ダイニングテーブルのメンテナンス

2022.01.05

本当は大掃除の時に合わせて行っていたオイル塗装のダイニングテーブルのメンテナンス。きれいになったテーブルでお節を食べるという流れにしたかったのですが、今年は間に合わず年明けに行ないました。家具屋だってそんな年もあるのです。

一番家族がよく座る場所、キッチンからの動線が一番短い場所ですね。汚れ染みがあるのがおわかりいただけますでしょうか。

テーブル周りを整理してから行いましょう。椅子は外して、周りに水や木の粉が付いたら困るものはどけておきましょう。また、充電式のクリーナーをお使いの方はこの時に充電ができているかも見ておくといいですね。

我が家のメンテナンスセットです。使い古したキッチンスポンジとふきん、体洗う時使っているアイゲン石鹼、3Mさんの400番紙やすり、フォレストさんの蜜蝋WAXです。
まず汚れを落とすので、石鹸をつけて泡立てたスポンジで洗ってしまいます。(あとで洗剤成分をしっかりと取らないと変色することがあるので、本当はここまで洗っちゃうのはNGなのですが、我が家はきれいさ優先ということで・・)
固く絞ったふきんで拭き取ります。汚れが落ちているのが分かりますね。ふきんをゆすいで拭き取る作業を3回ほど繰り返すとふきんに汚れがつかなくなりました。
石鹸では落ちなかったつるつるした汚れが残りました。今はもう何の汚れかわからないので、こういう汚れは紙ヤスリで落とします。
400番の紙ヤスリだと落ち切らなかったので320番でかけたら落ちました。
この時に凹みなどの傷の有無も確認しましょう。私は傷の部位に輪ゴムを置いて目印にしています。どこだかわからなくなってしまうので。そしてそのまま熱湯をかければお湯の広がりも防げていいですよ。ただ栗材は固くて熱湯をかけるだけではビクともしなかったので、濡れふきんの上からアイロンをかける方法で直しました。やはり樹種によって硬さが違うのですね。
その後ヤスリがけです。木目に沿ってシャコシャコかけました。反対の手で表面を触りながらざらざらしなくなりすべすべになるまでやります。だいたい一か所20回上下する感じでしょうか。左側くらいになるとシャコシャコ言わなくなるので新しいものに交換していました。

水を使った後から1時間ほど経って表面が乾いた触り心地になってからWAXがけをしました。

ヤスリがけが終わり表面の木くずを掃除機で吸い取ります。その後WAXがけです。Forestさんの蜜蝋WAXは冬でもワセリンくらいの固さなので塗りやすくて助かります。
塗り残しがないか光の角度で確認しながら行います。
忘れてはいけないのが側面です。ここも合わせてしましょう。

メンテナンス終了です。日が暮れてしまいましたが、きれいになりました。我が家のテーブルは栗材なのですが、タンニンを多く含むということで、だんだん褐色化してきている気がします。いい色です。

この後夕食の時にハルが「お!テーブルすべすべだ。」と気づいてくれました。

メンテナンスは心地よく使っていくために必要だとはわかっていても、しなくても使えているし、と始めるまでが面倒に感じることもあります。でも、「あ~、やっぱり違うわ。前より気持ちがいいわ。」と実感できるとまたそれが味わいたくなって続けられますよね。興味のある方で、オイル塗装のテーブルやデスクをお使いの方はぜひ試してみてくださいね。