キッチン収納 スライドワイヤーシェルフ :家具屋の家づくり
2019.07.05
5月に完成した我が家。引っ越してきて約2か月が過ぎました。
今まで、製作例でお客様のご協力の元、キッチンや家具の形をご紹介させていただいていましたので、自邸の形も少しづつお伝えしていこうと思います。
興味がある方は読んでいただけるとうれしいです。
キッチンのコンロ下は、スライドワイヤーシェルフを3段使った収納にしました。コンロ下をガスオーブンは付けない方・オープン収納にする方はこの形を選ばれる方は多いです。調理器具に埃がつくのを気にされたり、見た目が好きではない方は引き出し収納にされますね。
今までの皆様の製作例などを見てきて、どんな収納なのかわかっているつもりでしたが、暮らし始めて使ってみて、気づいた点がありました。
我が家のフライパン・鍋を数えると、全部で大小17個ありました。(土鍋は入れてないです。多いのでしょうか、実家もこのくらいありましたので、相場がわかりませんが。)その中で、コンロ下に入れたいものは、フライパンと重い鍋類でした。
使う場所との最短距離の動線になることを優先しました。
収納場所の高さを考えるとき、「与えられたスペースを最大限収納に活用できるように」と優先して考えました。
うちのキッチンは高さ90cmです。(私が身長172cmありますので、高めなのです。)
スライドワイヤーシェルフは600mmのものになりました。(ここの収納の大きさは、選んだガスコンロの操作盤の大きさと比例し、同じ大きさになります。うちは、ノーリツ+doの750mmを選びました。)
ここに収納したいものは、乾燥させたいもの(まな板やボールなど)、火の元にすぐ出せるフライパン類でした。
1番重いものは、OIGENの鉄鍋重さ5㎏・高さ17cm、揚げ物鍋 高さ約19cmのものでした。これを1番下の段に収納したい、あとは、フライパン類が納まるようにと各引き出しの高さを決めていきました。
実際に使ってみて、すぐ取り出せて火の元に出せるので使いやすいです。以前は鉄鍋を開き扉の重ねた1番下にしまっていたので、正直時々しか使っていませんでした。今は毎日のように夕ご飯作りに使っています。取り出しやすいということは大切なことなのだなと実感しています。また、鉄鍋はなるべく通気がよいところにで保管してくださいとありますので、長く使っていくためにもよかったなと思います。
まな板も洗って拭いて木肌が湿っていてもすぐ隠せる場所に置けて、ここに置いておけば乾くのでよいです。
ただ1点、1番下の段と床の間が1番下ぎりぎりに付けたとしても3cmほどは空間ができます。(スライド金具を付けるため必要だそうです。)ここの掃除は、引き出しを付けたまま掃除機で奥まで吸うのはどの機種でも難しいと思いますので、ここの鍋を一旦出して、引き出しを外しから掃除機をかけます。(1番重いものをここにしまったのに、それを毎日するのは嫌なので、週に一度くらいしか私はしていません。笑)
収納量よりも日々の掃除のし辛さを気にされる方もいらっしゃると思いますので、気になる方は注意された方がよいかと思います。
この場所を床が見えないように木を回す方もいらっしゃいますし、もう少し高さを挙げて、収納のかごを入れる方もいらっしゃいました。
皆さんいろいろな形があります。
今はオーダーキッチンで目にすることが多くなったスライドワイヤーシェルフ。
家具屋の妻が使ってみて気づいた点を伝えさせていただきました。どなたかのお役に立つ情報になっていればうれしいです。