木工教室とは
2019.12.20
今回のクレミルでは、木の板に焼ペンで絵を描き、突板のサンプル材を葉っぱの形に切り抜いて貼り、クリスマスカードを作るというワークショップもしていました。急にイマイダイスケが2日目に思いついたので、一部の方々にしか声をかけられなかったのですが、みなさん「こういうの楽しい!」とご家族ですてきなカードを作られていました。こういうワークショップもよいですね。
オーダー家具屋(最近はキッチン屋さんとも呼ばれますが。)の私達が木工教室をする理由は、はじめは、家具・キッチンづくりでどうしても出てしまう端材がもったいないな、何かに生かせないかな、ということだったのですが、
最近は、ここで私達が作ってますよということを伝えたい。また、「ものづくりは楽しいよ。でも理想の形にしようとすると時間も技術も必要。だからプロの人がいるんだよ。お仕事として成り立っているんだよ。」と確認できる場所になればよいなと思っているからです。
最近では、DIYの考えが広まったきて、ホームセンターで木工のレッスンを受けられる場所があったり、イベントなどでワークショップを開催する場所には必ず木工があったりします。木工が身近にあることはとてもよいなと思っています。
ところが先日、お客様から「イマイさんのところは皆さん1日かけてしっかりしたものを作られているので、本気じゃないと参加しづらいですよね。」というご意見をいただきました。
そうか、わかりやすいようにと思って皆様の制作したものを掲載していましたが、「これは気軽には参加しづらいな。」という印象を与えて、ハードルを上げてしまっていたのですね・・・。
私達としては、1年使ってきた皆さんの周りの木のものをまた来年も心地よく使えるように整えよう、というくらいの気軽な気持ちで参加してもらいたいのです。
「まな板が黒くなってきちゃったから、ちょっと削ってもらいたくて。」
「木のお皿がざらざらしてきちゃったから、磨いてオイル塗りたくて。」
「iPhoneスタンドのサイズが変わっちゃったから、大きくできるのかしら?」など、気軽に相談しに来てもらいたいです。
「家では普段やりづらいけど、ここに持ってくればちょっと気になっていることが直って、また暮らしで活用できるものになる。」というそういう時間にもしたいのです。
でも言われないと分からないし、伝わりませんよね。
次回からは毎回きちんと伝えていくことにしますので、まな板もって来てくださいね。(笑)
ということで、みなさん構えずにお気軽に遊びに来てください。