シンクのあるタモのアイランドカウンター
2021.10.29
以前、「静かな午後」のOさんの時にお世話になった、自由が丘にアトリエのあるオノ・デザインさんにお声掛け頂きまして、前回のさんの時と同じようにシンク側のキッチンを阿佐ヶ谷にご新居を建てるHさんのおうちに作らせて頂いたのです。
今回はタモを使って、天板はステンレスバイブレーション。ダイニング側は半分は座って食事ができるように奥行を深く採ったので、ちょっと変わった形です。
今回はヒロセ君が制作を担当してくれたのですが、難しかったのはやはりこのカクカクした意匠を留で納めていく部分。そして、カウンターの奥行きが深い部分は天板だけだと手前に垂れてしまうので、このタモのパネルの内側に太い特注のLアングルを入れているのですが、その納め方ですね。
それと、今回は側面もヨコ目でつながってくるので、側面キッチン側の手前は端嵌めで納める形にして、なるべく木の歪みが出ないように製作を進めたのでした。
でもできあがってから、昨日の納品まで少し時間が開いてしまったこともあって、やはり木が動きます。ただ、設置工事や使用するに際しての問題になるほどの動きではありませんので、そういう良さも美しさのひとつと見て、楽しんでHさんに使って頂けたらうれしく思います。
次回使っている様子を拝見できるのが楽しみです。