Fさんのディスプレイ収納棚:スタッフ コバヤシ君の制作日記
2018.12.30
今回の家具は天井の勾配に合わせて棚が三角になっているので角度と寸法を合わせて加工するのが大変で、その角度を実現するために原寸図を描いてその傾斜を実現させました。
また、仕切り板と棚板が交差して十字になる部分はジョイントクリプト言う金物を使ったのですが、それだけだとずれが起きる可能性もあるので、インロウという板を凹凸にしてつなぐ方法と、クリップを併用して強固につなぐ形にしました。
また、小口に貼った無垢材は製作上、つないで作ることになるのですが、その木目もなるべく自然に見えるように心掛けました。
大きな家具でしたので、自分も社長も思っていなかったことが起きてしまったのも大きく記憶に残っています。
扉として、中に飾るものがよく見えるようにアクリルを使ったのです。
ガラスにするには大きすぎて重くなりすぎるので、金属の車を付けないと開けられないのですが、この金属の車を付けると下の方の飾ったものが見えなくなってしまうこととと、ガラスの破損が心配だったことで、アクリルを使ったのですが、アクリルも大きくなると自重でかなりたわんでしまい、それを支えるためにいろいろな工夫をしたのですが、初めての加工が多く勉強になりました。