落ち着いていてやはり良いです。
紙でできたクロスなら当然テープを張ると毛羽だったり、引っ張られてはがれてしまうので、一番粘着の弱い青いマスキングテープを使って養生しよう、とやってみたわけですが、それでも壁紙のジョイント部分はかなり弱くてテープに引っ張られてしまったのだそうです。
そこで、ボンドを薄く塗ってはがれかけた部分を再接着して施工を終えたのですが、やはり違和感が出てしまったのを、Iさんにお伝えせずに戻ってきてしまったということで。Iさんすみませんでした。
それであらためてこの壁紙を貼りなおして、修理させて頂くことに。
クロスの張替は、いつもお世話になっているイズミさんに小田原から来て頂いて、きれいに貼り直して頂きました。ありがとうございました。
引き出しの様子、ここは、ご主人の引き出し。コーヒーを自分でゆっくり入れたいということで、その挽き方、入れ方に合わせた器具類がしまわれているのです。
引き出しの様子、以前に東久留米のKさんから教えて頂いた、市販のカトラリーケースをうまく活用して収納する方法。ここでは、ケユカさんのケースを使って、上段は億と手前にスライドするようにして、下にケースを敷き詰めて多段で使えるようにしているのです。
引き出しの様子、その下は茶碗類が入ります。
引き出しの様子、そしてかさばってしまうタッパーたちがきれいにしまわれます。
引き出しの様子、そして一番深い最下段の引き出しは木箱に入った食器や背の高いビン類がしまわれております。
最近は、この再生紙を活用した壁紙を使われる方も増えてきていらっしゃいます。
壁紙の上から自然塗料を塗布して仕上げる形が一般的なのだそうですが、無塗装のそのままの質感を選んで使われる方も多くいらっしゃいます。
そういう知識が不足していて起こってしまった今回の不具合。とても良い勉強になりました。
リビングから見た様子。タモの柄はメリハリが強いので好みが分かれるのですが、私はこのはっきりとした木目の流れ方が分かる様子って好きです。動きに温かみがあって。
その後、Iさんにはとてもよく思って頂けて、都内でクラフト市に参加した時もご主人がわざわざ足を運んでくださって木のお皿を気に入ってくださったり、写真撮影の時にカメラのお話でとても話が膨らんでしまいにはIさんがレンズまで購入されて、楽しそうに写真を撮り始めてくださったりと、うれしいお付き合いが続いております。とてもありがたいことです。
また、何かありましたらいつでもお声掛けください、Iさん。
距離は遠くても気持ちが近いことには変わりありません。
タモ板目のセパレートタイプの食器棚
費用につきましては、お問い合わせくださいませ。
2017.12.21
いろんなことがありましたが、とてもうれしいお付き合いが続いているタモとステンレスを使った食器棚を作らせて頂いたIさんの記事と、
由比ガ浜にアトリエを構えていくお手伝いをさせていただいた鎌倉のYさんのキッチン製作の記事と、
ストイックなデザインでありながらもその人の使いやすさ、優しさが出ている墨田のNさんの食器棚の記事の3つを掲載いたしました。
どの方も楽しく、大変だった思いが詰まっております。(笑)
たのしくご覧頂ければ幸いです。
2017.12.21
Hさんのタモの食器棚も完成し、本日設置を終えてきました。
クリスマスにご新居に移られるということで、それに合わせての納品に間に合わせることができました。
今回のお仕事は、以前にクルミでキッチンや食器棚などを作らせて頂いた逗子のFさんの設計をされていたclachicの山本さんからお話を頂きまして、Hさんと知り合うことができたのでした。いろんな縁でこうしてつながりを持てることは大変ありがたいことです。
2017.12.21
チアキが小さい時に、アキコがこう言っていました。
「おとうさんはチィちゃんのことを何でプーちゃんって呼ぶの。」って。
アキコは、「プーちゃんの「プ」はプリンセスの「プ」だよ。」って伝えたそうです。
ただ、可愛らしい子にはプゥちゃんって愛称で呼んでいたのは内緒。
ハルカも小さい時はプゥちゃんて呼ばれていたし、今ではこの仔がプゥ。
2017.12.20
まもなく年末を迎えますね。
この工房でアイと一緒に年を越す家具たちもすこしずつ増えてまいりました。
2017.12.19
いよいよHさんのキッチン。
昨日から作業が始まりました。
全容はもうすぐ。
今はここまで。
2017.12.19
イベント「クレミル」のランチでお世話になっている鎌倉Mother`s Cafeのウスダさんから、お店のOPEN当時から人気があるという焼き菓子のギフトが届きました!
ドライフルーツのバターケーキとりんごのブラウニーです。
ケーキの封を開けた途端に濃いチョコレートの香りと、バターの甘~い香りが広がって、美味しくて、幸せな気持ちになりました。
一足早くクリスマスな気分です。ごちそうさまでした。
2017.12.18
「イマイさんのかたち、すてきですね。」そう言ってもらえることはとてもうれしいけれども、自分で何かを生み出すことはやっぱり苦手なわけで、こうして魅力的なかたちを生み出すきっかけをくださった皆さんとの出会いをありがたく思いながらその思い出を少しずつこの場所に残していってみようかな。
毎日があたらしい日々です。
2017.12.16
ナラの追柾のような表情で張ってもらった突板を使って作ったOさんのダイニングボードとデスク。ダイニングの背面壁が躯体壁だったので、どうやら立ちが少し良くなくて、右上方の壁が膨らんでいるようでした。躯体だと左官屋さんの手塗りで仕上げますものね。多少のゆがみは出てしまうもの。でも大きな家具を取り付けるとなるとその歪みを拾って大きく隙間が開いてしまう。無理に取り付けて扉がゆがむのもいけないので、今回は水平、垂直を優先して後ろの隙間を大きくとることにして施工。後からシリコンを充填して施工完了。
ちなみに今回のようにマンションにすでに住んでいるような引き渡し後の工事になる場合は躯体壁へのビス固定は行なっていないので、うまく左右の間仕切り壁の中の下地を探したり、天井のダクトを通している梁の下地内にビスを聞かせるようにして固定するのです。(戸建て住宅や集合住宅でも本工事内においては行なっております。)そういう細かな作業をしていると、朝から始めてもあっという間に日が暮れていきます。Oさん、長い時間お邪魔しました。
書斎となる部屋には、Oさんのデスク。メラミン焼付塗装仕上げしたスチールの構造とナラ柾の組み合わせです。
私の手配が遅れてしまって今回の工事で間に合わなかったKUMAさんのハンドルが扉につけば完成。
できあがりがとても楽しみな家具になりました。
2017.12.16
工房は通常営業日でしたが、私はお休みをいただいて、次女と弥生神社で行われていた熊手作りに参加してきました。
熊手と一緒に参加者全員でお祓いを受けてから、社務所で熊手のはじまりと縁起物についてのお話を聞き、宮司さんが用意してくださった和紙・植物・ドライフラワー・水引などの材料を思い思いのかたちに作っていきます。途中で宮司さん手作りのお菓子をごちそうになって。慌ただしい年末ですが、この時間を作ってよかったと思える時間でした。作品は熊手?という形になってしまいましたが(笑)楽しかったのでよいのです。
明日も14時から行われるそうです。予約は不要だそうですよ。
2017.12.16
今日は芝浦のOさんのところまで4人で出かけてしまっていて、作業場はノガミ君だけで、アイもどこかに出掛けてしまって少しひっそり。
私もこれから学校での集まりで、工房はさらにひっそり。
その前に先日Nさんと約束していたスケッチだけどうにか仕上げて。
行ってきます。
陽ざしが気持ちよい。
2017.12.15
すてきな日用品のお店作りが始まっています。
私たちがお手伝いするのはストック棚。今日がその設置工事でした。うーん、みんなで作っている感あふれる空間。
これから装いがカメレオンのように変わっていくのです。
皆さんがどう味付けしてくださるか楽しみです。
次回はクルミとアルダーをもってお邪魔します。きっと良い表情になるはず。