シナ合板とバスウッドの収蔵棚
2018.11.22
根岸の馬の博物館の収蔵棚を作るお仕事を頂いておりまして、昨日は1日中この大きな収蔵棚の運搬を行なって、本日はその設置工事。
来週にあと1日間作業をして完了の予定です。
今回の棚には、馬の鞍と馬のブロンズ像が置かれる予定です。
ブロンズ像を載せる棚は、今でいうとスライドレールやダボレールなど機能的な金物がたくさんあるのですが、この空間は一定の湿度になっているので、あまり不用意に金物が使えないため昔ながらの単純な構造で作っております。
構造は単純ですが、すべて手で作っていかないといけないし、いろいろな部材が大きいため、作ること自体がひと苦労だったのでした。
今回の家具の向かいには、私がこの仕事を始めて数年といろいろと幼い頃(22年前くらいかな・・)に作らせてもらった収蔵棚があって、隣の部屋にはまだ父が現役で作っていたころの収蔵棚もあったりして、新旧混ざり合う不思議な空間になっているのです。