10年ぶりですね
2021.05.16
丸10年が経ちました、この大きなガラスの入った食器棚を作らせて頂いてから。
このたびをその食器棚の隣に小さな戸棚を作らせて頂きました。
ナラ材は日焼けすると赤身に出て色にほんのり明るさが増してきますね。
今はまだ真新しい幅450ミリも時間を掛けてそのうち褐色から黄褐色になっていきます。
そして、追加で白い家電収納棚も作らせて頂きました。
こちらはMさんが10年以上までにリノベーションを行なった時に施工会社さんが作ったペンキ仕上げの棚の印象に合わせて、家具の外側の見え掛かりを同じくペンキで仕上げましょうという話になりまして、収納棚部分はもう少しがっちり作りたかったので、化粧板で仕上げて、外側のパネルをペンキで仕上げることに。
ただ、大工さんと塗装屋さんで現場で仕上げるのと違って、すでにここでMさんが暮らしているので、ペンキ塗りは工房で行うことに。
そうなると必然的に塗れば消えるジョイントラインは出さないような作りにしたいところです。
そうなると、サイドパネル、バックパネルは現地でつなぐのではなく、L形に一体に組み立てた状態で運び入れないといけません。
組み方を工夫して、パテ処理の後、ローラーで薄塗を繰り返することでジョイントラインはきれいに隠せましたが、この大きさのL
型パネルが無事マンションの4階まで運び入れることができるのか・・。
おおよその見解で大丈夫と目論んで望みましたが、クランク上になっている玄関からリビングに向かう廊下で大変難儀して、これは変に力が掛かってしまってジョイントラインにクラックが入るのでは‥、と恐れておりましたがどうにか搬入できました・・、ふぅ。
それでどうにか設置できたものの今度はコンセントの位置がレンジと干渉してしまい・・、うーん、もどかしい。
ご迷惑をおかけしてすみません、Mさん・・。
再度使いやすくなるような形に組み替えることでどうにか先日設置が完了。
メインのナラの戸棚はすっかり使い始められていましたが、この白い棚もようやくMさんの暮らしの中に入り始めることができました。
Mさん、お騒がせしました。
また、何かありましたらお声掛け頂けたらうれしく思います。