かたちつくる

2021.08.27

Hさんのキッチンにシンクをはめ込んだアイランドカウンターを作らせて頂いております。
壁付けのコンロ側は予算の関係で工務店さんが担当してくださることに。
そのカウンターの側面と背面はタモ板目の無垢材がぐるっと見えてくる意匠なので、今回うまく木取りができて、長い板で木目がつながっていくように木取りすることができました。
ただ、どうしても小さな木口割れが残ってしまうので、お話をつないでくださったオノデザインさんに確認して、反り止めを兼ねて端嵌めを入れることに。
材の動きは掛け木の大きさを考えて、いつもとは違うアリ加工で作業を進めることに。
適材適所という言葉は材を用いる時だけではなく、良い納め方を探りながら作ってゆくことでもあります。
ノガミ君とヒロセ君があれこれ頭を悩ませながらかたちつくられていきます。