好きな絵がある:家具屋の自宅
2023.05.20
こどもの日にお出かけした鶴川散歩で訪れた畦地梅太郎さんのアトリエで購入した絵を飾りたいね、
飾るならちゃんと額装したいね、という話になり、ちょっと時間がたってしまいましたが、やっと整いまして、飾ることができました。
絵を飾る場所って悩みますよね、どんな壁でも穴が開いてしまいますから。
我が家はペンキのぬり壁です。「穴が開いてもパテで埋めて塗ればわからなくなるよ。」といいますが、面倒ですよね。できれば、それはしたくないので、一度飾ったら動かさないくらいの覚悟で場所を決めました。
キッチンのシンクに立つと見える壁です。
個人的に一番面倒だなと思う家事は洗濯物をたたむことなのですが 、二番目が食器洗いです。
ありがたいことに、数年前から洗濯物をたたむのは次女チイがやってくれています。
きっと、私が嫌いな家事だと言ったことと、うとうとしながら夜洗濯物をたたむ姿を見たことがショックだったのでしょうね。(笑)とても助かっています。
食器洗いは、ダイスケさんが家にいる時はやってくれています。それでも、全く洗い物がなしにはなりませんので、疲れたな~と思いながらふと壁を見ると、何とも言えないユーモラスな絵が目に入り、
くすっと笑えて、「なんだかな。」と思えて気分転換できるので、私にとっては最適な場所だと思っています。
額縁の樹種はケヤキです。昔作ったものが会社に置いてありまして、それを磨き直すと鮮やかな木目が現れました。額縁も無垢材でオイル仕上げのものだと、磨き直しができるのでいいですよね。
額をきれいにするなら、他の絵の額装も変えたい、ということで見直しました。
ダイスケさんが大好きな、熊谷守一さんの「キビ畑」の絵(1枚目の写真)は、ラワン材を濃いオイルで塗ったもの。額が太めなデザインが合っていますね。
場所は、二階に上がったスペースの突き当りの壁です。この壁の下にある壁面収納の上がダイスケさんの仕事の準備をする場所になっていまして、好きな絵を見ながら明日に備えられるのは、ちょっと気持ちが和むようです。
ちなみに夜はこんな風に見えます。心が落ち着く静かな印象ですね。
武相荘で見た白洲次郎さんの書斎にも、大きな熊谷さんの絵が飾られてありましたね。
そして、結婚当初から我が家を見守り続けてくれている絵があります。
知り合って20年以上になる古知屋恵子さんの版画です。作品名は「放浪のうた」。
我が家はどちらかというと猫派なのですが、この絵の雰囲気がお気に入りで、結婚して、「すてきな絵に出会ったら家に飾りたいね。」と話していた頃に出会いました。
階段の壁に飾っています。
リビングに面しているので、目に入ると寛ぐ気持ちが深まる気がしています。
以前の住まいのマンションの頃からもう20年以上一緒に暮らしているのかと思うとなんだか感慨深いものがあります。
飾る絵も暮らしの一部なのだなと思います。
これからもきっと様々な出会いがあるのでしょう。
小さい家ですので、壁が足りないのではという不安もありますが、楽しみなのです。