悠雅さんのところへ

2016.11.25

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「イマイさん、前に調整してもらった引き出しがまた自然と開いてしまうのです‥。」と言われたので、久しぶりに大塚の「悠雅」さんのところへお邪魔してきました。
つい先日も南大塚の「プラタナス商会」のIさんのところにキッチンを見に行ったばかりでしたし、以前には、カルトナージュ作家さんの「Atelier Petitpoint」のKさんのところにもテレビボードを作らせて頂いたし。
私たちの工房から遠く離れていてもこれほどの近い距離の皆さんに家具を使ってもらえていることがどこか不思議なのです。
さて、道具一式をバッグに担いで、メトロを乗り継いで、懐かしいお店まで。
お久しぶりです、羽鳥さん!
いつもと変わらずお元気な姿。8年前にパーテーションのオーダーを頂いてから、レジカウンターや看板などちょこちょことご依頼を頂いて、もう8年のお付き合いになります。
調子が悪くなってしまったのは、レジカウンターの一番重いものが入っている引き出し。
どれどれ・・。と引き出しを抜き差ししてもレール自体の動きは悪くないので、もしかしたら奥のストッパーかな。と手を延ばしてみると、やはりストッパーのゴムが劣化して割れていました。現在一般的に普及しているタイプのスライドレールはレールの奥にあるゴムが簡易的なストッパーになっている物が多いのですが、このゴムがレールと紙飼うたびにわずかにすり減っていきます。時々こういったゴムの劣化の話を聞いていて、まとめてみるとだいたい皆さん、頻繁に使う引き出しは7~8年くらいでゴムが割れることがあるようです。もし割れたら、ご連絡下さいね。
あtらしいレールに交換する必要もなかったので、作業はすぐに終わってしまいましたので、お茶を頂きながら昔話などをしておりました。
やはり、オーナーの羽鳥さんのお話は面白い。もの作りする私たちの考え方と変わらず、やっぱり職人さんですね。
日本でも数少ないカットの技法を学んでいらっしゃったり、看板を作らせて頂いた時から始めたリフレクソロジーや、今は男性を対象にした眉毛のお手入れを進めようとされている。トータルできれいになってゆけるように、そしてこの美容、理容にもっとみんなに関心を持ってもらって、もっと多様な文化にしていきたいって楽しくお話してくださいました。
「そうだ、イマイさん。眉毛エステやってみる?」
「えっ。」戸惑うわたし。「いいのですか・。」
こう見えても私は、体が大きいだけで、女性とお話することが苦手な方でした。
それで、髪の毛をカットしてもらうのも、高校卒業してしばらくするまでは近くの理容室にお世話になっていたのですが、きれいな女性がそばに来て髪の毛を切ってくれるというのが、どうにも苦手で・・。美容院も一度行ったらもう苦手になってしまって・・。(笑)
それで、二十歳くらいから結婚するまでは、かつて美容学校を出た母に工房の2階で仕事が終わったら切ってもらっていたのです。切り終わったらエアーで髪の毛をブシューって吹き飛ばして。なかなか良い時間でした。
結婚してからはアキコがそれを引き継いで、何となく切り始めて彼女ももう15年になるのでだんだんとうまくなっております。(笑)元看護師なのですが。
そのようなわけで、20年近く座っていなかった美容室の椅子に座らせて頂いて、女性に施術をしてもらうなんて、ドキドキですね。
と思っていたのですが、気心知れた羽鳥さんですので、施術をしている間にいびきかいて眠ってしまって。
頭のマッサージもして頂いて、大変心地良い時間でした。
仕事をしに来たのか、リラックスしに来たのかよく分からなくなってしまいましたが、眉毛はキリっと男前にして頂いたので、クレミルの時に良かったら見にきてください。