西日の檸檬

2020.05.01

東側には3階建てのお家が建つ住宅街の旗竿地の我が家。その小さなお庭に檸檬の木を植えたのです。
家を建てる前から、もし庭があるお家を持つ日が来たら檸檬の木を植えてそこで実ったら料理やお菓子に使えたらうれしいな、と漠然とした夢を持っていました。
でも家を建てた場所の庭は短い日照時間しか得られない場所。
そこに檸檬の木を植えても実らないのならただかわいそうなことをしているだけなのではないか?
他の常緑の樹種を選んだ方がよいのではないか?悩みました。
植栽をお願いした松光園さんに伺った時も、「日がどれだけ当たったかで、花が咲いて、それが実になりますからね。ここの場所が年間通してどれだけの日照があるのかわかりませんし…。でも土はいい土ですよここは。」とおっしゃられていました。
はい、そうですよね。地鎮祭前の草刈りはそれはもう大変でしたから。
結局夢を諦められず、檸檬の木を選びました。
昨年の5月中旬に引っ越してきて、植栽をしてもらったのは9月でした。やっと年間を通してその場所の日照を見ることができました。
Dsc_4504 ブログ不思議な写真ですよね。南側の家の影なのに檸檬の木だけ明るいのです。秋冬は日が低くなり沈む場所もずれるのでほとんど日が当たらないと思っていたのですが、2階の窓から反射した日光が檸檬の木を照らしていたのです。
春になってくると午後から西日がずっと照らすようになりました。
IMG_3680思っていたよりも日が当たっている、もしかしたら花が咲くのかもと期待していると、
先日たくさんつぼみがついているのを見つけることができました。
次は実がなるようにちゃんと調べて育てていけたらいいなと思っています。
Dsc_5749お庭の日の当たり方なんて住み始めて1年暮らしてみないとわからないことでした。
お家づくりは面白いですね。人・場所・家の形・暮らし方など本当に人それぞれで全く同じことなんてありませんから。
だからずーっと興味が尽きないことなのでしょうね。
我が家の檸檬の木、大切に見守っていこうと思います。