椅子の脚を切る

2023.06.22

この題名だけを見るとマイナスなイメージがありますが、喜ばしいことなのです。
お子さんの体が大きく成長されたということなのですから。

写真奥の水玉模様の座面の椅子は同じ形のショールームの椅子で、
手前の椅子がKさんのお孫さんの為にと以前オーダーいただいたものをお預かりしたものです。

(制作当時の記事を探したのですが…。Kさん、見つからずすみません。)
足置きを外して埋め木をして、足の長さを13cmほど切りました。
なんだか、「僕はもう大人用の椅子になったのさ。」という風にも見えますね。
これからもお子さんの食卓での時間を支えてあげてね。

足置きに使っていた部材は、Rがありデザイン的にもきれいで、後ろ側は平面が出ているので、きれいに拭いてから壁につけて、花瓶や鉢の台にしても良いと思います。

椅子は安価でデザインも豊富に売られているものも多く、その時々でサイズを替えて買い替えることもできると思うのですが、「毎日一緒に暮らしてきた。」という年月をいとおしく感じるものもありますよね。

それが、時計だったり、カバンだったり、洋服だったり、食器だったり、家具だったり、

人それぞれで面白いなと思います。ただ、長く使うためにはメンテナンスが必要で、それには費用が必要です。それが難しくて断念してしまうこともあると思います。難しいですよね。

そんな中、今回このように声をかけていただき、これからもお使いいただけるなんて。Kさん、ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。