コツコツと
2021.12.12
アキコが出がけ間際に撮ってくれたのね。
最近はいろいろと慌ただしくて、土日も工房を閉めておけないため、平日みんなが工房に居てくれる時に休みをもらうのですが、朝と晩はアイがご飯を待っているので、圏央道の下を走る静かな道を自転車に乗ったり、ジョギングしたりして出掛けるわけです。
ちょっとしたエクササイズですね。
それで昼前に一度家に戻ってくるのですが、我が家も2年半経つといろいろと手を加える部分も出てきたりします。
先日のタオル掛けのことのように、使ってみないと分からない部分っていろいろとあるのです。
キッチンの框扉なんて今年の夏でも相変わらず膨らんで召し合わせの部分が擦っていたので削り合わせたり、(ようやく最近落ち着いてきたかな。)洗面所のタイルの目地が少しだけ変色していた部分を削り取って目地を埋め直したり、寝室の建具は風通し良いようにと思って開けておくと、お互い反っちゃって動いて閉まりにくくなっちゃったり、玄関扉が重いからかラッチがかからなくなっちゃって、蝶番のビスを変えてみたり、階段の踏み板がパキッとなるようになったりと、シンプルで自然な素材がそのまま使われている作りは、使われている環境の影響をそのまま素直に表してくれるので、やはり手間暇を掛けながら一緒にこの場所に住んでいくのだなあと実感するのです。
でもそういう日々の機微が暮らしのおかしみや楽しみだったりして良いところも変なところも含めて暮らしているのだなあと思うのです。
皆さんの暮らしの中でもそういうことってあると思います。これは自分たちで手を加えられるなっていうことだけなら良いのですが、もし、これは困った、というようなことが出てきたら、いつでもご連絡頂ければと思います。
そうしてその間にアキコがベーコンとほうれん草で作ってくれたパスタを食べながら、「ちびっ子たちが居ない空間は静かだなあ。」とか「来年はレモンの実がなると良いね。」とか「タニシたちはどんどん増えていくよ。」なんて話をするわけです。
そうだ、メダカの水を変えなくては。
と、気が付けばそろそろ工房に戻る時間になってしまって、何気なく時間が過ぎていくのです。
でもね、毎日こういう時間だけではないですよ。
先日は、アキコとチアキとSOMPO美術館で巴水さんのすてきな旅の版画を見てきたり、ささやかな毎日なのです。
工房に戻ると、外に出ずっぱりのアイが「遅いよっ」って。
ごめんごめん。