無垢材の床 : 家具屋の家づくり
2020.05.27
我が家の床は150巾の赤松の節無しの朝鮮張りになりました。
床のことはよくわからなかったので設計士の福原さんにお任せしました。
私達の要望は「素足で暮らして気持ちよく過ごせること」でした。他の予算もあったので床暖房はつけませんでした。
今まではマンション暮らしで床暖房のついたウレタン塗装の定尺張りの床でした。床の硬さなどは意識して暮らしてはいませんでした。若さもあったのかもしれません。
一般的に床を考えるとき、傷がつきにくい・汚れが目立ちにくいという視点で選ばれることが多いと思います。
私達は傷や汚れは必ずつくからその都度直していって、裸足でいるときの気持ちよさを優先したのでした。
新しい家に暮らして1年が過ぎました。「この床だから気持ちがいいんだ。」とわかったのは、2月に会社のショールームの床の張替えをした時でした。
同じ赤松の節無し材の乱尺張りにしたのです。材が同じなら柔らかさも同じかと勘違いして、コストが下げられるのならと思いました。材が合わさるところが多いと同じ材でも硬いのです。そういうことだったのだなとよい勉強になりました。
材料や見た目だけではなく、床の柔らかさ・足触りのよさが一番気持ちよく感じられる張り方まで選んでくださっていたのだなと、設計士の福原さんには感謝しております。
こちらのサイトが無垢材の床のことがとてもわかりやすかったです。私はお家が完成してから読みましたが。(笑)
ちなみにキッチンの床もリビングの床と同じ無垢材にしました。キッチンにいる時間は結構長いので、硬いところに立っていると足が疲れてしまいます。でも柔らかい分へこみやすいので、お鍋の蓋を落としたりしてへこんだ時には、オイル塗装の床なので、熱湯をかけて直しています。柔らかいと傷つきやすいけど直すのもやり易い。汚れたらセスキ炭酸水ソーダ水できれいにしています。赤松の木は汚れがすぐわかるので落とさなきゃという掃除の意欲がかき立てられます。自分の考え方・暮らし方には合っていたのだなと思っています。