籐の扉の玄関収納
2023.08.07
先日ショールーム入り口の下駄箱入れの交換をしました。
当初の、ナラ材柾目のものは奥行き浅めのものでしたので、大きいスリッパやサンダルを入れても余裕のある中の奥行き31cmのものに交換することにしました。
中身を出して、取り外して、位置を出し、
天板を取り付けます。
天板はタモ材板目のもの。実は、以前お客様から、「表情が好みではない。」ということで、倉庫で出番を待っていた板なのです。ここでお見本としてやっていくことになりました。これからここでよろしくね。
中は掃除がしやすいように化粧板を使っています。色は締まって見えるように淡いグレーにしたのですが、汚れも目立ちにくいですし、よかったと思います。
籐のシートは水に浸しておいて、柔らかくしてから加工していくそうです。
この時点でもうすでに涼やかですね。このシートは四ツ目編みという種類のものだそうです。
続いて、籐の扉がついていきますよ。
工房で籐担当になっているワタナベ君。
今回のデザインは、表面に丸芯を回しているもの。留め加工のものは(画像検索をする限りですが)あまり見ないので、興味のある方はぜひ見にいらしてください。きれいですよ。
扉の蝶番を取り付けるタケイシさん。
インパクトを使いこなしてて、かっこいいですね。(個人的にドライバーを使っている人の正逆転の切り替えをしているところが好きです。)
一枚目の扉をつけるヒロセ君。
「今度平日休みいただいてもいいですか。子どもが夏休みで帰ってくるので、空港に迎えに行きたくて。」
全ての扉がついて、最終調整するワタナベ君。
「籐の家具って、韓国の家具に多いらしいですよ。日本より寒い国のイメージあるんですけど、なんで籐の家具が特徴なんですかね。」
と、お話ししながらの作業。いいですね、夏休みですね。
扉を付ける作業の後は片付けるだけですから、みんなリラックスしてくるのでしょう。
前職で手術室にいた時も、閉創の時は、先生もお話したりしていたなと思い出しました。
籐の家具で気になるのは、中身の見え具合だと思います。
白く光が反射をするものを入れれば目立つかもしれませんが、それ以外では、よほど強い光が当たらなければあまり目立つことはないと思います。
こうしてみんなで取り付けた籐の扉の玄関収納。興味のある方はぜひ見にいらしてくださいね。