窓の前に障子を張る:家具屋の自宅
2024.01.14
暮らし始めて5年目の我が家。このお正月に変えた部分がありました。
玄関からすぐの場所にある、飾り棚というのか洞床というのか、という場所。
器やお花を飾ったり、リビングより涼しいので果物を置いたりして活用しているお気に入りの場所です。
住宅街の旗竿地にある我が家。北側はお隣さんが近いので窓はほとんど設けていないのですが、
お家づくり当時、設計士の福原さんからは、「お隣さんの家の壁が近くても明かりは入るし、ここは窓にしておいて、あとから気になるようなら、何かでふさぐこともできるし。」という話だったと思います。
ここは、防火のために、窓にしたとしても網入り型板ガラスを使う必要がある場所でした。
人が通るとしてもお隣さんしか通れない場所ですし、このままでもよかったのかもしれないのですが、このガラスが目に入る光景に私が慣れなかったのだと思います。
ダイスケさんにお願いして障子の建具を取り付けてもらうことにしました。
(2年くらい言い続けてこのタイミングで叶えてもらうことができました。自分で作れないので、催促することもできないですし、難しいですね。笑)
障子のデザインも色々あるので、ふたりで色々見て決めました。
「和風は好きだけど、純和風ではなくて。長方形よりも、正方形の印象が残るような。かわいくなりすぎないで、シンプルに。」と話していて、あとは、ある材料から作りやすい形に、ということになりました。
窓の前に壁が二つある洞床のようになっている場所ですから、取付当日ダイスケさんは、
「壁が膨らんでるよ。入らなかったらどうしよう。」
「手前の下がり壁が袖壁と同じくらい奥まってたら入らないな。」とか、ぶつぶつぶつぶつ言いながら作業をしてくれました。きっちり納まってありがたいですね。
ここの窓は開け閉めする窓ではないですし、障子を付けてよかったと感じる点は、暗くなって家の中の明かりをつけた時に、今まで窓に光が抜けていたのが、障子に光が映るので、前よりその場が明るく感じることです。
寒い時期なので、防寒効果もあるのかなと思いましたが、普通の障子紙なので、その差はあまり感じませんでした。
ここに結露が発生したことはないのですが、障子を付けることでちょっと心配になります。様子を様子を見ていきたいと思います。
そして、夕方、日の入り時間前に、障子やハニカムシェードが青く映るのを見るのが好きなので、その面が増えてうれしいです
窓が一か所障子になっただけと言えばそうなのですが、玄関を通るたびに、「お!障子じゃん!」と思って見てしまいます。(自分でそうしてもらったのですけどね。)
暮らしてみてわかることってたくさんあると思います。今はもう他に気になるところはないと思っていますが、これからの暮らしの中でまたきっと気になる点が出てくるのでしょう。
その都度、ダイスケさんと話し合って、ハルチイにも意見を聞いて、変わることを楽しみながら暮らしていけたらいいなと思います。