ナラのキッチンカウンター
2023.06.05
Oさんからご相談頂いていたキッチンカウンターを日曜日に納品してきたのでした。
制作を担当したのはタケイシさん。彼女なりにいろいろと悩みながらもこうしてきれいな形を作れるようになりましたね。
「Oさんがドウダンツツジを飾るこの場所ができるのがとても楽しみだったのです、とおっしゃってくださいました。」とうれしそうに報告してくれました。
1年ちょっと前までは訓練校生だったわけですから、その以前に少し経験があったとはいえ、1年ちょっとでこうしてきちんと家具を作ることができる人になれるというのはすごいことだと思うわけです。
ずっと昔に工房に来られた方が、「家具って板を切って組んでいくだけじゃないのですね。」とおっしゃっていました。
そうなのです。板を作る準備から始めるのが家具作り。それこそ何もないところからこうして一つの形になっていくのですから、私たちは見慣れた作業に見えても、初めて見る人にとっては魔法のように思えることもある。素敵なことじゃないですか。
Oさんは、以前にキッチンを作らせて頂いた「心地よさがひとめで分かりました。」のKさんのお友達ということでご紹介下さったのでした。
Oさんがリノベーションして住まわれるマンション、実はこのKさんのお住まいのすぐ近くで、またすぐそ場のマンションにお住いのYさんの食器棚を作らせて頂いた時に、よく目に留まって、とても雰囲気のあるマンションのファサードが気になっていたのです。
こうして入らせてもらうとやはりとても雰囲気のある心地良いところでした。
最近は、鎌倉や大磯、茅ケ崎などこの湘南のそこかしこからお声掛け頂くことが多く、今日も鎌倉にご新居を建てるというSさんがなかなか難しそうなキッチンのご相談にいらっしゃいました。
心地良いのですよね、暮らしやすいのですよね。