生み出す力

2016.10.11

2016101000110日の祝日はAさんのところに納品でした。先月の下旬にノガミ君が作ったリビングの大きな家具を納品してから、3週間後の今日、あの時7歳で今は高校生になったお嬢さんの為のベッドを製作を担当したコバヤシ君と納品に伺いました。
素材は、あの8年前に作らせて頂いた家具と同じブナ材を使って作り、フレームの下はポプラのスノコを外すと物が入るようになっている形。スノコは女の子の力でも取り外ししやすいようなサイズで。
そして、今回の特徴はヘッドボード。「娘には古いベッドでずっと我慢してもらっていたから、心地良く可愛らしい形にしたかったのです。」とお父さんからの贈り物には、ファンタジックなヘッドボードがあるベッドだったのです。
ボタンを入れて、ふんわりした感じで、鋲を打って、と楽しみなリクエストを頂いて、できあがったのがこの形です。
「これほどしっかりとした作りだとは思ってもいませんでした。それにこのヘッド部分、思った以上に立体感があってとても良いです。」
こういうふうにして、ゼロから生まれてくるのです。

そして、続いては今回最後のオーダー。
椅子とテーブルです。今回Aさんからの発案で、魅力的な椅子とテーブルの試作をすることになったのです。試作の椅子を持ち込んで、さらにまだ試作が間に合わなかったテーブルはイメージしているサイズの円の型板を持って打ち合わせ。
このリビングに置かれるとどのような印象になるか。
1時間半悩んでようやく一つの方向にまとまりました。
こういうふうにして、ゼロから生まれてくるのです。
(写真に写っている椅子の周りの白い家具がノガミ君が作ったリビングの家具たち。テーブルと椅子が揃ったら、きれいに写真を撮らせて頂くのです。)

まだしっかりと先が見えていないこの椅子とテーブルだけど、きっとうまく進むよ。