かたちを探して
2022.11.27
温故知新なんていうと聞こえは良いですが、要は良いものを真似させてもらっているのです。それが突き詰めていくと自分の形へとつなげていけたらよいなと思うのですが、それってなかなか自分には分かりづらくて、もうちょっとかな、あと少しかなって言うのがずっと続いていくのです。
この照明にしてもそう。ルイスポールセンのパークフースという照明がとても美しくてこれを木製で実現したいと思った時にシェーカーのオーバルボックスをモチーフにして作ったことがきっかけです。今から8年前の話ですね。このデザインのリング部分が四角い形で作ったのは今から15年前。もうずいぶん前にことです。
先日、シナで作った食器棚などを納品したEさんから追加でご依頼頂いているお父様の為のデスクのある収納棚には、Eさんも大好き、私も大好きな好文さんの取っ手のイメージして形を作らせて頂きました。実際にどのような開け心地になるのか楽しみなのです。