鉄の脚とクルミの素朴なキッチン
2017.11.24
インダストリアルキッチンと言うのでしょうか。
「お客様が気に入っているデザインのキッチンがありまして、イマイさん、この間取りで実現させることができますでしょうか。」と平成建設さんからご相談を頂いて、あれこれ悩みながらたどり着いた形。
はい、どのような形でもお望みのままに考えますよ。
鉄工のタカハシさんと細かい部分を悩みながらフレームを考え、クルミの表情をうまく生かせるように作りと塗装を悩みなやみ、完成。
もうすぐで築50年経つというこの旧い建物の良い表情と入り混じる素朴な形になりました。
リフォームの難しいところは、現場の状況に合わせて家具の形状も変えていかなければいけないところ。
今回、すんなり納まるように思えたのですが、いざ作業を進めてみると古い配管に当たってしまったり、壁の不陸を思わずひろってしまったり。製作を担当したコバヤシ君と監督のHさんのうまいやり取りで、配管の取り回しもきれいに納まり、きちんと立つべき場所にキッチンを立たせることができたのでした。
ここに黒いレンジフードが設置されればいよいよ完成です。
いつまでも柔軟性のある気持ちで臨むのです。