籐を張ったナラ材の下駄箱とテレビボード
2022.04.08
コロナウイルスによる資材の不足や納期の遅延などは私たちの周りでも少しずつみられるようになってしまいました。
1月にキッチンを設置したOさんの現場を施工している榎田工務店さんのところもその影響で予定が少しずれこんでしまっていましたが、ようやくもうすぐお引渡を迎えられそうということで、現場がきれいになったタイミングに合わせてテレビボードと下駄箱の設置に伺ってきました。
下駄箱には、最近よく見かける籐(ラタン)を張って通気を良くしましょう、ということで初の試み。
よく見かける納まりは籐を正面から張って丸芯で押さえる形ですが、今回はもっとオーソドックスな形として、裏面に籐を張って押縁で押さえる納まりにしています。
引き戸ですので、その方が戸と戸のクリアランスが調整しやすいところでもありましたので。
テレビボードも下駄箱の印象とキッチンの隣に並ぶということで、その二つの印象を混ぜ合わせたような少し懐かしい形で。
今回の取り付けは、ヒロセ君とタケイシさん。
以前の職場でも、同じようにタケイシさんはヒロセ君の手元で仕事をしていたということで、入社して1週間で現場に連れていかれてしまった・・。
彼女自身とても淡々と丁寧に作業するので(すばらしい)、ヒロセ君曰く、「僕がここに初めて来た時よりもスムーズに動けてましたよ。」とのこと。
これは頼もしいですね。
そして、肝心の設置は、「微調整になかなか時間が掛かりました。」と少し苦笑いをしていたヒロセ君でしたが、2台ともきれいに納まったようでひと安心。
と思ったところで榎田さんから電話が・・。
「イマイさん、ワゴンがピッタリすぎて引き出せないのよ。ってOさんに言われてしまいまして・・。」
たしかに。Oさんは80さんになるおばあちゃん。とても元気でここでお一人で暮らすのだそうですが、たしかに隙間に手を入れて、引き出すほどの力加減は難しいですね・・。
ワゴンにちょっと手を加えさせて頂くことにしまして、ひとまず今日は終わり。
すみません、次回ですべて完了いたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。