シナとステンレスのコの字のキッチン
2022.08.31
緑豊かな丘陵地帯の中腹にご新居を建てているSさんのところにキッチンの設置に伺ってきました。
施工は加賀妻工務店さん。我が家の建築の時には和室の天井の板張りを素晴らしいスピードで仕上げてくださった岡野さんが棟梁ということでうれしくなりますね。
心配していた雨もすっかり上がって、搬入も無事に完了。レンジフードの位置や窓枠の位置も予定通りに納まりそうということが分かって、秋に控えている複雑な納まりの家具たちをまとめないといけないので、あとは制作を担当したヒロセ君と今回はサポートのノガミ君にお任せして。
途中でSさんもいらしてくださって、キッチンの様子を見てきてくださったのだそうですがお会いできなくて残念。
日が傾く前にはほぼ設置は完了したのですが、実はシナの無垢を使って天板を作った部分があるのですが、塗装してみたら材木屋さんが桟積みしていた当時の木っ端の跡が浮いてきてしまって、まだら模様がくっきり表れてきてしまったのでした。そうか、こういうこともあるのだなあとあらためて材木屋さんと相談して、少し厚めの材を使って新たに作ることに。今からだとスケジュールが慌ただしいので、まずはこの天板で納品して後日差し替えさせて頂く予定。
そのあとにSさんがオイル塗装を施してすべて完了の予定です。写真だと色がちぐはぐに見えるのですが、必要箇所だけ塗装をしているので、すべての塗装が終わるとシナのしっとりした表情になるのです。楽しみですね、Sさん。