森の中
2020.04.25
この4月からヒロセ君が新しく私たちの工房に入ってくれたのです。彼はノガミ君の前の前の職場(木工や大工作業が多いお仕事だったのです。)の先輩で、ノガミ君は木工のあいうえおを彼から教わっていて、いろいろな道をたどって今はノガミ君が私たちの家具作りをヒロセ君に教えている。
複雑だねえ。
ということで、作業はとてもしっくりくる感じで行なってもらっているのですが、私たちの習慣がいろいろあるものでそれを見てもらっています。
その一つがたまった木屑を預けに行くこと。
私がこの工房に勤め始めてしばらくして、各家庭でゴミを燃やすことが禁じられるようになって、野原や田畑の焚き火も見かけなくなりましたし、工房の脇にあった小さな焼却炉で木っ端を燃やすこともなくなりまして、その頃から茅ケ崎の養豚場さんに木屑を預かってもらっています。
豚舎が汚れたら、屑を撒いて糞尿を吸わせて掃除するのに適しているのだそうで、木屑がたまったらその都度運び込ませてもらっていたのです。
そして、今日はヒロセ君のその場所の案内。
しばらく前からみんなで交代交代で行ってもらっているから知らなかったのですが、豚が山羊になっちゃった。
あの豚さんたち、屑を持っていくとみんな見つめてくれて(おなか減っていたからでしょうか。)撫でるときちんと挨拶してくれるすてきな方々だったのです。
時々そのお肉も頂いたのですが、やはりとても美味しくて、ありがたいなあとご縁に感謝しておりました。
今日はね、大根を頂きました。
ありがとうございます。