ナラホワイトオイルの棚板とメラスクープ扉を使った壁面飾り棚
2023.12.01
猫と建築社さんからのご依頼で、再び猫と暮らすための家具を作らせて頂きました。
と言っても、クライアントのIさんは猫との暮らしはこれからということで、来たる日に備えてこの壁面のイメージを大きく変えてしまったのでした。
今回はリノベーションの中のひとつとしての家具工事。もともとあった躯体の小梁を隠すように大工さんが壁を造作して、その木工事が終わるタイミングで、一度作業に入らせてもらって特注した棚受けを取り付けまして、そのあとにクロス屋さんが入って、そして私たちが家具を設置する、という流れで無事に工事完了。
ナラ材を使ってホワイトオイルを拭きとる仕上げの塗装だったので、どのような印象になるかと思ったのですが、とても良い色合いでまとまりました。
白い扉の部分は今回は塗装仕上げではなく、アイカ工業のメラスクープ扉で表面材にはとてもマットな仕上がりになるカラーフィットシリーズのものを使っています。
出来上がってしまうとシンプルですが、壁から飛び出る棚板を壁内に埋め込まない収まりでどのように強度を持たせるかがなかなか悩みどころでした。制作を担当したヒロセ君は計算好きですので、こういう納まりが好きそうです。
最後の写真は猫と建築社さんのスケールモデル。おんなじ形だ。