白いデスクとクローゼット
2016.10.21
父がまだ現役でこの仕事を頑張っていた頃からのお付き合いのあるコーディネーターさんからの依頼で、ご自宅の一室を改装するということでそのお手伝いをさせて頂きました。
写真ではとても分かりにくいのですが、デスクの天板はウレタン塗装で仕上げて、そのほかの白い部分はすべてペンキ仕上げです。
ペンキ塗装の仕事をしている弟から教わった方法で、ツヤのない白いペンキを毛の短いローラーでひたすらコロコロと音が軽くなるように塗り広げて仕上げていくのです。
オイルのような自然塗料とは対極のような素材ですが、昔から愛されている塗料ですので、塗り方も難しくなく、硬化後の使い勝手も良く、またローラーの跡がうっすら残ったエンボス調の表情がとても優しいのです。
化粧板の硬質な印象とはまた違った仕上がりで、バレーの練習をするというこの場所が明るく温かみのある場所になりました。