JID AWARD 2017の授賞式に参加してきました。
2017.09.22
数年前にMさんの作らせて頂いた鉄製脚のテーブルと、先日Aさんに作らせて頂いた木製脚のテーブル。この2台のテーブルは自分の中で一つの対比になっていていつかどこかで皆さんに知ってもらえたらうれしいなと思っておりました。
そんな折に日本インテリアデザイナー協会さん主催のコンテストがあることを知り、応募してみようかと思い立ったのでした。
JID AWARD 2017「偶然と必然」
http://jid-award.com//html/past_awards2017.html
手元にある2台は製品というよりは、お客様に渡すために作った試作ということもあって、NEXTAGE部門という試作の部門に応募しましたら、このたび部門賞を頂けることになりまして、本日その授賞式にアキコと製作を担当したカナイ君と参加してきたのでした。
先日のWorld Interiors Week 2017で20年ぶりに再会した秋山先生とも再びお会いすることができてとても有意義な時間だったのでした。
授賞式後のパーティーの席で先生がおっしゃっていました。
今はインターネットなどの普及で誰でもいろいろな情報が手に入る時代になって、みんながそれぞれしっかりした情報を持つようになった分、作り手はその地域や環境が必要とするものをきちんと表現できるかどうかが大切になってきているとおっしゃっていました。
グローバルに自分の手法を世の中に広めることも大事だけれど、まるで中世の街のようにコンパクトに社会と作り手が密接につながって行くことのほうが大事なように思えるとも。
それはデザインの本質で、物作りが独りよがりになってしまってはいけないと私もそう思います。
お酒を頂きながらの先生の授業は、とてもうれしく楽しいものでした。