タモ柾とコーリアンのL型キッチン
2023.03.16
「一級建築士事務所 すずき」の鈴木さんと山村さんからのご依頼で作らせて頂いたL型のキッチン。かなり築年数の立つお宅に設置するということで、けっこうね、ドキドキしていたのです。
壁の立ち具合や壁の矩は出ているのか、そのあたりを踏まえて採寸したわけですが、解体前の古いキッチンがついた状態での実測というのはいつもの通りでなかなか難しく、見えない寸法なども出てくるのです。
そのあたりを加味して、現場できれいに納まるような逃げを見ておいたのですが、それでも大変だったわけです。ノガミ君とヒロセ君が頭を悩ませながら、こうしてきれいに納めてくれました。内装はいつものようにkotiの伊藤さんにお願いしたので、阿吽の呼吸できれいに納まったのでした。
今日は、ご挨拶とひとつ相談されてしまった吊戸棚のコーナー部分の扉の蝶番を交換しにやってきました。
うっかり、普通の105度開きの蝶番でヒロセ君に指示してしまったのですが、実際に開いてみると角度が浅くて、中のものが取り出しにくいのでした。
そこで、150度開きの蝶番に交換させて頂き、これですべて完了となりました。
お施主様が老後の暮らしを楽しまれている様子がよく分かり、お二人でキッチンに立つのだということで、お二人ともとてもうれしそうにいろいろとお話をしてくださいました。
そして、「ヒロセさんにはとても使いやすくてありがとう。そして、キッチンで過ごす時間がとても楽しくなりました。」とお伝え頂けますか。と、言づてを頂きました。
春の日差しのようにうれしいのでした。