チェリーのサイドボード
2023.05.23
ヒロセ君が制作を進めている4台のチェリーのサイドボードが間もなく完成になります。
しっかりと美しい形になりました。
あとは時間を掛けて色づいたら完成というところでしょうか。チェリーにしてもほかの木にしても色づいていくのを楽しみながら使うというのは家具を使うことのおもしろさですね。
「手触りのいい(動作の心地良さも含めて)形」や「きれいに面取りされた、美しいおさまり」がある形だけで十分なのです、という私たちにとっては当たりまえに思える言葉を新鮮味を持って教えてくださったお便りを以前にとあるお客様から頂いたことがありました。
そういう何気ない良さがきちんと表現できていれば、それをしっかり受け止めてくださる方々がいらっしゃるのだ、と勉強になったのです。
このWさんの家具もこうして写真で見るとなにげない形にまとまったように見えるのですが、その質感を見て触っているとふとその言葉を思い出したのでした。