ブラックチェリーのキッチン対面カウンター
2022.12.19
今朝は世田谷のEさんのところにキッチンカウンターの設置工事に出かけておりました。
と言っても、ショールームを開ける日でしたので、階段から搬入が難しい部材をバルコニーから荷揚げする手伝いをして、あとは制作を担当したヒロセ君と、今回はサポートのノガミ君と打ち合わせをしたらひと足先に戻らせてもらって。
システムキッチンの印象を変えたいとお考えの方々は少なからずいらっしゃるようで、Eさんもやはりキッチンの周りを温かみのあるチェリーで囲いたいというご要望なのでした。
で、今回はこの天然石に天板に合わせてチェリーのカウンターを加工しております。天然石の木口はすべてC4ミリで面取りされていて、さらに角は7アールくらいの丸みがついていてそれをいかにチェリーの天板と自然につながっているかを見せるところにひと手間を置いております。なるべくチェリーのカウンターを石に被せるようにして、石の面取りが目立たないようにしたのです。ヒロセ君の細工が丁寧でしたので、とてもきれいに納まっております。カウンターと一緒にキッチンのバックパネル部分、サイドパネル部分もチェリーで作り、そのまま折りかえってキッチンの袖壁もチェリーで化粧をすると、木のキッチンに変身するのでした。
いずれは背面の収納(食器棚)の表面材もチェリーに変えたいということで、そうなるとまとまりが生まれて面白そうです。お声掛け頂ける時を楽しみにしているのです。
このカウンターに合わせて試作したスツールは、「すごく美しくて素敵なのですが、予算が厳しくて・・」ということで残念ながら置かせて頂けることは実現しませんでしたが、このカウンターと宙吊りにしたオープン棚が設置されただけで十分魅力的な場所に変わりましたね。
もう少しして、チェリーの色がついてきた頃にあらためて拝見させて頂けたらなあ、なんて思っているのです。
Eさん、ありがとうございました。