部屋の印象を整える-クルミの食器棚-

2020.06.13

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私はやっぱり食器棚を作る時は、キッチンに合わせることなく、リビングから見た時の印象を大切にしたほうが良いと思っているのです。
でも、そこに正解はなくて、1日の中でキッチンで過ごす時間がいちばん多いようでしたらキッチンと素材を合わせて食器棚を作りたいって思う方も多くいらっしゃると思います。でも今のところはやはりダイニングやリビングから見た時の印象を整えると気持ちよく思えるとおっしゃってくださる方が多いのです。
今回のIさんもそう思ってくださった方の一人で、食器棚だけではなく、キッチン自体も印象を揃えたいというご要望を頂いていて、今回はキッチン自体は手を加えずにキッチンの背面に食器棚と同じクルミ板目材を張ることでリビングから見た時の印象をとても落ち着いた形にすることができたのでした。
すごくよいです。

食器棚の扉や引き出しの前板は無垢材で作り、それに合わせてキッチンの背面と側面のパネルも無垢材で作っています。
パネルは無垢材で動いてくると思いますので、接着しちゃうとあとで大変なことになるので、ある程度の伸縮や動きに対応できるように壁に固定する部材が板の動きを矯正するような作りにしています。
このほかに洗面台の引き出しの前板も交換して、かなり遅くまで掛かってしまいましたが、ひとまず今日はここまで。
順調に進むかと思ったクルミの化粧板を鏡に張る作業が、水栓を外さないと板を差し込めないことが分かり、今日は断念・・。
Iさんすみません、次回できちんと終わらせますので、引き続きよろしくお願い致します!