表情豊かなキッチンに
2017.05.09
3月にキッチンを作らせて頂いたFさんのところにご挨拶に伺ってきました。
「イマイさんの作る家具はほんとうに多彩な形にあふれていて、ウェブサイトを見ていてとても楽しかったのです。だからこうして家具を作ってもらえてうれしくって。」と、ウェブデザインの仕事をされているFさんにそう言われると照れくさいのです。
家具としての佇まいが好きな形にしたいか、使っている人の顔が見える形にしたいか、どちらを主に考えているかというと、後のほうです。
私たちは作家ではないので独り善がりに「自分のイメージを形にしていく。」というよりは、その人が何を望んでいるか、どんな暮らしを描いているかを思いながら家具を形作っていくのです。
思いや時間やつながりを聞き取って、何かそのひとのための形となるのか考えながら作っていくのです。
私が皆さんとその家具の様子をこうしてあらためて訪ねるのは、その姿を見たいから。
だってほら、家具がこんなにキラキラして見えるのは人のそばにあるからです。