ナラ板目のコンロ側キッチンとダイニング壁面収納

L型につながるナラ板目のキッチンとダイニング収納

2022.04.15

13日と14日の2日間で、ノガミ君とワタナベ君で施工してきてくれたHさんのキッチンと壁面収納。

ちょうどコーナー部分にパイプスペースが来る納まりなので、コンロ右横に張るキッチンパネルと壁面収納との取り合いが難しいのでした。

その打ち合わせの時にはHさんの奥様もいらしてくださっていて、「話が高度すぎるのでお任せします(笑)」とおっしゃっていたくらい分かりづらい部分なのですが、監督のHさんの提案で、キッチンパネルのエンドにつくアルミの見切りを独特の使い方(と言っても形自体はありふれたフラットバーなのですが、ここでは特別な用途でつかわれるのです)で取り付けるようにして、そのおかげで窓枠やドア枠ピッタリでキッチンや収納を設置することができたりと、こういう地味なところが、後々きれいに見えるものなのです。

そこもうまくクリアして、レンジフードの給気用幕板の設置もうまくいって、今回の施工はここまで。

次回は連休明けにこの収納の残りの作業と、アイランドカウンターを設置するのです。

キッチン作りって、工務店さんの協力なしには実現できないものですから、いかにきれいに納められるかという段取りをしておけるかどうかで仕上がりも決まってくると思っています。事前に「このような仕上がりにするにはどのような問題が起きるか、それをどのように対処するか」また、「別の問題は何が考えられるか、それをどのように対処するか」こういうことを事前にお話ししておける関係というのはとても心地よく仕事が進む要素でとても大切なことです。

私たちの場合は特にキッチンを実際に使う皆さんからご依頼を頂くことが多いので、毎回違う工務店さんにご協力を頂いて完成を目指すのですが、今まで施工した現場の中には、一度も監督さんにお会いできない現場もありました。そういう時はやはり不安も大きく、現場自体も納期や作業状況が不安定なところもありました。それでもきれいに納めることに努めるのですが、事前の段取りにきちんと時間を掛けてくださるところほど不安なくのびのびと仕事ができるように思えます。

このキッチンものびのびとした仕上がりになってくれるでしょうから、完成が楽しみです。