ゆめ膨らむ

「ホワイトポリエステル化粧板のカウンター下収納のオーダー」

我孫子 A様

design:Sさん
planning:daisuke imai
producer:tsuyoshi kawaguchi

ガラス扉の飾り棚があるカウンター下収納

できあがりの印象。

「突然のメールで失礼致します。
私事でございますが、4月30日引渡しの新築マンションを購入致しておりまして、そのお部屋の間取りも広くない事から、キッチンカウンター下に素敵な収納スペースを作りたく、販売会社のオプションを含め、ずっと自分自身で心に思い描いているような、カウンター下収納をオーダーできたらと幾日も探しておりました。
もう、あきらめかけていたのですが、今日もいつもの様に捜しておりましたら、突然イマイさんがヒットし、今までお作りになられたカウンター下収納の画像を拝見し心が躍ってしまい、突然ですがメールさせて頂きました。
まさに、これだ!と思うような、サンプルの画像を拝見でき、本当にビックリしたのです。私が思い描いていたものとほぼ同じものが、マンション向けのカウンター下収納で、今まで手がけられたものの中にございました。勝手に、希望を申し上げるなら、壁につけてある横3つの引き出しは同じようにつけて頂きたく、カウンター下の収納は右端のカーブ型の棚は同じように付けて頂きたく、残りの部分を縦に6分割できる様でしたら、左から写真同様の開き戸棚、引き出し、ガラス開き戸棚×3、引き出し、という分割でお作り頂けはしないかと、 勝手にどんどん夢を膨らませております・・・・・。」
ぎっしりと書き込まれたお問い合わせメールが届きました。読んでいてまさに気持ちが伝わってくるようなメールです。

ガラス扉の飾り棚があるカウンター下収納

表面は、白い化粧板で、手掛けの部分だけ塗装で仕上げています。このつるっとした感じがとても良いのです。また、飾り棚にする部分は、その棚板もガラスにしていますので中に置くものが良く映えますね。

そんなわけで、内容を読んで「ああ、この方は家具をとても必要に感じているのだなあ。」と思った私は、何よりもまずお会いすることにしました。場所は我孫子とちょっと遠かったのですが・・・。
でもね、会って安心しました。Aさんはメールの文章と同じくらい温かな方でした。
今回はメールであらかじめ家具のプランを決めておいて現地でちょっと打ち合わせるのと違って、もうプランを作る前に、いきなり現地で打合せをすることになったので、プランを考えたりするのにとても時間が掛かると思っていましたが、お互い意見がうまく合って、その場で描いた稚拙なスケッチを見ても納得してとても喜んで下さって、帰りにはお土産まで下さって・・。
さっそく会社に戻って、ラフスケッチを図面にして、Aさんに提出します。大まかな部分はほぼ確定して細かい部分も数回やりとりして、最後にAさんから
「・・・と、色々長々と申し上げましたが、つまり、もう、お見積もり通りに、全てお願い致します。という事が、申し上げたかったのでございます。」
という、どこかとても素敵な響きの文章でお返事を頂きました。
そうしてできあがった収納がこの家具です。
家具取付終了後、Aさんからいろいろなお話をお聞きしました。
お部屋のそこかしこに額に入った刺繍が飾られています。
Aさんは以前、1年間イギリスで刺繍を学んだのだそうです。今はその刺繍を自分のためだけではなく、いずれ落ち着いたら学んだご友人と一緒にみんなにも教えたいのだとか。素敵なお話です。
Aさんが綴った刺繍は、Aさんのように温かなものばかりでそういうモノたちに囲まれたこの場所もとても温かなのでした。

ガラス扉の飾り棚があるカウンター下収納

奥行の浅い収納に引き出しを作る場合(引き出しが横長になる場合)は、スライドレールがついていたほうが使い勝手も良いし壊れにくいです。奥行が深ければ(引き出しが縦長になる場合)レールが無くてもそれなりに使いやすい引き出しにすることができるのですが。と言うことでレールつきの引き出し。しかも奥行が浅いので特殊なレールです。


ガラス扉の飾り棚があるカウンター下収納

対面カウンターの奥行が浅いため、収納が中途半端になってしまう部分が出てきます。せめて雑誌がしまえるようにと部分的に背板を外した作りにしています。


ガラス扉の飾り棚があるカウンター下収納

カウンターの上には、宙に浮いた引き出し。このちょっとした飾り棚のように使える引き出しが皆さんにとても評判が良いのです。

ガラス扉のある白いカウンター下収納

価格:360,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は30,000円から、取付施工費は30,000円から)

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