ケーススタディ:家具屋の自宅
2023.01.21
昨日の午後は新年会でした。
ダイスケさんが「みんなにうちに来てもらいたいな。」としばらくずっと言っていたので、では新年会もかねて、みんなで我が家でご飯をたべようかという話になりました。
キッチンや家具は約4年前に主にノガミ君が担当して作ってくれたもので、取り付け時にはワタナベ君も参加してくれて、(ほかのスタッフはすっかりうちから出ていってしまいましたね。)暮らし始めて約半年後のオープンハウスにはノガミ君も応援に来てくれたのですが、そういえば、それ以降は実際に使っている様子をスタッフのみんなに見てもらう機会はなかったのでした。
張り切って前日から準備に取り掛かったメニューは、煮豚、餃子、シュウマイと蒸し野菜、漬けマグロ、鯛の昆布じめ胡椒、ポテトサラダ、煮卵、トマトのマリネでした。みんなおいしいと言ってよく食べてくれたのでよかったです。
お酒を飲みながら、「えー、そうだったの!」と聞かせてもらえるエピソードの数々は裏話のようで面白く、普段忙しくてなかなかゆっくりお話聞く時間もないので新鮮でした。
時々真面目にこれから私たちはどういう風にやっていけばいいのかのお話もちゃんとしました。
楽しくって、暗くなってしまいましたが、せっかく来てもらったので、作ってもらったキッチンや家具たちの現在の姿を確認してもらいました。
「ここってどうやって加工したのですか?」
「鏡板は何ミリのもの使ったんでしたっけ。」
「框にしたけど膨らんで擦っちゃって鉋かけたけど2年くらいしたら落ち着いたかな。」
「このサイズだと角のみが入らなかったので、ドミノを使うことにしたんです。」
「こんなに薄いのに留めが開かずにきれいなままですね、作った時ちょっと怖かったんですけど。シナって動きづらいんですかね。」
などなど、キッチンや家具を一つ一つ見ながらみんなで意見交換できたのでした。
「図面通り作った家具の使ってる様子をこうしてじっくり見られる機会はないですから。よかったです。」とノガミ君。
我が家を建てるとき、ショールームのキッチンはあくまで展示用で使えることは使えても毎日使っているわけではないので、できれば自宅のキッチンは、木のキッチンを使っている様子とその経年変化を見せられたらいいよねという自分たちの思いは自分たちで使う心地良さのほかにお客様にその様子を見てもらいたいという要素が強かったのです。
でも昨日みんなに見てもらっていて気づきました。制作スタッフのみんなにとっても、自分たちが作ったものを実際に使っている様子を見ることができる場所なのだなあと。
「そうだった、そうだった。ここはケーススタディの場でもあるんだ。」と改めて気づくことができました。
みんなで加工の仕方など作り方を振り返れて、これからのキッチンや家具作りに活かしていけることでしょう。
よい新年会だったのでした。