ナラの節アリ材とステンレスのカップボード

2017.06.29

2017062900220170629003昨年のクレミルの時に木工教室に参加してくれたKさん。ご実家がここから近いということもあって、お姉さんと一緒に何度も通ってくださって、小物を作ったり、ワークショップに参加してくださったり。
そのお姉さんであるSさんは春にご紹介したように座卓をここで作ったのでしたが、妹さんのKさんは新しく家を手に入れたということで、カップボードのご相談を頂いていたのでした。
この場所を知ってもらって、いつかここで家具を作りたいって思ってくれたらうれしいな、ご近所の皆さんが気軽に足を運んでちょっとお茶を飲みながらひと息つけるようなサロンのような場所にしたい、という思いもあって始めたクレミル。
そのきっかけを作ってくれたのがこのSさんやKさんでもあります。
この町のことを教えてくれて、どんなことが私たちに必要かを教えてくれて、すぐそばで良いアドバイスをくださって。
自分たちだけではどうしたら良いのか迷ってしまう時に支えてくれる、家具をことを知ってもらいたい、というだけではなく、もしかしたら自分たちがそういう人たちを必要としていたから始めたのかなあ、そう思わせてくれる3姉妹さんです。そう、うれしい出会いなのです。

そして今日はその私たちの気持ちを持ってKさんのところにお伺いしてきたのです。
私は残念ながら、リフォームのお話がいろいろとまとまってきていて打ち合わせに出掛けていたのですが、製作を担当したノガミ君がうれしそうに先ほど納品から戻ってきました。
「クレミルの時にボクが担当させて頂いたお客様でした!」って。
いろいろうれしいです。

そして、Kさんからも。
「本日はありがとうございました。
先程、搬入が終わり我が家にきた食器棚を見て、触れて、うっとりしながらメールを打っています。
ナラの無垢材節ありにしたこと、引き戸の引手を四角にしたこと、引き出しのハンドルをKUMA鍛鉄工房さんのにしたこと、化粧板をグレーにしたこと、上をステンレスにしたこと。そして、フリーハンドイマイさんにお願い出来たこと。すべてしてよかったなぁと食器棚を前にして思っております。
家は買ったものの、まだ自分たちの家だ!という気持ちが少なかったのですが、この食器棚が来てくれたことで、あー、自分の家だなぁとより想えます。
ぜひ、落ち着いたら見に来て下さい。
食器棚はこれから家族の一員として大事に使っていきます。
本当にありがとうございました。
スタッフの方々にも、感謝をお伝えください。
近々というわけにはいかないかもしれませんが、またお願いすることがあると思います。
その時はよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
あー、良い買い物しました!職人さんってやっぱり素敵です!」

「あー、自分の家だなぁ。」っていいなあ。