きわだつ
「カウンター下収納のオーダー」
世田谷 K様
design:Kさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:gaku suzuki
「こんにちは。HPを隅々見せていただきましたが、素敵な家具ばかりでとっても楽しませて頂きました。
カウンター下に収納を作りたいとマンション入居当時から考えて早5年経ってしまいました。
我が家のカウンター下のサイズは幅199cm高さ90cm奥行き16cm(!)です。奥行きがないタイプですが *引き戸
スペース確保のため背板なし
*上部に手前に引く戸の収納部
*カーブになった雑誌立て付
と盛り沢山(!?)のを夢をもっております。
見積もり、設計お願いしたく思いますので、具体的に相談させていただけますでしょうか?」
と言うメールを頂きました。
マンションの対面カウンターに収納をつけたいというご相談は多いのですが、一番の難点は、奥行が浅い点です。今までいろいろなマンションにお邪魔させていただきましたが、奥行30cmというところは少なく、多くても27cmくらいでだいたい20cm前後だったりするお部屋が多いのです。
そうなると、いざ、収納を増やした言って思っても、その費用に見合っただけの形ができるかというと、なかなか難しく割高に感じてしまうことも少なくないのです。
今回のKさんのカウンターも奥行が16cm。正直なところ、ちょっと収納としてうまく活用するのは難しいのではないかなあ、なんて思いながら原案を作らせて頂いておりました。(笑)
さらに引き違い戸となると、扉の厚みが増えて背板も入れると収納部分の奥行がほとんど無くなっちゃう。
どうしたらいいかなあ、なんて思いながらKさんに再び質問。そういうふうに状況や仕様を説明して、いろいろな方向に遠回りしながらも徐々にKさんのイメージと私のイメージを近づけていき、一つのプランがようやくまとまりました。
決まったのは、一番上が開き扉、その下も開き扉で雑誌立てをつけるというシンプルなプランになりました。
一時は、引き戸ではなくシャッターのようなジャバラ式の扉のプランまで出て、大変難しくなりそうでした(笑)が、やはりシンプルな形にしておくのが将来的に考えても、故障も少なく、メンテナンスも容易にできるので良いと思います。
形が決まったので採寸です。
秋の午後3時の桜新町は、穏やかで暖かく、歩いているだけでポカポカしてきます。学校帰りの子供たちの流れとは反対に、静かな住宅街を迷路のように進むとKさんのマンションです。
「はじめまして、お邪魔します。」
昔と違って最近とてもうれしいのは、私と同じ世代のお客さんと会う機会が多いということです。同じ年くらいのお子さんがいて、素敵なインテリアを目指していて、そして、焼き菓子の香りがして・・。そういう皆さんとお話していると、みんな同じ空気なんですね。楽しそうに、いろいろお話してくださるので、私は聞いているだけで楽しい。打合せのはずなのに元気をもらって帰ってくるわけです。
そのようなわけで今回も楽しく素敵な家具を作らせていただくことができたのです。
うれしいことです。
そして、Kさんからお便りを頂きました。
「今井様
先日はカウンター下収納の取り付けありがとうございました。
見た目にも素敵で機能的な収納ができて大変喜んでおります。思っていたよりたくさんのマグやグラス、小皿などが収納できました。主人もシンプルでとても良いと喜んでおります。
お二人がお帰りになってからすぐです。早速、我が家のアーティストたちがピンクのマジックでお絵かきしてしまいました。でも濡れ布きんで簡単にふけてとてもありがたいです。
ご親切な対応のもと、オーダー家具をお願いすることを楽しませていただきました。
またぜひよろしくお願いいたします。」
そう、家具を頼むのが楽しいって言ってもらえるのが何よりうれしいです。
ブックラックのあるカウンター下収納
価格:310,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は15000円から、取付施工費は24,000円から)
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