ものごとのみかた
2024.01.08
年末年始の休みの間に1日だけ山に出かけてきました。
アキコと「緑あふれるところに行きたいなあ。」と秋頃からずっと考えていまして、以前に渋沢の山のふもとを歩いた感じが心地よかったのを思い出して、では1日ハイキングに出かけましょう、と選んだ場所は、念仏山と高取山を巡るコース。
秦野観光協会で紹介しているページにさらっと書かれていたので、スニーカーでも大丈夫じゃないかな・・、なんて思っていたのですが、「それはだめよ。」とアキコが譲らなかったのは正解。息を切らせての軽登山の様相でした。
まるで冷蔵庫の中のような寒さの高取山の山頂に到着すると、「何だかね、分かったの。」とアキコ。
「何がだい?」
「高いところに来るほど遠くまできちんと見えるっていうことが。」
それはそうだろうね。
そのままゴルフ場の横を通って、ふるさと公園で今晩使う大根を背負ったアキコとレモンとサツマイモを背負った私は再び秦野駅まで向かって14キロのハイキングでした。
さっきアキコが言っていたことってなんだろうね・・、と道すがら考えていたのです。帰宅してからアキコとその話になった時に、言葉にすると当たり前なのだけれど、高いところに登らなくても遠くの街の景色や様子って簡単に思い描くことができるようになってしまっているけれども、やっぱり実際に登ってきちんと自分の目で見えることとは感じかたが大きく違うんだよね、って思えたのです。
うわべだけで話してしまう、というと大げさですが、きちんと自分たちで感じたことを自分たちでうまく伝えることができないといけないのだよね、と今日が教えてくれたのでしょう。