ステンレストップとオフホワイトのアイランドキッチン

ステンレスバイブレーションとオフホワイトのアイランドキッチン

2022.06.25

ステンレストップとオフホワイトのアイランドキッチン
ステンレストップとオフホワイトのアイランドキッチン

「キッチンの背面収納をやっぱりイマイさんにお願いしたいと思って・・。」とAさんからお声掛け頂きました。

キッチンを設置してから半年、どんなふうに使ってくださっているかなって、最近大田区にお住いの皆さんからお声掛け頂くことが多くて、近くを通るたびにAさんのキッチン、気になっていたのでした。

あの時は、市販のもの、もしくは工務店さんにお願いしようかというお話をされていたのですが、こうしてあらためてお声掛け頂けるなんてうれしいことです。

で、さっそくお邪魔してまいりました。

このキッチン、白く見えるのですが、ホワイトよりも少しトーンを抑えた(と言うのでしょうか)オフホワイトから少しグレイジュ掛かった色をしているのです。だから、この空間に在っても際立つことなく控えめにきれいなのです。

なので、「主人が洗濯物干しをぶつけてしまって・・。」と、家具の件と一緒に相談頂いていたところの部分補修をしてみたのですが、このグレイジュの補修カラーが特殊でしてもう残っていなかったので、白いパテを入れるだけになりましたがそれでも凹んだままよりはとても良い印象に戻りましたので、まずはしばらくこのまま使って頂くことに。

そして、収納をどうしようか・・、と悩ましいところです。

このAさんの間取り上、キッチンの奥も手前もあまりスペースが取れないのです。それでも奥様はキッチンの背面に小さな収納がある空間を憧れていて、またお鍋やフライパンなどを仮置きできる場所を希望していたのでした。

その話始めの時に、「ちょっと洗濯物片づけちゃおうかと・・。」と階下にいらしてくださったご主人に「あなたの意見が大事なんだから一緒に考えて。」と奥様の言葉で、ご主人も一緒に打ち合わせに参加して下さることに。

この時間がとても楽しくて、奥様の収納を作りたい気持ちと、収納を作ると狭くなっちゃうから、作る場所を変えたほうが良いよ、というご主人の気持ちの重なり合いがとても優しくて、意見がまったく分かれているのに終始楽しそうにしていらっしゃる様子を見て、すてきなご家族なのだろうなあと、うらやましくなるくらい。

結局お話はまとまらなかったのですが、いろいろな形に気づくことができたのは、とても良い打ち合わせだったと思います。私自身はキッチンの様子が見られてそれだけで満足。

汗をかきながらやって来た甲斐がありました。

私自身実用的な方向に形を考えてしまうことが多いのですが、奥様の空間を大事にする形もとても魅力になりそうです。ご家族皆さんが何を大事にして暮らしてゆきたいか。それが一番のポイントですね。

またご意見がまとまりましたらお声掛け頂けるのを楽しみにしています。